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三代勇者   作者: しゅーまい
双子の奇跡編

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123話 悪城決戦 その4

血乱眼……………魔力と相手の動きを見切ることができる。

どうしようか……………

ヴィルは剣を構える。

俺も剣を構える。

………………………くる!!

ガキン!!!

シュッ………

かすった……………でも反応できた!


「剣舞・炎 広斬円転!!」


ガキイン!!


「っち!」


「ははっ!!」


グシャ!


「く…………」


知らないうちに斬られてた…………流石に強い………

簡単な技じゃだめだ……………


「剣舞・けつ 血斬流ちざんりゅう


「!!!」


ヴィルも剣舞を使えたのか…………

ブシャッ!!!!


「!?」


自分の心臓を突き刺した………?

なにがしたいんだ?

するとヴィルは血まみれの剣を振り下ろす。


「!!!」


飛び散った血が針になり、こっちに向かってきた。


「剣舞・炎 炎乱えんらん!」


剣を振り回すが…………

俺が振り下ろした剣が血の針に当たった。

だが、その針は弾けずに本当の液体のように簡単に2つに分かれた。

するとその分かれた血が今度は斬撃の形になって向かってくる。

俺はその斬撃も切り刻んでいく。

いくら切り刻んでも永遠にこっちに向かってくる。


「永久機関を完成させるなぁ!!!!」


「ハハハハハ!!!」


くそ…………剣舞でもなんでもないだろ。


ちょっと食らってみるか?

もしかしたら攻撃力ないのかも……………

俺は一滴の血に当たってみた。


「痛っ!」


斬……撃?

指に食らってみたが、貫通していた。

い、いつ終わるんだよ…………く……!


自炎焼じえんしょう!」


強魔剣の炎を利用して自分の周りを強く燃やさせた。

ブオオオオオオオオオ!!!!


「よし」


流石に血は消えた。


「へぇー、やっぱ宝魚ってやるね。」


「ふっ、まぁな」


とは言っても流石にまだ向こうは手加減している。

いま、両者が本気でかかったら間違いなく俺が負ける。

向こうが手加減しているうちに倒さなければ。

一撃必殺の技。

一番に思い浮かべるのはあの弓矢だ。

恐らく、感情を爆発させるのが条件。

大師匠がヴィルをボロボロにしたが、今無傷でここにいる。

この短期間で完治するわけがない。

さっきから薄々感じていたが、ヴィルは魔物だ。

だから自分で自分を突き刺した。


「「………………………」」


治癒固有魔法はだめだ。

いや…………ここで使うのもありか……?反律連合のリーダーを倒すためなら治癒固有魔法を発動させてもいいんじゃ………?

って…………んん!?

そういえば俺って治癒固有魔法もうすでに3回使ってないか!?

えーっと………………血契牙団ブルートファング戦で1回、ウトリウル戦で1回、氷の宮殿で1回…………………ま、マジかよ!!!!!

そういえば血契牙団ブルートファング戦で治癒固有魔法発動したことみんなに言ってないんだ!

魔王戦で1回使うとしたら…………………あと1回……………ここで使っていいのか……………?

い、いや、やめたほうがいい。

せめて解放魔法だ。

長期戦は避けたい。

ならばもうとどめを刺せばいい!!!


「エーデルシュタイン ベフライング!」


「え?まじ?宝魚、解放魔法うっちゃうの?」


解放魔法なんて初めてだよ。

一体どんな攻撃ができるのか……………正直楽しみだ。

だが、解放魔法はちょっとリスクが大きい。

ここで仕留めきれなければ死。

そう思っていたほうがいい。


「くらえええええぇぇぇぇぇぇ!!!!!!!!!!!!!」


俺は思いっきり魔力を放った。

すると、突然ヴィルを中心とした球体が出現した。

恐らくその球体の中にヴィルが入っている。

いや、絶対入っている。

なぜなら、俺には見えるからだ。

球体の中身が。

不思議だ。

球体が透けてみえる。

ヴィルは球体の中でフラフラしている。


「な………なにこれ………前後左右がわからない…………」


へぇー、なんだそれ。

不思議だな。

一体どんな素材なんだろ?

っていうか解放魔法なのに地味だな。

と、思った瞬間、

バアアアアアアアアアアアアアン!!!!!!!!!!!!!!!


「ふぁっ!?」


心臓が止まるかと思った。

爆音が鳴り響き、宝石の球体がバッキバキになっていた。

え?もしかしてヴィルに破られた?

いやちがう、ヴィルは倒れている。

するとヴィルは立ち上がった。

だが、まだフラフラしている。


「目が……………クラクラする…………体中が痛い………」


なるほど、さっきの球体に閉じ込めて目を混乱させて、自爆するのか。

ん?じゃあまだなにかあるのか?

すると、体から特大の魔力が放出される感覚になる。

それと同時に球体の破片が俺の周りに集まった。

その破片は塊になり、20mくらいの巨大な宝石になった。


「これは…………最後は派手でしめようぜってことか!!!よっしゃ!!!!!!くらえぇぇぇぇ!!!!!!!」


バアアアアアアアアアアアアアアアアン!!!!!!!!!!!!

巨大な宝石はヴィルに直撃した。

流石にこれで………


「ハハハハハ!!!!ハハハハハ!!!」


「なん……だと……」


ヴィルが立っている。

ほとんど無傷だと?

服が汚れているだけだ。


「やっぱすごいね。宝魚って。」


いやいや、お前の方が何倍もすごいんですけど………………


「宝魚と会えたし、もういいや、またねー!!」


「ちょ、おい!!まて!!」


俺は魔法陣に入ろうとするヴィルを追いかけようとしたが、解放魔法の反動で上手く体が動かなかった…………………


―――――――――――――――――――――――――――――


「は!?」


悪城にいたはずが、私は海の底にいた。

でも、なぜか息ができるし、水圧も感じない。

浮力があるだけ。

一体なんだ………………

分断作戦……?

いやいやいや、なんで海なんだよ!!

しかもなんで人間が生きれる環境……?

多分、皆もどこかにワープさせられたんだ。

それで私は海…………………


「君がノエルか………」


低い声が聞こえた。

声が聞こえた方を見ると上半身は男、下半身は魚の半魚人がいた。


「私は正々堂々戦うタイプだ。君が戦いやすいように海をいじっておいた」


クールの応える。

そういえば今気づいたけど目に水が入ったりしないな……………地上より奥がぼやけたりするけど、元々私は目がいいし。

息ができるし水圧も感じないのはこの半魚人のおかげってこと?


「あなた、名前は?」


「私はシレーヌだ。」


シレーヌ……………人魚……?いやいや、マーマンなんだけど、こいつ。

男だし。


「バデン様に君を殺すように言われている。悪いが死んでもらう。」


バッ!!


「!!!」


気づけばシレーヌは泡を残して消えていた。

ドッ……!!


「ぐはっ………」


ゆっくり吹っ飛ばされた。

背中に尻尾が当たったんだ……………

でも浮力が働いてるから地面にたたきつけられるとかはない。


「もっと集中したまえ」


またシレーヌは消えた。


「!!」


後ろ!!

私は剣を抜き、後ろに振り下ろしたが、威力が出ずに、剣が吹っ飛ばされた。


「あ!」


すぐさま剣を取り返したが………………これじゃあまりにも不良だ。

また後ろ!!


「シュネーシュトルム!!」


ドッ…!!

地上より威力が落ちてるが、しっかりと攻撃は防げた。

剣じゃなくて魔法中心で戦ったほうがいい。


「ふむ………ならこれをうけてみよ!」


シレーヌは真っ直ぐ突っ込んできて爪を振り下ろしてきた。

これは剣で防いだ。

攻撃を防ぐくらいならこの環境の剣でもできる。


「くらえ…………!」


シレーヌは体を激しく回転させた。

なにがくるの………?

気づけば視点が反対になっていた。


「………え?」


ドッ……!!


「がはっ…………」


今の………水流なの?水流で私の体を動かしたの………?

視点を逆さまにしたところを攻撃。

マーマンでもバトルIQはそこそこあるのね。

でも攻撃方法は結構単純。

すぐに対処できる。

よし、いける!!絶対倒す!!

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