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三代勇者   作者: しゅーまい
双子の奇跡編

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122話 悪城決戦 その3

「本気……………ねぇ?そうだな……………」


ロワンが拳を前に突き出す。


「アンフェルフラム オブジェクト!」


「「……………………」」


!?攻撃がこない!?


「ヴァイト」


ドオオオオオオオオオ!!!!!


「ぐはっ…………」


く………くそ………後隙で技が撃てなかったむし…………


「ふはははは!!最初のパンチは魔法を唱えてなかったろう?ちゃんと考えろよ!ヴァイト!」


「アンフェルフラム オブジェクト!」


ガアン!!


「ヴァイト!!」


「アンフェルフラム オブジェクト!!!!」


「ふっ…………」


ロワンがニヤリと笑った。

まさか………………


「ヴァイト」


ドオオオオオオオオオ!!!!!!!


「ぐはっ…………」


今度は食らった………


「唱えたからって絶対に来るわけじゃないんだよ?」


「ゴホッ………」


く……吐血なんて初めてむし………

こいつ………バトルIQがしっかり高かった…………


「ヴァイト!」


どっちだ!?

あんまり使いたくなかったが、防御魔法を使う。

何も来ない…………


「ヴァイト」


「………………………」


「ヴァイト」


「………………………」


「ヴァイト フィール」


ドドドドドドドドドドドド!!!!!!!!


「むし!?」


今度はきた!まずい…………防御魔法が…………割れる………

バキイイイイイン!!!!


「!!!」


「ヴァイト」


「ぐはぁ!!」


「もうそろそろ限界じゃない?」


「限界……………なんて言葉は…………………僕の頭の教科書に………………ない…………むし…………」


「いや、見るからに限界でしょ。」


「く…………」


「どうする?ねぇ、どうする?」


「どうするもこうするも……………………ないむし」


「フハハハハハハハハハ!!!!!フハハハハハハハハハ!!!!!!」


こんなにダメージを食らったのは初めてむし………………嘲笑いやがって………………許さんむし!!僕の爆炎を……………くらえ……………!!


「アンフェル…………………フラム…………」


だが、出たのは小さな炎だった。


「クハハハハハ!!!!なんだそれ!!ロウソクでも付けようとしてるのか?」


「く………」


もう僕は…………みんなに迷惑…………かけたくないんむし!!!!


「しねむしぃぃぃぃぃぃ!!!!!!!!」


ムッシーは夢中でロワンに向かって突進した。

1歩踏み出した瞬間


「ぐあ……………」


後ろから声がした。

ムッシーは後ろをみた。


「!!!!!!」


そこには真っ二つになったロワンの姿があった。

紫の霧に包まれて消えているから、人間ではない。

まず安心だ。


「一体…………何が起きたんむしか?」


もしや…………僕はえげつないスピードでロワンを切り裂いた………?

あの瞬間、一瞬だけ体に異変を感じたような………………


「気のせい…………むしかね?」


気のせいということにしておこう。

さて……………えーっと?


「どうやって帰るんむしか?」


え?もしかして詰んだむし?


―――――――――――――――――――――――――――――


俺はドワーズヒ。

もうすぐ雷魚一行が悪城にくる。

バデン様の作戦によれば、雷魚一行を分断させて1人1人殺るんだとか。

俺は確か宝魚ってやつを殺すように命じられたんだっけ?

よし………………俺は一応腕には自信があるんでね。

俺が準備運動をしていると………


「こんにちは」


メイドの服を来た美女が後ろに立っていた。


「ん?お嬢ちゃん。この俺になんのようだ?」


「あなた、宝魚って子を知らない?」


「宝魚…………たしか俺が殺すように命じられた…………」


スパッ………


「あっぶね!!」


その美女はいきなり大剣を出現させて振り下ろしてきた。

俺はそれをギリギリでよける。


「お、お前!!さては雷魚一行の味方か!?」


「まぁ、強ち間違ってはない。私はヴィル。」


「ヴィル!?ヴィルってあの反律連合のリーダーの?」


「そうだよ。」


「なんでそんな奴が雷魚一行の味方をするんだ!?」


「うーん…………もう一度宝魚と会いたいから。」


「な………なにを言っているんだ?」


「まぁ、君は詳しく知らなくてもいいよ。死んでもらうね」


そう言ってヴィルはサブ固有魔法、血乱眼けつらんまなこを発動させる。

真っ赤な瞳に怯むドワーズヒ。


「く………指巨大化リーフィンガー!!!」


ドワーズヒは中指を巨大化させて立てた。


「しねっ!!!」


「ハハハ!!!なにそれ!面白いね!中指巨大化させて立たせるとかめちゃくちゃしねっって感じする!」


「冗談だ!!くらえ!!」


ドワーズヒは親指も巨大化させてデコピンを放った。

風圧でヴィルの髪が乱れるが、ヴィルの体は全く動じない。


「もうちょっと君と戦いたかったけど、もう宝魚来そうだし。」


ブシャッ!!!!!!

次の瞬間にはドワーズヒは真っ二つになっていた。

紫の霧に包まれて消えていくドワーズヒをヴィルは眺めて言った。


「あー、やっぱり魔物だったか。まぁ、バデンの弟子っぽかったし…………」


すると、魔法陣が発生した。


「おっ、きたきた。」


―――――――――――――――――――――――――――――


なんだ?

いきなり地面が真っ赤になったぞ?

いや、液体……………え!?もしかして血!?

宝魚は恐る恐る顔を上げる。


「は!?」


「やっほー、宝魚」


宝魚は驚愕した。

なぜなら、ヴィルが目の前にいたのだから。


「ヴィ…………ヴィル?」


「そう、ヴィルだよ。久しぶりだね、宝魚」


ピキピキ………


「え?どうしたの?血管が浮き出てるよ?」


どうしたの?って…………こいつとぼけやがって……………


「お前さ、自分がしたことをを覚えてないのか?」


「え……?私なんかしたっけ?」


バシュン!!!!!


っち、外した。


「なんだよ、いきなり剣を振り下ろしてくるなんて……………もしかして私が裏切ったことに怒ってる?」


「あぁ、大激怒だよ。」


「ハハハハハハハハハハ!!!!!!!!」


「なにを笑ってやがる…………」


「いやぁ…………面白いね。ヴィル!!会いたかったよ…………って抱きついてくるとおもったのに、激おこぷんぷん丸じゃん」


あー、なるほどね。

勘違いしてたか…………それは確かに面白い。

小魚にはヴィルのことを心配している。

と噓をついていたが、実はめちゃくちゃ怒っていた。

ゴリーユ戦前に泣いていたのは、悔し涙だ。

それ以外にも色々。

ムカつきが頂点に達したとき、気づけば涙があふれ出ていた。


「まぁ、とりあえず死ね。剣舞・炎 炎斬一閃」


ガアン!!!

ヴィルの血塗れの大剣で防がれる。

この血塗れの大剣、返り血を浴びたヴィル、地面が血だらけ。

間違いない。


「ヴィル、お前誰か殺したな?」


「正解。宝魚を待ち構えていたバデンの弟子を殺しといたよ。」


「ほーん。それは感謝してやる。」


ここはみた感じ草原だ。

見覚えがある……………なんだろ………忘れた!!!

恐らく、バデンの弟子が待ち構えていたってことは分断作戦ってことだ。

俺は草原にワープさせられた。


「剣舞・炎 削炎焔!」


「ハハハ!!」


ガキィィィン!!!!!!!!!


「は!?」


「ふっ……」


うそだろ?

今の連撃と高火力技を全部はじいたのか!?

そういえば、ヴィル、血乱眼っていうチート能力持ってなかったか?

それ使われたら終わりなんだが………………時間稼ぎをするか。


「おいヴィル!お前が俺達の旅に同行した理由を話せ!」


「そうだなぁ、まぁ宝魚が言うなら教えてあげる。簡単に情報収集だよ。世界を侵略するとなったらいま噂の雷魚一行と戦わなきゃでしょ?」


「俺の彼女になろうとした理由は?」


「うーん…………一番イケメンだから。」


「なに!?小魚の方がイケメンだろ!」


「雷魚は?」


「………………普通…」


「ハハハハハハハハハハ!!!!!!分かる!!雷魚ってイケメンよりの普通だよね。」


「だ、黙れ!!でも雷魚は性格が誰よりもイケメンだ!!」


「ふーん。そーなんだー。」


……………………こいつ絶妙にウザイ………


「エーデルシュタイン リーズヒ!」


「おっと!」


ガキン!!

もちろん大剣で防がれる。


「宝魚、そろそろ本気、出していい?」


ヴィルはそう言って瞳を真っ赤に染めた。

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