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三代勇者   作者: しゅーまい
双子の奇跡編

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121話 悪城決戦 その2


「ぐ……」


重い………!!!

近くで食らうとこんなに…………


「ベーゼトゥーテン!!」


辛うじて撃ったベーゼトゥーテンはグラビテに軽く防がれた。


「グラビオーン ザトリッヒ!!!」


グラビテが唱えると、僕は横に引っ張られた感覚になった。


ドオオオオオオオオオオオオオオン!!!!!!!!


「ごほっ…………」


壁にぶつかってる……?

横にも重力をかけれるのか……………

ってことは上にも!?


「グラビオーン オーベン!」


ガアアアアアアアアアアアアア!!!!!!!

うわぁ!!地面が遠く離れていく……!!


「グラビオーン!!!」


「ぐあっ」


このままじゃ地面にたたきつけられる…………圧力が凄い…………もし地面にたたきつけられたら気絶しちゃう………


「ベーゼトゥーテン!!」


ベーゼトゥーテンで衝撃を緩和した。


「ほう………貴方、名前は?」


「僕は小魚だ。」


「そうですか、小魚。凡人なら今の落下をベーゼトゥーテン如きで緩和できませんが…………やりますねぇ」


「いや、アウトだよ。それ。」


「はい?」


「「…………………………………」」


「ところで、貴方の固有魔法は?」


「リインフォース!」


発動させて紹介する。


「なるほど、魔力を上げる……………………強化魔法ですか。」


「そうだよ。ベーゼトゥーテン!」


「おっと、あぶないですね。グラビオーン!!」


「く……」


攻撃範囲がわからないからよけようがない………!!

防御魔法でふさいでるはずなのに圧力が凄い……!

ピキッ………

防御魔法が割れそうだ!

速く決着をつけなければ!!


「ベーゼトゥーテン!!」


「おっと」


やっぱり防がれる。

でも、奴が攻撃をよけようとすると重力攻撃は消える。

だから……


「ベーゼトゥーテン!!ベーゼトゥーテン!ベーゼトゥーテン!!!!!」


それぞれが違う方向から撃つ。


「おっと!?」


バアアアアアアアアアアアアアン!!!!!!


「ぐはっ!!」


お!?

よけるのは下手くそなようだ。


「くそっ……………もういいです!!終わらせましょう!!!」


なん……だと?

短気にもほどがあるだろ!


「グラビオーン ベフライング!!!!」


なんか凄いのがきそう……………魔力がすごい……


「死になさい!!!」


ドオオオオオオオオオオオオオオ!!!!!!!!

ガアアアアアアアアアアアアア!!!!!!!!!


「ぐあああああぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!!!」


シンプルにとんでもない重力…………それに加えて巨大な瓦礫も降ってくる………………まずい………………防御魔法が割れる…………

ピキピキピキ………………


「くそおおおぉぉぉ!!!!!」


絶対に防御魔法が壊れたら死ぬ!!


「フハハハハハハハハハ!!!!!!!」


めちゃくちゃ笑ってやがる…………………いつまで続くんだ?それがわかったらなんとか突破口を生み出すのに……………解放魔法は撃ったあと、しばらく魔力を使いすぎた反動で眩暈や呼吸困難を引き起こす。

だから解放魔法が終わった時がチャンス。

でも………

バキン!!!!!!


「!!!!」


ドオオオオオオオオオオオオオオ!!!!!!!!


「ぐああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!!!!」


潰れそうだ……!!!!

くそっ…………これはもう……使うしかない。

目には目を歯には歯を、解放魔法には解放魔法をだ!!


「リインフォース ベフライング!!!!!!!」


唱えた時にはもう意識が飛びかけていたが、気づけば重力が消えていた。

本当に、月にいるみたいに体が軽かった。

僕は軽々と立つ。


「なんだ!?その魔力量は…?バデン様より………多い!?」


どうやら僕の解放魔法はバデンより魔力量が多くなるらしい。

ふっ、つまりバデンより強いってことだ。

勝った。


「ベーゼトゥーテン」


バアアアアアアアアアアアアアン!!!!!!!!!!

いまだかつてないほどの魔力を放出した。

だが、まったく魔力が無くなる気配がない。

僕が放ったベーゼトゥーテンは一瞬でグラビテに到達した。

地面がえぐれると同時にグラビテは吹っ飛ばされていた。


「ぐあああああああぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!!!」


グラビテは立とうとしたが、僕が追い打ちで蹴りを入れる。


「ぐはっ………」


完全に動かなくなった。

勝ちだ………!!


え?っていうかどうやって帰るの?

もしかして詰んだ?

うっそぉ!?


―――――――――――――――――――――――――――――


「むし!?」


気づけば岩場だったむし。

ここは恐らくツビンダー大陸から西南西にある島、ガイスト島の岩場むし。

前に来た時に見たむしからね。

分かるむし。

でも…………バデンはまた僕たちを別行動にさせたむし。

ビビりってやつむしね。

僕がぼっこぼこにしてやりたいむし……!

他の皆も無事でいるといいむしね…………


「お、いたいた。見た目カスなのに強いって噂の芋虫だ。」


青年の声がきこえた。


「見た目カスとはなんむしか!?」


「はっはっは。噂通りうるさいな。」


辺りを見回すが、まったく姿が見えない。

そのとき、白髪の青年が降ってきた。


「やぁ、僕はロワンだ。」


「ロワン………?そんな奴が僕に何の用むし?」


「用っていうかな…………まぁ、バデン様からお前を殺すように命じられたんだ。だから死んでもらうよ。ヴァイト!!」


ロワンが空中でデコピンをした。


「ん……?今何をした………」


ドッ………

吹っ飛ばされた…………?


「いったい…………なんむしか?」


「クハハハハハ!!!!ヴァイト」


今度はロワンが拳を突き出した。

くる!!

そう、僕の直感が告げたむし。


「アンフェルフラム オブジェクト!!」


ドオオオオオ!!

物理攻撃を前に撃つと、案の定、”なにか”にぶつかった。


「わお!判断するの早いね!ばれたから教えてあげるよ。僕の固有魔法は遠隔攻撃ヴァイト。」


「なるほどむし…………アンフェルフラム エペ!」


無数の炎を剣を飛ばすが、


「ヴァイト フィール!!!」


ロワンはパンチを連打した。

見事に全部はじかれる。


「ぐぬぬ…………やるむしね……………アンフェルフラム エノルム!!」


広範囲技でねじ伏せるむし!!


「ぐああああぁ!!!!」


お、食らった!!


「痛ったいなぁ………おい芋虫。お前、僕を怒らせたな?本気でいこう……………」


「望むところむし……………」


「「…………………………………」」


「ヴァイト!!」


ロワンは拳を前に突き出した。


「アンフェルフラム オブジェクト!!」


ドオオオオオオオオオオオオオオン!!!!!!!!


「ふははは!!ヴァイト フィール!!」


また連打だ。


「アンフェルフラム エペ!!!」


ドドドドドドドドド……………


「どうしたむし?さっきと同じ技を撃ったらこっちも同じ技をだすむしよ?」


「そうだな。ヴァイト フィール!!」


今度は足を連続で突き出す。


「アンフェルフラム エペ!」


ドオオオオオオオオオ!!!!!


「ぐはっ……」


当たったのは僕むし。

流石に痛い…………物理で幸運だったむし。

もし斬撃とかだったら…………………想像もしたくないむし。


「アンフェルフラム エノルム!!」


「ぐあああああぁぁぁぁ!!!!!!!」


ふははははは!!!!

さっきのリプレイをしなくていいむしよ!!

奴は物理を主な戦闘スタイルにしてるむしから、物理じゃない攻撃を全方向からやる攻撃は苦手なはずむし。

弾けないし、全方向からだからかわせもしないむし。

ただ、あいつ、防御魔法を一切しないのはどういうことむし?

防御魔法は物理攻撃にはちょっと弱いむし。

だって魔法むしから。

魔法だから魔法に強いのは当たり前むしからね。

だから、僕が防御魔法を使わないのはまだ納得できるむしけど………


「しねっ!!ヴァイト!!」


「アンフェルフラム オブジェクト!!そのままいくむし!!アンフェルフラム エペ!!」


「く…………ぐあああああああああぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!!!」


こいつ……!?どうやらバトルIQが絶望的に低いらしい。

よし、このままいけるむし。


「本気でこいむしよ!!!」

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