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三代勇者   作者: しゅーまい
双子の奇跡編

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98話 炎の精霊 イフリート

俺はガオナ。

今はツビンダー王国立魔法学校にいる。

3年生だ。

俺は固有魔法という概念がない。

いろいろ使えるからな。

逆にみんなは固有魔法ってのを持ってるのか!?

と魔法学校に入学したときはびくった。

これまでに固有魔法を持たないで生まれたやつはいないらしい。

小さい頃にいろいろ研究されたらしいが、結局なにも分からずに俺は謎の生き物になった。

とは言っても普通の人間の姿形をしている。

さて、魔法学校にいるといったが、実は魔法学校は今日で最後だ。

きょうは卒業式。

つまり今日が終われば自由ってわけだ。

本当にすばらしい!!

魔法学校を卒業したら何をするのか決めている。

冒険!!

もちろん普通に冒険をしたいし、俺はなぜ固有魔法を持たないで生まれてきたのか。

それを研究するためだ。

さて、説明がながくなってしまったな。

次の日………………

よし、出発!!

俺の職業は魔剣士。

魔法学校では化け物扱いされてまともに友達もできなかった。

あ、丁度、泥人形ゴーレムがいる。


「さあくらえ!フラムシュヴァート!」


剣に炎をまとわせて薙ぎ払う。

一撃で倒せたのだが……………


「ヒャァァァァ!!!」


炎の威力が強すぎて辺り一面炎になった。

まさに炎の海。

これはまずい……………これで消えればいいんだけど…………


「おさまれー!ヴァーサー!」


これは水流を発生させる魔法。

炎はおさまった。

よかったよかった。

さて、目的地だが、ツバイの遺跡を目指そうかと思う。

魔物が強すぎてだれも近づかないらしい。

しかも瓦礫が積んであって奥に進めないらしい。

俺は絶対その瓦礫の奥に何かがあるとにらんでるんだ。

気になったならいってみる!

そう、ばあちゃんがいってた。


そしてしばらく歩いてツバイの遺跡に着いた。

なかの魔物は強いっていってたけど…………


「ドナー!」


雷魔法でワンパンだ。

まったくふざけてるな。

これが強いなんて…………

そして遂に瓦礫が積まれてあるところまできた。

ふむふむ。

確かに瓦礫がつまれてある。

この量は流石に破壊できないかな………


「フェルス!」


岩魔法を撃ってみた。

バアアアアアアアアアアアアアン!!!!


「あれ?砕けるじゃん。」


砕けてしまった。

先に進もうとすると………


「え?」


なんと岩がまた出現したのだ。

また壊しても出現。

間違いなく人が仕込んでるな。

まあ、きりがないし、強行突破するか。

壊しても意味がないのなら壊さなければいい


「グラビオン!!」


重力魔法で岩を浮かせて進んだ。

奥は不思議な空間だった。

温かくも寒くもない、快適な空間で、壁も床も天井も光り輝いている。

そして奥にはなにかの祭壇がある。


「なんだこれ?」


祭壇には……………バナナ?

なんだこれ、ふざけてるのか?

しかも真っ黒で食べれそうにないし!

てかなんでバナナ?

こんな神秘的なところにバナナを置くって…………

ちょっとさわってみようか?

そしてバナナに触れようとすると…………


「ちよーっとまったー!!」


どこからともなく声が聞こえたと思えば、空中から炎が上がり、変なおっさんがでてきた。

体中が炎に包まれていて強そうだ。


「こんにちわ!」


ためしに挨拶してみる。


「ああ、こんにちは!……………じゃない!そのバナナは俺のものだ!お前がどれだけ強かろうとこのバナナは渡しはしない!!」


ちょちょちょまてよ。

なんでこのオッサンバナナにそんな命かけてんだよ。

しかもこのバナナ腐りに腐ってるし。


「ま、まあ…………食べようとはしてないし…………」


「そうか!それはよかった!」


そういってオッサンは真っ黒なバナナを皮ごと口に放り込んでしまった。


「うんうんうん。うまいうまい」


美味しそうにむしゃむしゃ食ってる。


「ってかあんただれだよ!!」


俺からツッコミを入れる。


「ん?俺か?俺は炎を司る精霊、イフリートだ。」


イ、イ、イ、イ、イフリート!?


「そそそそそ……それってもしかしてかつての草魔物騒動の救世主のあの…………?」


「ふははははは!!そうだ!やはり俺の伝説は人間に伝えられて行っているのだな!!」


草魔物騒動とは、かつて突然草系の魔物がめちゃくちゃ増えた時があった。

その草系の魔物が各王国を襲撃したとき、炎の精霊、イフリートがすべての草系の魔物を焼き払ったのだ。

ってかその英雄イフリートをおっさん呼ばわりしてめちゃくちゃため口きいちゃった!!


「本当に申し訳ございませんでしたぁ!!」


全力で土下座をするが、イフリートは不思議そうに俺を見つめる。


「ん?お主が呼び出したのではないのか?」


「はい?」


「俺は人に呼び出されるか、大人数の強い助けを求める思いでしか呼び出されないぞ。」


ん?そんな大騒動は最近ないし…………………もしかして知らないうちに呼び出しちゃった?

でもそんな行動をした覚えは…………


「お主、固有魔法はなんだ?」


「俺は固有魔法がないんですよ」


「なに!?」


イフリートがかなり驚いていたので詳しく説明してあげた。


「…………噓だろ……」


イフリートはポツリと呟いて消えてしまった。

しばらくすると戻ってきた。

手には一冊の本があった。

燃えないんだ。


「これは炎の精霊たちに代々受け継がれてきた本だ。ちょっとこのページを読んでみろ」


そこには


”我々が人間界に降り立てる方法は、特別な力をもった人間に召喚されるか、人々の救ってほしいという思いのみ。特別な力をもった人間とは単純、強い者。強い者なら、特別な力がある遺跡で出会いたいと願うだけで我々は召喚される。ただ、出会いたいと願わなくとも、全ての属性魔法を使いこなす者がいれば強制召喚される。場所は特別な力をもつ遺跡のみ。

その全ての属性魔法を使いこなす者に召喚されたのなら、世界がピンチになりつつあると思っていたほうがいい。その全ての属性魔法を使いこなす者には絶対服従。忘れぬように”


と書いてある。

え、まさか全ての属性魔法を使いこなす者って俺?

突然イフリートがひざまずいた。


「私、イフリートは貴方様の契約者になることを誓います。」


「え、え、いやいや、そんなことしなくても………」


「その書物にも書いてあった通り、私が呼び出されたということは世界がピンチになるのかもしれません。なので」


イフリートの話をさえぎった。


「いやいやいや!………………………えーっと、取り敢えず顔を上げてくれない?あと堅苦しいのは無し」


「え?い、いや!私は!」


「絶対服従!」


「おうよ!」


切り替えはやすぎだろ!


「友達関係ってことでね」


「おうよ!」


イフリートはようやく立ち上がって腕を組んだ。


「さて、契約者になってほしいのだが」


まあ、契約者になって損はないしな。


「いいよ」


「おお!本当か!」


契約者が呼び出すと精霊をいつでも召喚できる。

イフリートは俺の手の甲に炎の印を刻んだ。


「ちょっと痛いが我慢するがいい」


言うのが遅い!

もう印入ってるから!


「いつでも呼び出すがいい!」


と自慢げに叫ぶイフリートに俺は落ち着いて言う。


「あ、常時俺と一緒にいてね」


「え?」


「うん」


「………おうよ!」


おうよ好きだなこいつ。

ってことで炎の精霊、イフリートと契約したのだった。

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