焔色の風が吹く
嗜好品販売店「陸の船」へ買い物に来ていた少女は、本来の用事も忘れて、大きな硝子箱に納められた奇怪な植物をじいっと眺めていた。
「フルスカシアに興味があるのかい? 生憎、そいつは売約済みなんだ」
店の主人は少女に声をかけた。彼女――アメリアはうたたねから目が覚めたように肩を小さく跳ねさせ、胸の前で手を泳がせながら、青い目を遠慮がちに主人へ向けた。
「あっ、その、欲しいわけじゃないんですけど。変な形の花だなあって。えっと、花、でいいんですよね?」
まるで赤いラッパが生えているようなのである。質感も、柔らかい花びらではなくて、蝋を固めて作った作り物のそれだ。ひょろ長い茎と丸い葉が根本についているから、辛うじて植物だと認識できる。
店の主人が花であると肯定した。それを受けてアメリアは、もう一度かじりつくように眺める。ラッパの奥、細い洞窟のようになった部分が気になる。何かが入っているような雰囲気だ。
「蜜が入っているんだよ。たっぷりな」
「蜜ですか。たっぷりですか」
「それを水で割って飲むと、まあ、うまい」
「蜂蜜水みたいなものですね」
「いんや。似ているが……ああ、興味があるならバーンの店に行ってみな。飲ませてくれるぜ」
それはどこかと尋ねれば、「陸の船」の三軒隣にある小さな酒場だと。やや風紀の悪いここ裏通りの、それも酒場とは、未知の世界である上に少し怖い感じを与えてくる。陸の船は裏通りの東の端だからいいけれど、そこから奥は危ないから入ってはいけない、マスターからも忠告されている。
だがアメリアの中で好奇心が恐怖心に勝った。それに不夜祭で散々な目にあった事が心を少し強くしていた。あれ以上に怖い目ってもうないだろう、そんな開き直りにも近い。
そんなわけで「陸の船」で店主から頼まれていた茶葉を買ったアメリアは、その足で酒場へと向かった。マスターのお使い途中であるが、少しくらいの寄り道なら咎められることも無い。未知の味の探求が目的だと説明すれば、マスターも好意的にとらえてくれるはず、本人がそういう性分なのだから。もちろん、風紀の悪い場所に一人で居た事は黙っておくとして。
そして意気揚々と件の酒場までやって来たが、いざ入り口に立った瞬間、アメリアの足はすくんでしまった。どう見ても自分は場違いだ。薄暗く奥まって寂れた雰囲気の店の片隅で、強健な面構えの男たちが酒をあおっている。カウンターの中に居る女主人も傭兵上がりかと言わんばかりの様相で、頬に走る古傷が印象深い。
場違いだと思ったのはアメリア本人だけではない。酒場の主人・バーンはアメリアに目を向けるなり驚きの色を見せた。どう扱っていいものか、丸くした目に戸惑いをあらわにしていた。
とは言え、入口に立っているということは、客か、あるいは用事があるということ。だから、バーンからどうしたのかという旨の声がかけられた。アメリアは立ち位置はそのまま腰を引かせて上目遣いになりながら、精一杯の声を張って伝えた。
「あ、あの。『陸の船』で聞いて、フルスカシアの――」
「ああ。はいはい、アレね。だったらまあ、そんな風につっ立ってないで座んなさい。すぐ出すから」
主人の手招きによって、棒のようになっていた足がようやく動き出す。ぎこちない歩みで酒場の床板を踏み、少し高さがある丸椅子に腰かけた。
腰を下ろしたことで少しだけ緊張が和らぐ。ほおと息を吐きながら、アメリアはくるりと店内を見渡した。
古びた店だ。調度品も道具類もかなり使い込まれているし、壁や床には何か所も修繕の跡があって傷や染みもたくさんだ。女主人も声からしてあまり若くはない、険しい気の中に老獪した者らしい優しさが混じっている。だが外見は相応の年齢は感じさせつつ、気丈な美しさを保っていた。
アメリアはどきどきしながらバーンの顔を見ていた。年季を感じさせながら静かに仕事をする様はなんてかっこいいのだろう、自分が歳を取った時に、こんな風に店に立てたら素敵だ。それが葉揺亭のカウンターか、はたまた別のどこかかはわからないけれど。そんな風に己の未来をぼんやり思い描いていた。
「はい、お待ち。お嬢ちゃん、最初だろうからかなり弱めにしといたよ」
「……強さとかあるんですか」
「そりゃそうさ。まあ、そいつは余程の物好きでもない限り、弱めで飲むのが正解さ」
バーンはからからと笑っているが、アメリアはまだよく理解していなかった。蜂蜜水に似た何かではないのか、だったら味が濃い方がおいしいはずなのに。
出されたグラスは一見、水でしかない透明な液体に満たされていた。そっと寄せて匂いを嗅ぐと、ほんのりと香る花蜜に混じってツンと鼻をつく匂いがする。これは――
「お酒!」
声高に叫んだものが正解だ。いや、酒場なのだから当り前と言えばそうなのだが。実際、バーンは知らなかったのかと呆れ顔である。
フルスカシアの花は筒状になった基部に多量の蜜を溜める。その蜜は自然に発酵し、酒気を帯びるのだ。それもなかなか強烈で、一匙なめれば最悪昏倒しかねない。だからこうして水で薄めることで、花の香りの天然酒がおいしく味わえるのである。
さて、アメリアはまともに酒を飲んだ例が無かった。以前マスターが干しブドウをラム酒漬けにしていた際に、興味本位で横からこっそり一口盗み飲みして散々な思いをした、その時限りだ。以来、酒に対する興味も持っていなかった。
いつかの事を思い出して、目の前になみなみと注がれた酒を飲むことに軽く抵抗を覚える。だが自分で注文したものだし、ここまで来たら好奇心が止むを知らない。
その好奇心を原動力にグラスを持つと、両手で包み込むようにし口へ運び、恐る恐る口につけた。
一口、二口。端的に表現すると薄めた蜂蜜水だ。しかし当然、酒類特有の苦みがあるし、甘いフルスカシアの花の香りが鼻腔の奥をくすぐる。本当にこれがおいしいのだろうか、よくわからない。アメリアは内心首を傾げながら、更に喉へ通していく。
すると不意に体内で炎が灯ったように、体の芯から熱が昇って来る。全身がぽかぽかと温まり、頭には熱い血が上る。ぼうっと顔に火がついたような気もした。
目をしばたたかせていると、バーンの愉快そうな声が響いた。
「お嬢ちゃん、かわいいねえ。それくらいで真っ赤になっちゃって」
「わ、私……ちゃんとお酒飲んだの初めてで……」
初々しくふわふわとした声が、昼間の酒場を彩った。
その時、入り口に人影が差した。新たな客だ。
バーンは定型句を放ちながら、客人の顔へ視線をやる。黒いコートに袖を通したボサボサの茶髪の男、それを見るなり彼女は嫌味っぽく口角を引きつらせた。
一方の客はバーンの含みがある面持ちを確認しながらも鷹揚に笑い、カウンターへ歩んで来た。
「やあレディ・バーン、久しいねぇ」
「おまえ、まだ生きていたのか。本当にしぶとい奴だねえ」
「それだけが取り柄なもんで」
男は肩をすくめると、アメリアから三席空けた位置に座った。少女には一度浅く視線をやったものの、何も見なかったように前を向いた。
一方でアメリアは、この男へ熱視線を浴びせていた。真っ黒のロングコートでぼさっとした茶髪の気だるげにした青年、浮つく頭と視界で認識するその姿は、どう見ても知り合いだったのだ。
「……ヴィクターさん、ですよね?」
葉揺亭の顔なじみで、旅人で、賞金稼ぎで、店主の知己で、炎を操る愉快な青年だ。しばらく会っていなくても、これだけ縁のある人のことを見間違えるはずがない。
それなのに、彼は呼びかけから目を背けるように体を反らす。アメリアはグラスを持ったまま、隣の席まで詰め寄った。
「ヴィクターさんですよね! なんで無視するんですか」
アメリアは外套の脇を引っ張った。中に何が仕込んであるのやら、金属質の物がちゃがちゃとぶつかり合う音が聞こえた。
青年は深いため息をつきながら、観念したようにアメリアの方を振り向いた。
「もう、アメリアちゃん。外で俺のこと見かけても近寄っちゃだめだって言っただろ?」
「だって、久しぶりじゃないですか! 帰ってたんですね! 元気にしてましたか? 今度はどこへ行ってきたんですか!?」
アメリアは英雄の帰還に立ち会ったかのように目を輝かせていた。勢い余って、ヴィクターの胸に飛びつく。彼は面食らいながらもアメリアを受け止めた。慈しむように頭をぽんぽんと叩く。
一方、バーンも目を丸くしていた。
「おまえ、どこでそんなお嬢ちゃんを捕まえたんだい。ヴィクター=ヘイルって言ったら、泣く子も黙る殺し屋だと言うのに」
「この子ん中じゃ、優しいお兄さんなんだよ」
「騙しているのかい。悪いやつだ」
「前半だけは否定させてもらうよ。――ああ、いつものやつ。それと、この子にももう一杯、俺のおごりで」
「はいよ」
半ば呆れたようなバーンの後に、アメリアの素直な喜びの声が響いた。
再会を喜び隣同士で会話が弾む。もちろん、グラスを傾けながらだ。アメリアはフルスカシアの蜜酒、そしてヴィクターのグラスには蒸留酒の水割りが。
「まさかこんなとこでアメリアちゃんに会うとはなあ。さっき店に行って来たが、あの人が寂しそうにしてたぞ?」
「ええ? でも私、マスターのお使いで出て来たんですよ」
「お使いさぼって昼間からこんな所で飲んでんのか。知らない間に偉くなったもんだ」
「偉くはなってないですよう。でも最近は、色々教えてもらってます」
「へぇ」
人は日々変わりゆくものだ。長期間の空白の後再会すれば、その差は歴然と感じられる。胸を張るアメリアは、確かに以前より少しだけ大人っぽくなったようにヴィクターの目に映った。
こんな風に変化が新鮮さを与えてくれるものであればよいが、時には不安の種となることもある。ヴィクターは先ほど見て来た、馴染みの店の親愛なる店主を思いながらぼやいた。
「なあ、アメリアちゃん。あの人、最近なんかあったか?」
「え? マスターがどうかしましたか?」
「いや……なんとなく人が変わったような気がするんだが」
はて、とアメリアは首を傾げた。マスターに何かあったかと言われても、知る限り何もない。人が変わった? どうだろう。いらない事までよく語るのは前からだし、確かに不夜祭の直前は妙な行動をしていたが、元々妙な行動が好きな人であるから何を始めても不思議じゃない。強いていえば、このところ背筋が凍るような顔を見せられたが、あれは明らかに怒っていたから。人間怒れば怖いのは当たり前だ。
「あんな風ですよ、ずっと」
「そうか」
「マスターのあの性格が変わったなら、私が一番びっくりしてみんなに言い広めますよ」
「ハハハ……だったら俺の気のせいかな。ああ、そうだろうな」
ヴィクターは自他共に納得させるかのように笑った。そして頬杖をつきながら、アメリアを見てしみじみと語る。
「ちょっと気にし過ぎていたんだよな。このところは夢にも出てきてくれなくなったし」
「夢?」
「あれ? 夢に出て来るってことは、相手が自分のことを気にしている証だって言わないか?」
「ああ……だから私の夢にはよくマスターが出て来るんですね」
アメリアの中に断片的に残っている夢の光景では、いつもの格好をしたマスターと踊った事がないワルツを見様見真似で踊っていたり、遠く続く商店街を二人で手を取り合って歩いたり。そんなあらゆる非日常が、今はお酒の力が手伝ってか、とてつもなくきらびやかな情景に感じられた。
――夢だけじゃなくて、現実だったらよかったのに。
熱のこもった心で舌打ちしつつ、アメリアはグラスを傾けた。ところが、何も喉に入ってこない。よく見れば、いつの間にか空になっている。
「バーンさん、もう一杯もらってもいいですか? そうだ、今度はもう少し濃くってもいいかなって」
「大丈夫かいお嬢ちゃん。ずいぶん酔っているみたいだが――」
「全っ然、平気です! だって、お酒飲んでると、楽しいんですもの」
最初は苦いと思った味がだんだん癖になってきた。それと大人になった気分と、マスターに黙って悪いことをしている背徳感がたまらない。
バーンは少し心配そうに見ながらも、黙って次のグラスを出して来た。
うまそうにフルスカシアの酒を飲むアメリアを、ヴィクターはにやけ顔で見守っていた。知り合いの娘を見る目に、少し女性を見る気色が混じった。そして、思っていたことが率直に口から出た。
「アメリアちゃんもちょっと変わったな。いいねえ、俺がまともな男だったら掴んで離さないところだ」
「ほんとですか? どうなったんですか?」
「かわいいだけじゃなくて、色気が出て来た。何か壁を越えて、大人になったって感じだ」
「だって、色々あったんですよう。……そうそう聞いてください! 不夜祭の時、私、空から落ちたんです!」
「さっき聞いたよ。ひどい話だ」
「でも良かったこともあったんですよ?」
「何が?」
「えへへ、内緒です!」
悪戯っぽい笑顔に、ヴィクターは「まいったね」と脱力した。
ごくごくと酒を飲むアメリアにはやたら笑顔が張り付いたまま、一瞬たりとも消える気配が無い。かなり酔いが回っている様子ではあるものの、それにしては会話はしっかりできるし、顔色も健康的なもの。悪酔いしてダウンするよりずっといいが、これはこれでおかしな酔い方をしてやいないかと、ヴィクターは少し気がかりだった。
「アメリアちゃん、楽しいのはいいが、酒はほどほどにしておくんだぞ」
「でもとってもおいしいんです。甘くて」
「何を飲んでるの? ずいぶん気に入ったみたいだけど」
「これは、『陸の船』の店長さんおすすめの、フルスカシアの――」
その名前を聞いた途端、ヴィクターが息を詰まらせた。ほろ酔い気分もすっと引いて真顔になる。何も知らないアメリアは、にこにこと笑ったまま不思議そうに首を倒した。
そしてヴィクターの苦情の刃は、店主であるバーンへ向かった。
「レディ・バーン! そこは止めてくれよ!」
「だから大丈夫かって聞いたじゃないか。それでも客が飲みたいっていうんだから、仕方ないだろ。おごるって言ったのもおまえだ」
「だけどよ、あんた、フルスカシアはねーよ! せめて先に言えよ!」
フルスカシアの花の蜜は酒になる。だが、それはただの酒ではない。知る者の間では婉曲的に「とても楽しく酔いやすい酒」、あるいは「夢の世界を見せてくれる酒」だと通じている。
実のところ、単なる酒とは別の幻覚作用を持っているのである。とはいえ薄く弱く嗜む分には、少し世界が明るく見えたり、気分が高揚したり、想像力を強めたりするくらいだ。しかし許容量を越えれば現実と幻が重なって区別がつかなくなり、ひどい場合には狂想の世界に落ちて帰ってこられなくなる。
ヴィクターはなおもニコニコと笑っているアメリアの肩を揺さぶった。
「アメリアちゃん、大丈夫か? 俺の顔、ちゃんと人間に見えているか?」
「大丈夫ですよう。ヴィクターさんも見えてます。今日もかっこいいですね」
「あ、うん。ありがとね」
なんだ、まだ幻覚の方は問題なさそうだ。少しうぬぼれたヴィクターは安心して息をつき、再び頬を溶かしながら自分の酒をあおった。もう少しなら、楽しい時間を満喫しても許されるだろう、お互いに――。
「アメリア、ずいぶん遅かったね」
長い長いお使いを終えて葉揺亭に帰り付いたアメリアを、マスターは咎めること無く迎えた。寄り道をしていようが、きちんと頼んだものが買って来てあるなら問題無し。アメリアが「陸の船」で購入した茶葉を自分の目でも確かめると、満足してストックにしまった。
その間、アメリアがずーっとニコニコしていることにマスターは気づいた。いや、いつも笑顔が素敵な娘なのだが、それにしても今日は一段と機嫌がよさそうだ。おまけに顔が妙に赤い気がする。
「ねえアメリア。今日はそんなにいいことがあったのかい?」
するとアメリアはその場で小さくジャンプし、くすくす笑って答えた。
「ヴィクターさんに会ったんですよう!」
「ああ。さっきまでここにも来ていたよ。君に会いたかったみたいだから、ちょうど良かったね」
「それでね、私、綺麗になったんですってぇ」
きゃははとアメリアは黄色い声で笑った。
頭を使わない軽薄な褒め言葉、いかにもヴィクターが言いそうなものだ、とマスターは思った。アメリアが単純に受け取るのも自然に思った。
しかし、それだけにしてはちょっと異常な有頂天っぷりではないか。どうもおかしい、またろくでもないことがあったのではないか。マスターは行間を読んで眉間に皺を寄せた。
「アメリア、それ以外に何かなかったのか?」
「怖いことはなんにもないですよ。だけど、ヴィクターさんと会ってから、ちょっとだけ変なんです。空が青くて、人の声が黄色くて、でも風が吹くと赤いんですよ」
「……は?」
「でも、きっとそれは赤い花だったからですよ。だから、赤色の風が吹くぅーウフフフ! じゃあマスター、私、お掃除してきますね! 全部赤くなったら困りますから!」
言い残し、アメリアは奥へ駆け込んで行ってしまった。キャハハとご機嫌に笑う声が疾風のように消えた。
マスターは唖然としていた。何がなんだか。酒酔いしているか、はたまた幻覚でも見せられているかのようだが。しばらくこめかみに手をやり考える。
「……ヴィクターめ、変なものを食べさせてくれでもしたかな」
お互いよく知る仲だ、ヴィクターがアメリアへ危害を加えることは無いと断言できる。が、ちょっとした悪ふざけはやりかねない。そして向こうにとってはちょっとでも、こちらにとっては大事だったりするものだ。マスターは深く息を吐いた。
なんにせよ、一度捕まえて詳しく見て聞き出すしかない。場合によってはアメリアには解毒剤を、ヴィクターにはお仕置きを、それぞれ与える必要がある。
それとも、あるいは。アメリアの後をゆっくり追いながら、マスターは思った。
――本当に吹いたのかもな、焔色の風が。
赤と言ったら炎の色、あの男の色だから。それが帰還を告げる一陣の熱風であるなら歓迎しよう。マスターは目を細めて、ふっと笑った。
そして願わくは、このまま嵐とならぬことを。
ノスカリア 食べものダイアリー
「フルスカシアの蜜酒」
フルスカシアとは無月季のころにラッパ状の巨大な花を咲かせる着生植物だ。
花の内部で天然発酵・熟成した蜜を水で溶かすと酒として飲むことができる。
甘口で花の香りが強い。ただし酔いが回りやすいので、飲み慣れない人は極薄いものから始めるべき。
またこの蜜にはアルコールとは別の幻覚作用があるため、深酒は厳禁である。
大抵はひどい幻覚を見る前に酔いつぶれるのが先だが、体質によっては酒酔いより魔法にかかりやすい。
なおノスカリアには年少者の飲酒を規制する法律は無い。またフルスカシアも禁止薬物・魔法薬ではない。




