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黄昏のミリアム  作者: 雅流
イージスショア
17/33

イージスアショア3

「それで真理の会の連中はいったいどこに雲隠れしたんだ」


「秋田でSSR配備計画の反対運動をしていたのはわかっている」


「イージスアショアの秋田配備が白紙にもどったというのに、宮城の施設運営も全部放棄して消息不明って」


岩田圭吾の質問に、私のほうが訊きたいわという視線で答えながら篠原瑠美も独り言のように呟いていた


「でも拍子抜けだよね」


「防衛省も大失態もいいところじゃない、適地選定のための比較資料がそもそも間違っていましたとか」


「反対運動なんかしなくても、勝手に国のほうがこけてるんだもんね」


「だけど、その失敗しちゃった役人とかって責任問題っていうか悲惨だろうねえ」


岩田はジロリと篠原瑠美に視線を返してそれに答えた


「失踪中らしい、しかし取材したかぎりでは誰もが不思議がっていた」


「その防衛省の役人って、相当に優秀な奴らしい」


「参照値計算のために使った地図の標高が間違っていました、なんてありえないと取材した奴らが全員声を揃えていた」


「優秀なので反対運動との折衝なども任されていたらしい」


「つまり楽名や内田と接点があるってことだ」



「それって圭吾は、今回の大失態は楽名や内田の仕業じゃないか?って考えてるってこと?」


「SSRの秋田配備を失敗させなさい、そうでなければ貴方に天罰が下りますよって脅したとか?」


「ありえないわよねえ、そんなの脅しにもなんないでしょ」


「その役人が真理の会に内通しているにしたって、もうちょっと何かうまいやり方がありそうなものじゃない」


「現にキャリアも何もかも台無しになって失踪しちゃってるわけでしょ」




「それはそうだ。 だけど何か匂うんだよ」


「それじゃあ何故、公安警察が真理の会を追っかけているんだ?」


「真理の会には何かある」



「ふうん、それが記者の勘ってやつ? 圭吾もなんだか影響されてオカルトっぽくなってきたんじゃない?」


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