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過保護なパパは心配性!  作者: 荒巻
学校の章
6/19

1:入学試験

私はニーナ・ブラフォード

ニッポンの帝都に学校に入るため引っ越してきました。


今日は帝都高等学校の入学試験日、噂によると非常に難しいらしい。

皇族やエリートが通う学校であり、卒業すれば将来が保障されている。

試験項目は算術と歴史の筆記試験と戦闘の実技試験。

勉強はすべて、父と母が教えてくれて、

学校のために、田舎から皇都に引っ越してくれた。

私が言うのもなんだけど、まじ溺愛されている。



試験会場の帝都高等学校へ向かっている。

大丈夫、緊張していない。はっきり言ってどの程度のレベルで合格になるのかはさっぱりわからないけど、父と母は絶対大丈夫と太鼓判を押してくれた。


ちなみに試験会場に向かう私は一人ではない。

ペットのゼフィが一緒だ。

私が小さいときに、両親が拾ってきた大型の犬である。

体高は1mくらいでほんとに大きい。

ペットというか、本人は私のことを妹と思ってるんじゃないかなって思う。

私にとってはおっきな抱き枕だけど。

寝るときは一緒のベットでモフモフしている。



学校の入口を抜けると、試験受付に並んでる列が見える。

私も列の後ろに並ぶと、周りの子たちがゼフィを見て若干引いてる気がする。

「大丈夫、噛みませんから」

前後の子には一応伝えておいた。


居づらい雰囲気の中、やっと私の受付の番が回ってきた。


「ニーナ・ブラフォードです。こっちは相方のゼフィです。」


「ニーナ・ブラフォードさんと、こちらは獣魔ですね。種族はわかりますか?」


「種族?犬だと思います・・・」


「え・・・犬?!・・・じゃあ犬で受け付けておきます。」



午前の筆記試験は無事に終わった。

特に難しい問題はなく、両親に教えてもらったことですべて答えられた。

ゼフィは試験中部屋の後ろで待っててもらった。


これからお昼を食べた後、午後は実技試験だ。

お昼は父が作ってくれたお弁当を持ってきている。

ゼフィの分も持ってきたので、荷物のほとんどがゼフィのお弁当。

教室の後ろで待っているゼフィと仲良くお弁当を食べることにする。


チラチラと周りからの視線を感じるが、怖がっているのか誰も寄ってこない。

ちょっと寂しい。


二人でご飯を食べ終わった後、暇なのでゼフィをモフることにする。

「モフモフ」

「モフモフモフ」

「モフモフモフモフ」

気持ち良すぎる

「モフモフ」

モフりながらゼフィに顔をうずめてしまう。

幸せだ~~


自分の世界に入っていたが、ふと視線を感じて周りを見渡す。

あれ?

教室の視線が私たちに集まっている。

私が視線を向けると、微妙にそらされる・・・


「モフる?」

なんとなしに視線を向ける皆に聞いてみると


目を爛々と輝かせてうなずいている


「やさしく触れば大丈夫だよ~」

と私が言うと、何人かが近づいてきて恐る恐る触りだした。


一人が触ったあとは、ゼフィが大人気だった。

「やわらか~い」

「モフモフだ~」


試験官の女性までモフモフしてゼフィに顔をうずめていた。

「フェンリルをモフれるなんて~~~死んでもいい~~モフモフ~~」

フェンリルって何だろう?


ゼフィは「しょうがないな」といった表情でされるがままに大人対応してくれていた。

ありがとうゼフィ!



お昼休憩も終わり、午後からは実技試験だ


皆で校庭に移動した後、実技試験の説明を受けた。

簡単に言うと、試験官と模擬戦闘を行う。

武器は各自、得意なものを使用してよく、

どちらかが戦闘不能もしくは、降参すれば終了になる。


私は獣魔使いとしてゼフィと一緒に戦うことになる。

私の武器はこの国の一般的な刀とゼフィである。

武術は父に鍛えられてきた。

父さん相手では、私もゼフィも全く相手にならず、

父さんが本気なら、二人でも1秒ももたない。未だに目でとらえることすらできないのだ。

父さんがどのくらい強いのかわからないのでまったく自信がない。


名前を呼ばれた者から順番に1対1で戦闘を行っていった。

試験官のステータスを見るとLv15、

受験生は皆Lv3~5くらいで、しばらく打ち合った後、降参していた。


ついに私の名前が呼ばれた。

私のLvは4、ゼフィのLvはなぜか見れないんだけど善戦できるように頑張ろう。

試験官のもとに向かう。


あれ?何故か私の前に試験官が5人いる・・・

一人は審判だとしてなぜ4人?

よく見ると皆、傷だらけで、審判の一人がやけに勝ち誇って見えるのは気のせいか?


「では、ニーナ・ブラフォードの戦闘試験を開始する」

試験官の合図の後、戦闘準備に入る。

4対2だ


「ゼフィが攪乱したあと私が飛び込むよ」

当初の予定どおり、ゼフィに指示を出す。


「はじめ!」

審判の号令のもと、ゼフィが飛び込む。

私も飛び込もうとしたが、


あれ?

あれ?あれ?あれ?


私が動くより前に試験官4人が地面に倒れていた。


「や・や・・・やめ!」

審判の合図がでる。


私なにもしなくて終わっちゃった。

勝ったけど、私ダメだったかも。

かなり残念だったけど、私の実技試験は終了した。


試験後は解散となった。

帰り際、ゼフィがどこかを見つめていたが何だったんだろう。

合格発表は1週間後、私はとぼとぼと家に帰った。

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