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氷の月  作者: エカツ
33/37

6 時が経ち

もちろん決して経済的には恵まれていなかった。

けれども晶と一緒にいられて、安心して生活できるだけで私は幸せだった。

晶は学校では施設の子だとからかわれていたようだが、施設の子供たちとなじんでよく笑うようになった。


そうしているうちに2年近く経っていた。

当時晶は小学校3年生で、9歳の誕生日を迎えていた。


私たちがいた施設は、目安として2年で退所することになっていた。

そのころには小さなアパートを借りれるぐらいの貯金があり、夏休みにでも引っ越しをする予定だった。

転校しなくても済むよう、晶の学校に近いアパートを探していた。



そんなとき、私に一本の電話があった。

実はこの年の3月、私は今まであったことを元に小説を書き、文芸賞に応募していたのだが、その結果が来たのだ。


結果はなんと、大賞受賞だった。


私は驚きのあまり、絶句した。



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