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1 冷たい嗤い
オハラ、ミヤザキ、オオクボ、ナガヤマ、トノサキ。
これが私を拉致監禁した犯人らしい。
しかも全員滅多に見られないほどかなり醜男だ。
特にトノサキと呼ばれた男はひどかった。
「いいのか。なら遠慮なく!」
トノサキはナイフを取り出し、私の服を縦に切り裂いた。袖や背中、さらにはスカートも切り裂き、あっという間に私を下着姿にしてしまった。
今私は、スリップを着ている。
トノサキは何を思ったのか、スリップの裾をたくしあげ、一気に下穿きを奪い取った。そして肩紐を落としてスリップを腰までずり落とし、ブラジャーを荒々しく剥ぎ取った。
「い、いやぁ!」
やっと私は悲鳴をあげられた。口は塞がれていなかったが恐ろしくて声が出なかったのだ。
私は今、ひどく羞恥に溢れた姿だ。
何をされるかは予想がついてしまった。
私はせめてもの抵抗で身をよじらせ、力一杯足を閉じた。