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氷の月  作者: エカツ
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5 学校での晶

四ヶ月ほどクラスでの様子を見ていたところ、晶はあまりクラスになじめていないようだ。

いや、はっきり言って浮いている。

いつもひとりでぽつんといることが多い。

給食中も黙って食べている。


姉の琥珀もこのことを気にかけているらしい。

4月の家庭訪問で話していた。


『晶は、放課後やお休みの日にお友達と遊んだことがないんです。

小学校のときはいじめにも遭って…今はどうなんでしょうか』


いじめはないようだったが、まだよくなじめていないようだと言うと、琥珀は妹とは似ていない端整な面差しを歪めた。


『両親がいないせいでずっといじめられていました。

学校から帰るといつも部屋で泣いていて…。

自分を守るためでしょうか、気の強い子になってしまいました』


確かに晶は気が強い。

薫に対してもずばずばとものを言い、遠慮はまったくない。

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