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氷の月  作者: エカツ
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4 居間で

「お姉さんが二週間も行方不明?」


先生はびっくりしていた。


「警察に捜索願は?」


「出したけど…家出扱いでまともにとりあってもらえなかった」


警察は事件性がないと捜査しないらしいとは知っていた。

でもまさか真実とは思わなかった。


「で、ずっと学校休んで探してたってことか」


あたしは頷いて、家出じゃない根拠を話した。

誕生日のお祝いの仕度をしかけたままで出ていくわけがない。


先生はカールさせた毛先をもてあそんで考えこんでいた。

しばらくして先生はあたしに言った。


「お姉さんがお前を可愛がって大事にしてるのは、すごくよく分かる。

そんなお姉さんがお前をひとりにするとは思えないな」

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