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氷の月  作者: エカツ
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3 苦しみ

ひとりになり、私は妹を思った。


晶は今どうしているのだろう。


たったひとりで生きていられているのだろうか。


泣いてはいないだろうか。



脳裏に晶の泣く姿が浮かんだ。


ああ、私がここに連れてこられたあの日は、晶の14歳の誕生日だった。


誕生日は毎年、ケーキを買って、大好物ばかり用意する。

近い休みにはどこかへ連れていって一日中遊んだり買い物をしたりする。


今年は誕生日の二日後に、2ヶ月前にできたショッピングモールに行く予定だった。



それなのに、出来ない。


あんな奴らのせいで。


晶の誕生日を祝ってあげられない。


(晶ちゃん…ごめんね)


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