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詩~思いつきのままに~

あの子

作者: 茄蒔 藍
掲載日:2026/02/13



俯いている

あの子を見ている

私は誰だろう


風の囀り漂う

東の中に来たる

静かな蒼の声


静かに泣く

あの子を

日差しが柔らかと

包み込む


まだ幼き

あの子は身を

抱き締める

小さな手で


見つからない

あの頃の

大切な思い出


母の温もりに

安らかに眠る日を


鎖によって動き出す

時の数を忘れて


暗闇の世界に

陽を求めて

終わらない旅路


美しき光の中で

どんな詞を紡ぐのか


まだ見ぬ焔を

この身に焼いた


目に映る灰色に

あの子が座っていた


くすんだ景色に

彩る一輪の花


雨に濡れる

その身は揺れていた


手を広げて落ちる

雫に痛める


動かぬ調べに

あの子は空を仰いだ


霞む瞳に掛かる

影の姿を追う

小さな光が


一つの掌で触れると

にわか雨のように

溢れ出した


小さな唇で世を断つ者を

呼ぶ嘆きに


悲しみや慈しみと

愛おしさが募る心


別れを言うと

あの子は私の身に

すがりついた


温かさは優しい夢を

儚く破り捨てた


冷たく凍る鼓動が

感じられぬ者を

強く抱いた


その姿は青空へと

歩き出した

久しぶりに、投稿いたしました。

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