魔王と決着
「陽翔!? 海斗!?」
「「拓哉!?」」
「えっと…それで?僕等を召喚したのは拓哉なの?」
「そうだ、でも、まさか二人を召喚するとは思わなかったな……」
「いやぁ、びっくりした。こんな偶然あるんだね」
「ほんと、それ! 地球に召喚されるか、賭けだったもん」
「で、あいつを倒せばいいのかな?」
「そうだ、だが結構強い…二人でも倒せるかどうか…」
「僕は『トレース』を持ってるんだ。色々なアニメキャラの力を宿せるから余裕かな!」
「まあ、僕もチートスキル大量に持ってるから勝てると思うよ」
第二戦がスタートした…そして俺たちは…
「くそ!こいつら全然ダメージはいらないぞ!」
「僕のスキルも全然効かない!」
「ははは!当たり前だろ!俺たち魔王は時空を渡ってきたのだ。他の世界から情報を入手し対策するのなんて容易いのだよ!」
「なあ」
「なんだよ…」
「どうした?」
「海斗、拓哉、スキルが使えなくなっても困らないか?」
「僕は大丈夫!地球に来たらもういらないし」
「俺も、大丈夫!」
「それじゃあ…『スキル改造』」
《星雲陽翔、荒木海斗、北斗拓哉のスキル・ステータスを生贄にし、新たなスキル『アシュラ』を獲得します………成功しました。》
「声聞こえたか?」
「ああ、バッチリ聞こえた。」
「それなら何をすればいいか分かるよな。」
「「ああ」」
「「「『アシュラ』!」」」
3人が合体し、1つの人となる。
「な、何だその姿は!くそ!」
「『魔霊子星王竜閃覇』」
『アシュラ』の6つ手から、星々の輝きを持ちながらも荒ぶる波のように予測不能な動きをする光線が出される。
「ぐはっ…な、何なんだその力は…」
「どうせ死ぬんだからわかっても意味ないよ!『魔霊子絶撃追憶滅光崩斬』!」
拓哉の持っていた剣、陽翔が持っていた剣の二つにその光線が集まる。その2つから最強の剣技が繰り出される
「この世界にこれほどのものが居たとは…くそっ……負けるなんて……」
そう言い残し、消えていった。
「勝ったな!」
「あまり実感がないが…」
「確かに、手応えないな」
「うおおお!お前らすごいな!」
「あれ?そういえば、海斗って事故で死ななかったけ?」
「死んだよ。ただ、異世界に転生して拓哉に召喚されたんだ。」
「まあまあ、細かいことは気にするな!」
「そうそう!打ち上げ行こうぜ!」
「「「「「うおおおおお!」」」」」
「「「…」」」
「嵐のように過ぎ去っていったな」
「若干引いてる」
「えっと…僕らどうする?」
「とりあえず、ステータス見ようかな。」
「一般のステータスが10だからなぁ……50ぐらいかな?」
名前:星雲陽翔 力:♾️ 俊敏:♾️ 知恵:♾️ 防御:♾️
スキル:『言語変換』『身体強化』『アシュラ』
名前:荒木海斗 力:♾️ 俊敏:♾️ 知恵:♾️ 防御:♾️
スキル:『言語変換』『身体強化』『アシュラ』
名前:北斗拓哉 力:♾️ 俊敏:♾️ 知恵:♾️ 防御:♾️
スキル:『言語変換』『身体強化』『アシュラ』
「「「……あっはははは!」」」
「俺等は普通の生活に戻ることは出来なさそうだな!」
「「そうだね!」」
ここまで読んでくれてありがとうございます。これにて、拓哉編も完結となり、トリプルストーリー全てが完結となりました!
ここからは、未投稿な作品を投稿するのと、ちびっ子の物語を進めていきたいと思います。ここからは、蓄えた分がないので、不定期投稿になると思います。




