表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
記憶とともに  作者: かめ
1/1

第一話

ある日、俺は知らない天井で目覚めた。体を起こそうとするなんか体が痛いけど起き上がれそうだから起き上がる。ベッド周りは白で統一され、カーテンで仕切られている。ここもしかしなくても病院か?などと思いながらとりあえずカーテンをめくってみる。俺が寝ているベッドのほかに3つのベッドがあった。一つは誰も寝てなく、カーテンも全開だった。他は、誰かいるのだろうかカーテンが閉まっていた。そんな風に今いる場所を観察していたら病室のドアが開いた入院服のようなものを着ている人と看護婦さんみたいな人が来た。入院服を着ている人と目が合った。なんとなく気まずく、目を逸らす。「看護師さんあの人起きたみたいですよ」と声がする。看護師さんがこちらに気づき、寄ってきて声をかけられた「おはようございます。体に不調はありますか?」「大…丈夫です」「わかりました、いま医者を呼んできますね」そう言い看護婦はいなくなった。しばらくすると医者がきた、少し診察をし、詳しく見るため診察室に行くことにした。そしてなぜか知らないが多分同室の人もついてきた。

病室に戻り、一度自分のベッドに腰掛ける。一度診察室で言われた内容を整理しよう。とりあえず俺は交通事故に巻き込まれ、記憶喪失になった。で、俺の名前は針野奈央らしい。あと同室の4人は知り合いとか。

自分が記憶喪失だとか、事故に遭ったとか信じられないことだらけだなと考える。「えっと針野さんですよね」「多分そうです。」「多分…」いきなり話しかけられ自信なさげにこたえると「俺、組崎天渡っていうらしいです。お互い記憶なくてわからないみたいですけど知り合いだったみたいなんでこれからよろしくお願いします。」「こちらこそ組崎さんのことよくわからないんですけどよろしくお願いします。」「なんか堅苦しいですね」と組崎さんが笑う「そうですね、そしたら俺のこと奈央って呼んでもらっていいですよ」「じゃあ俺のことも天渡でいいです。」「天渡さんよろしくお願いします」「よろしくお願いします」と微笑みかけられる。

そのあとお互い自分のベッドに戻った。天渡さんの方をチラ見すると自分のベッドを漁っていた。自分のところを見ると棚があった。そこを漁ってみる。財布があり、小銭とお札、免許証が入っていた。針野奈央って名前と年齢が書いてあった。俺の年齢は26歳らしい。後は服のポケットに鍵があった。家のカギだろうけど家が分からないなと、とりあえずしまっとく。スマホはあるけどパスワードが分からない。何があるか、なんとなく分かったから戻しておこうと思った。そしたら、がさがさと横で音がした。隣の人が起きたのかなと、気まずいから自分のベッドのカーテンを閉めておく。しばらく息をひそめながらベッドに座り込む、話聞いただけなのに疲れたな、少し横になろうと思い、気づいたらそのまま寝ていた。

入院生活1日目

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ