第1話 プロローグ
春の暖かな日差しが降り注ぐ4月上旬。
俺は新しい高校の制服に袖を通していた。
元々通っていた中学校の近くにある高校に進学するつもりであったが、引っ越しになってしまった。
不安もあるが、わくわくしていないと言ったら嘘になる。
そんなことを考えていると、
「翔一~、そろそろご飯食べなさ~い」
母からのラブコールだ。
時計を見ると時計は7時30分を示していた。
確かに8時には家を出ないと入学式に間に合わなさそうだ。
「今行く!」
早々と飯を食った俺は7時50分に家を出た。
おっとっと、相棒を忘れるところだった。
生活環境が変わってもこいつは護身用に手放すわけにはいかない。
外に出ると暖かなそよ風が吹いてきた。気持ちがいい。
学校までは徒歩で15分ほど。
良い腹ごなしだ。
空を飛んで移動するやつらとは違って―
そう、この世界では誰しもが能力を持ち、能力を使って生活している―
能力が発現していない俺と違って。
初投稿です。
ラノベをたくさん読んできて自分も書いてみたくなって投稿しました。
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