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ドラゴンの卵に転生したら、目玉焼きにされてドラゴンゾンビになった  作者: 金銅才狸


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66アキリアとの再会7



「押忍、只今戻りました」


 チアゴ商会に手紙を届けに行った筋肉が戻ってきた。

 手に沢山の紙袋を抱えている。


「お使いご苦労さま。それでどんな感じだった?」

「は、これを見てくださいなのじゃ」


 紙袋の中身を取り出す。

 なんだこれ?缶?


「新商品の最高給プロテインを運良く買い占めできたのじゃ」

「………そうか………で、手紙は?」

「ここじゃ」

「俺の出した手紙届けなかったの?」

「は。そ、そういえば」

「おいおい。忘れてたのか?」

「店に新商品と兵隊が大勢いたので、忘れてたのじゃ」

「おいおい。ん?兵隊ってなんだ?」

「ドラゴンを返せとか、知らないとかチアゴ商会で兵隊と店員が揉めてたのじゃ』


 あ、………俺を探しているのか?

 俺がいなくなったの、

 第三王子、チアゴ商会の仕業だと思ったか?

 兵隊いるときに、手紙をチアゴ商会に渡してたら、

 俺がここにいるの突き止められて、まずかったかもな。

 ナイスだ筋肉。

 怪我の巧妙だ。


「よし。とりあえず手紙は返すのだ」

「御意。新作プロテインはどれを飲みますか?」

「必要ない」

「な、何と」

「俺にはプロテインよりも高レベル魔物肉が必要なんだ」

「な、なんですと。高レベルの魔物肉が筋肉に良いと?」

「俺くらいになると、そうなのだ。」


 俺は平気な顔で嘘をついた。


「し、知らなかった」

「うむ」

「さらなるマ、ソウルを筋肉に蓄えるそんな裏技があったとは」

「なので、高レベル魔物肉は入手できないか?」

「大金で買うか、自ら遠方に出向いて狩るしかないのじゃ」

「そうか。金は無いな」


 竜鱗でもはいで売るか?

 でも第三王子の手のものがウロウロしてるとなると、

 足がつくよな〜。

 チアゴ商会にたかるのが一番無難かな。

 それまで我慢するか。


「新指導者様は、どの程度の強い魔物まで狩れるのじゃ?」

「レベル200超えが今までで最高かな?」


 魔物じゃなくて、人間だったけど。

 レベル200超えた人間とか魔物と変わらん。

 いや、魔物以上にやべえ奴だ。


「に、200ですか?」

「うむ。命を狙われたから仕方なかった」

「そ、それだけの力があれば、………」

「ん?」

「世界をマ、ソウル教団で埋め尽くすことも可能かもしれませんのじゃ」

「やらない。やらない」

「なぜなのじゃ?」

「何故ってオマエ」

「この世を筋肉と、笑顔溢れる世界にできるのですぞ』

「おい」


 少し想像してみた。

 世の中皆半裸の筋肉が笑いながら歩く町並み。

 それは脳筋に取っては天国かもしれないが、

 一般人には、新たな地獄の誕生ではあるまいか?


「その偉大なるマ、ソウル力で筋肉と笑顔あふるる楽園を作るのじゃ」

「却下」

「なぜなのじゃ?世界の平和が約束されるのですぞ」


 その時バタンと扉が空いて、もう一人のお付きの筋肉が戻ってきた。

 アキリアの像破壊を頼んだ奴だ。


「何を騒いでいる。上腕二頭筋」

「おう。聞いてくれ大胸筋」

「おい。ちょっとまて。なんだその呼び名?」

「我等の階級の事ですか?」

「指導者様に付き従う者の呼び名です」

「まじか?」

「上腕二頭筋の位と大胸筋の位を与えられた二名が、指導者様の寵愛を受ける事を許されるのです」

「ふざけんな………俺はこんな筋肉男寵愛せんぞ」


 最悪だ。やっぱり、この教団頭おかしかった。

 頭どころか、階級まで筋肉でできてた。

 脳筋どころか、階筋だった。










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