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ドラゴンの卵に転生したら、目玉焼きにされてドラゴンゾンビになった  作者: 金銅才狸


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62アキリアとの再会3


 筋肉指導者女は、ポージングを決める。

 それを見て思った。

 甘かった。

 明らかに相手を舐めてた。

 彼を知り己を知れば百戦危うからず。

 敵と自分の力を知っていれば、

 百回戦っても大怪我しないって意味だ。

 彼を知らず己を知らざれば戦うごとに必ず敗れる。


 俺は敵の力も知らず、変幻スキルの欠陥を忘れてた。

 変幻スキルって今の所、

 平凡な人間と、

 ショタバンテスと、

 リトルドラゴンにしかなれないわ。

 Gとかは除く。

 やる前から筋肉勝負とか、勝ち目無いじゃん


 筋肉娘は勝負が嬉しいのか。

 笑顔でポージングを決める。

 しかも敵の筋肉は、さらにその戦闘力を増した。

 もうね。首から下、ガチムチ細マッチョよ。

 俺でさえ見惚れる筋肉美。


 思わずよだれを垂らす。

 もうね。

 リトルドラゴン形態になって食べたら美味しそう。

 ………………ん?そうかその手があった。

 マッチョに勝てるかもしれない秘策を閃いた。


「では道場の方へ移動しますよ」

「ここでやらないのか?」

「マ、ソウルの試みは神聖な儀式、皆の前でやるのです」

「マ、ソウルの試みってなんだ?」

「誰が最高のマ、ソウルを宿すか競う場です」

「そ、そうか」

(待って〜僕も道場連れてって。見たい)


 アキリア。ジブンで動けないって本気だったか。

 哀れだ。

 死者を弄んでたアキリアが………。


「あ〜三人の筋肉」

「なんじゃい?」

「この黒い筋肉痛像も勝負見たがってるから、運んでくれ」

「お、おう。筋肉をつかう事なら、まかせるのじゃ」

「やるぜ。俺はやるぜ」

「俺もだ。マ、ソウル様を運ぶのじゃ」


 軽々と黒い像を持ち上げる3筋肉。

 わっしょいわっしょいと運び始める。


「なかなか聞き分けの良い筋肉だ」

(僕の入ってる、この像凄く重いんだけどね)

「そうなの」

(たぶん楽にトン超えてる)

「なんで運べるんだ?」

(マ、ソウルの加護じゃない?)

「そうか、ついにお前マ、ソウルに改名するのか?」

(僕のことじゃないよ)

「筋肉達にとって、お前は既にマ、ソウルだ。認めろよ」

(やめてよ〜)

「わっしょい。わっしょい」


 アキリアは筋肉三人組に、道場へ運ばれていった。

 道場の場所がわからないので、後ろをついていく。


 道場にはマッチョがズラ〜っと集まっている。

 全員己の肉体を見せつけるかのように、着衣は少ない。

 無駄にポーズをとってて、みんな陽気だ。


 うわ、

 指導者筋肉は既にやる気満々だ。

 さっきまでとは別格のオーラを放っている。

 既に勝ちは決まった。

 そう思い込んだものの持つ、

 絶対的なオーラを纏っている。


 だが甘い。

 甘い甘すぎる。

 自分のテリトリーで自分の決めたルールでの勝負。

 人間相手なら、勝ち確かもしれない。

 がこちとらドラゴンだ。

 人間風情に、まけてなるものか。

 そう息巻いて、指導者筋肉に並ぶ。


「では、マ、ソウルのや試みを、始めるのじゃ」

「お、おう。我等の代表を決めるのだ」

「おおおおおおおおおおお」


 筋肉達は大はしゃぎだ。

 脳筋はテンション高いな。








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