鳳傲天(下の中)
セーラに連れられて、戦争に突っ込む事になった。
セーラの屋敷に残った兵と、
街で集めた混成部隊百名。
数はともかく、戦力的には出がらしだ。
強いのはもうすでに、妹やセルバンテスが持ってってるから
それでも進軍を開始する。
セーラ。俺。魔女は荷馬車の後ろに乗ってる。
幌のついてない奴だ。
シェフに料理作って運ばせるのに都合がいいからね。
荷馬車の上でモグモグしてる。
シェフは移動しながら料理作ってたいへんだな。
「セーラ嬢。私は具体的に何をすれば良いのかな?」
「基本は護衛です」
「おや、それだけで良いのかな?」
「いざという時には、王子をさらってください」
「いきなりハードルが上がった」
「ミギャ」
「あなたはご飯をそのまま食べていて良いです」
「ミギャ」
「たまに撫でさせてください」
「ミギャ」
了解と魔物肉ガジガジしながら手を振る。
俺の料理用にシェフと執事がそれぞれ二名ついている。
セーラ並の金持ちじゃないね。
『いざという時は私を連れて行く逃げてください」
「ミギャ」
「ねぇ。私とショタ竜の扱い違いすぎない?」
「適所適材です」
「それって負けて逃げるときさ」
「はい」
「私に突っ込ませて時間稼ぎする気だよね?」
「………」
「私とショタ竜の扱い、ちがくない?」
「ミギャ」
「チビ竜。貴方は私の側にいれば良いのです」
「ねぇ私を殺す気満々じゃないか、セーラ嬢?」
「大丈夫です」
「ミギャ」
うん。この魔女なら大丈夫だろ。
殺しても死にそうにない。
「そんな厄介な役目はやらないよ」
「第三王子は、イケメンです」
「ミギャ?」
「隣強国の豚王女が、無理やり結婚もうしこむくらいにはね」
「ミギャァァァ」
哀れだ。
強国の圧力かけられてそう。
無理矢理、豚王女と結婚って。
第三王子可愛そすぎる。
王族って大変なんだな。
セーラの妹を側室に欲しがるわけだ。
「つまり。結果的に可愛い可愛そうなイケメンを魔女殿が」
『私が救出することになるのね?」
「はい。豚王女から救出されれば、イケメン王子は」
「私に惚れる。と」
「今は、かなりチョロい精神状態でしようね」
「完璧じゃん。セーラ名軍師」
『ミギャァァァ」
哀れだ王子。
豚王女の次は魔女に狙われるとか
というかセーラ何気に凄くね?
めっちゃ黒いし。
微妙に怖いんだけど。
まぁ良いか。
お肉美味いし。ガジガジ。
「セーラお嬢様。伝令です」
「なんと?」
「途中カルナお嬢様と合流しました」
「無事でしたか」
「それがセーラお嬢様の率いる軍だと知ると逃げ出しました」
「ミギャ?」
「なんでカルナ嬢が逃げるの?」
「私に怒られると思ったのでしょう」
「へ?」
「ミギャ?」
「もしかして、第三王子の軍に逃げこむかも知れませんが」
「え?」
「ミギャ?」
「カルナも王子も逃しません。お仕置きです」
「ミ、ミギャ?」
「何で妹さんが王子の所に逃げ込むの?ねぇ?」
「あの二人が馬鹿やる毎に叱ってましたからねぇ」
「そ、そう」
「最近では私が近づくだけで、二人共漏らすんです」
「どっかで聞いた話ねぇ。って師匠の娘だった。この娘」
「ミギャアアア」
哀れだ。
でも大丈夫か?
王子も軍隊引き連れてる戦争だぞ。
コレ幸いと、今までの仕返しされるんじゃ。
戦争舐めてると死ぬよ。
………まぁいざとなれば。
ドラゴンゾンビ形態で短時間突っ込むか?
相手はドラゴンキラーとか準備して無いだろうから、
きっと負けないよ。
セルバンテスコレクションを食べたおかげで、
ある程度なら寿命大丈夫だろうし。
ま、最後の最後だね。アレは使うのは。
第三王子。カルナを捕まえようとした結果。
俺より強いセルバンテス。
セーラ
魔女
俺
と、連戦に突入するとか
哀れだ。
その前に豚王女にやられてんだろ
そいつ、連戦で、もう勇者に覚醒してもおかしくないね?
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ブクマヨロシクね
\(^o^)/




