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ドラゴンの卵に転生したら、目玉焼きにされてドラゴンゾンビになった  作者: 金銅才狸


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鳳傲天(下の上)


 顔色の悪い金髪美女セーラ。

 動けるようになったようだ。

 食事中の食堂にやってきた。

 魔物を食べるのに忙しい俺。

 俺を舐めるのに忙しい魔女。

 それを見るセーラ。


「おかげで体もだいぶ良くなりました」

「セーラ嬢良かったね。報酬のショタ竜舐めてるよ」

「ミギャ」

「おお。セーラ良かった」

「魔女様。その竜は私のモノです。舐めてはいけません」

「おやセーラ嬢約束が違うね〜」

「はい。アレは嘘です」


 さらっとセーラは約束を破ろうとする。


「せ、セーラ。魔女殿と何か約束をしたのか?」

「はい」

「魔女との約束は破ってはいけない。必ず守るのだ」

「そうよ〜魔女の約束は絶対よ〜」

「ミギャ」


 約束は大事だね。


「魔女との約束は守るものと古くからきまっておる」

「そうよ。約束通り私はこのショタ竜ナメナメするの」

「駄目です」

「ミギャ」

 

 まぁ落ち着けと、セーラに毒の無い魔物の肉を差し出す。


「こ、コレを食べろと?」

「ミギャ」

「わ、わかりました」


 セーラは渡された魔物肉をかじる。


「セ、セーラいきなりそんな油っこいもの大丈夫かい」

「ミギャ?」

「お、おいシェフ。もっとあっさりしたものを頼む」

「ミギャ」


 俺もと鳴く。


「二人前だ」

「ミギャ」

「どうしてお父様は、ドラゴンの言葉がわかるのです?」

「感だ」

「ミギャ」

「福音」


(魔女様に舐められるのがよいのですか?)

(魔物肉うめ〜。毒が旨すぎて、なんかもう何でも許しちゃう)

(許してはいけません。今すぐゴッキーになってください)

(………魔女に舐めさせるのか?)

(そうです)

(……ろ面白い。が、食べ終わるまで待て)

(待てません)

(わがまま言うな。この毒のある食べ物は、全てに優先する)


「あら、手が滑りました」


 そう言ってセーラが魔物毒料理の皿を手に取る。


「ミギャ?」

「人間には猛毒のスープを、私のドラゴンにかけてしまいました」

「ミギャアアアア」


 せっかくの毒料理を頭からかけられた。しかも熱っちぃ。


「あらあら。人間が私の竜を舐めたら死にますね」

「せ、セーラ」


 ドン引きするチゴヤ


「セーラ嬢。そこまでするかい?」

「当然です」

「そんなに目くじらをたてず、一緒にショタ竜を愛でようじゃないか」

「ミギャアア」


 熱い。ピリピリする。


「メイドよ。ドラゴン殿を拭くタオルを」

「はい。旦那様」

「良いかいセーラ嬢。ショタ竜を愛でるチャンスなんてめったに無いよ。一緒に舐めようじゃないか?」


(毒かかってるから、舐めたら死ぬけどな)

(いっそ魔女様がこのまま舐めてくれれば………)

(そんな事よりも、毒の魔物おかわり頼む)


「セルバンテスは、いない。シェフ。毒の料理をおかわりです」

「は、ただいま」

「お父様。セルバンテスの姿が見えませんが、どうしたのですか」

「うむ。第三王子が攻めてきてるので、そっちにやった」

「まぁ?あの子達がまた喧嘩を?」

「今回は手勢を率いての戦争だ」

「まぁまぁ。大変ではありませんか?」


 今回は?いつもはもっとマシなのか?

 なんか大変感ないね。

 二人とも落ち着いてる。


「そうだ。だからこうして魔女殿にも協力してもらっている」

「ミギャ」

「おおう。竜殿にもな」

「わかりました。私が王子に言って聞かせましょう」


 え?セーラ何言ってるの?


「い、いや。お前は、まだ病み上がりだしな」

「大丈夫です。王子も妹も良い子ですから」

「セーラ嬢行ってら〜」

「ミギャ」

「あなた達もついて来るのですよ」

「いや、私はショタ竜舐めるのに忙しい」

「ミギャ」


 俺は、料理を食べるのに忙しい。


「ついて来ないと料理と竜を取り上げますよ」

「ミギャ」

「酷いぃ」


 強引に戦場へついていくことになった。








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