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0025.混浴と建設

 温泉の湧き量は多いようですぐお湯は貯まり、手を付けてみるとチョット熱めだがいい塩梅の湯でギガの調査と計算の苦労がしのばれる。

 源泉掛け流しで今までとは全く違う豪華さだ。きっと冬が最高だ。


 速攻で風呂桶を短剣とレイガンでいくつか作り、皆に入り方をレクチャーしながら一番湯をいただいた。


「ふ~生き返る」


 そう言えば、この里には布が無いから皆は湯上りに体を拭く事が出来ないよね。

 暖かい日はまだいいが寒い日はどうしようか。

 俺用は次元庫にバスタオルあるけどな。


「みんな見てないで入りなよ」


 と声を掛けたが、族長は乗り気では無く「どうするかな」と周りを見渡していた。


 男たちはお風呂にはあまり興味が無くて、飲み水を運ぶ算段をしている。

 逆に女性陣は興味津々のようだ。

 それを見た族長が女性たちに。


「お前ら先にケンタ様と入りな」


 と言ったので女性陣との混浴になった。



「ケンタ様お隣いいですか」

「一緒に入るなの」


 プラムとアイラが隣に来た。

 周りを見ると。


 うわぁぁ! 

 何とは言わないが大量に浮いている。

 すげー。


「いてっ」


 もちろんプラムもアイラもなのだが、他の方々は迫力が違う。

 などと思っていたら両隣からお腹を抓られた。


「もうケンタ様ったらなの」

「私たちも見てね」

「はい」


 その夜も幸せに過ぎていった。


 次の日、魔法の講義を10人位新規を増やし行ったら。

 ゾムン族長はもう小さいながら火を灯す事が出来るようになっていて。


「これからは私たちが教え広めます。我々には時々ご教授ください」


 と言われたので魔法の講義は日課にはならなかった。

 少し寂しい。


 今日から俺は結構長い期間かけて温泉横に家を建てる事を族長に言うと。

 プラムは狩りに行くとの事で、ホルンが護衛に戻った。


 木は十分に次元庫に入ってる。


 俺は伊達に建設現場のバイト君を8年もしていない所を見せてやろう。

 ふははは。

 って悲しくなってきた。


「ケンタ様、お家を建てるってどうするなの?」

「まずは完成図やら設計図、部品一覧などを作っていくよ」

「何を言ってるか分からないなの?」

「はははごめん。どんなものにするかこれから絵にするんだ」「なんとなく分かったなの」


『ギガCADとかその印刷とか出来る?』

『お安い御用だCADは投影表示の思考式とタッチ式併用の細部設計全自動版を準備しよう』


 完成図を作れば自動で部品図まで展開してくれる優れものだ。

 アイラやホルンとああでもないこうでもないとワイワイやりながら完成図を作っていく。

 皆がデカいので、天井をかなり高く設計する。

 なのでかなり背が高い建物になるなー。


「2階に俺の部屋を作りたいな」

「私のお部屋はここがいいのなの」

「護衛の待機部屋が欲しいね」


「温泉の上 に張り出した部屋を作ると冬暖かそうでいいなあ」

「オークなどにも負けない頑強さが欲しいね」

「えっ強度ですか~」


 どうしようか壁を木で石をサンドした形にでもする?


『中に硬化衝撃吸収材を仕込むといいだろう。二重に作れば後から形を合わせたものを作ろう。いや待て、二重にしなくても外壁と外周の柱の外側に強化繊維疑似木材を張り付けるだけの方が簡単だ。強度が必要なところもそれにしたらいい。設計図に合わせて我が作ろう』

『おお、ありがとギガ』


 でも、硬化衝撃吸収って矛盾してる気がする。

 カチカチ玉なのに全く跳ねない金属球とか有りそう。


 一階は護衛室と休憩などの雑多な使い方が皆で出来るフリ-スペース、護衛室の奥に2階への階段、2階に俺の寝室やら居間などを作ることにした。

 こうすれば護衛しやすいとホルンが強く主張したから採用したのだった。


 基本現状、住み込むのはアイラとプラムの二人のみで、後は護衛が交代制になるらしい。


 そうそう、忘れずに熊犬の方々が来られた時の部屋も作ったよ。


 大体の部屋割りと外観が決まれば各部品が番号を振られて表示されるので番号順に二人に手伝ってもらって寸法通りになる切り取り線を材木上に投影表示し、レイガンや短剣で切っていけばいい。


 ただすごい数の部材を作らないといけないだけだ。

 これは結構時間が掛かりそうだな。さてやるか。


 そうは言っても部材づくりには慣れない者同士、最初乾燥を忘れて作った部分は反り返ってしまったので作り直ししたりとトラブルもあり難航もした。

 結局全部揃うまで1週間以上は掛かった。壁用や床用の板など変化の無い作業が延々と続いたのはさすがに辛かったよ。


 後は簡単だ。

 次元庫から順番に付く位置に出せばいい。


 最初柱が倒れなくなるまで支えてもらう必要があったが、その後は部材を出せる距離に近づいて、順番道理に出すだけの単純な仕事で完成だ。

 思うより巨大な木造建築になったなあ。


 奈良の大仏がある東大寺を彷彿させる。

 まあ実質は相当大きさ違うけどな、雰囲気だよ。


 飾りっけは無いがその威容は圧巻である。

 完成間際にギガが外装強化材を周りに貼り付けていて、温泉の上に張り出した部屋の下部分など謎の一枚パーツになっており、もしかしたら何千年も残るオーパーツとしてその手の好事家に持て囃されるかも、と思うと笑えて来た。

 温泉上と言えばそこに作った俺達の部屋は夏だと言うのに快適気温だ。

 まさかエアコン入れて無いよね。ここを主寝室にしよう。


「ここは涼しいの、下は温泉で熱いの、不思議なの」

「神の住居だしこれも有りかな、とね」

「すごいの~」

「はっはっは」


 俺にもどんな技術なのかさっぱり分からんわ。


 なお夜は天井が光ってとても明るい部屋と寝室下の浴場だった。

 いつの間にやらあちこちの柱に照明のスイッチが出来ている。

 太陽電池とエーテル発電でずっと点けていても大丈夫なんだって。

 それで、浴室と休憩所は明かりを消さないことにする。

 窓が無いので明かりは外にほぼ漏れないしね。

 この星の生活も家と温泉が出来たおかげでかなり快適になったのであった。


 その後何時もの生活に戻り狩り三昧だ。

 長剣の必要性を感じ、訓練の棒を長いものに変えてこなす内に、アイラとの模擬戦にも慣れ、時々は勝てるようになってきた頃。


 熊犬族の2人が俺に仕える為にやってきた。

 俺たちが解体場を手伝っていると族長が連れてやって来て。


「熊犬族から約束の従者が来たぞ。この二人だ。ホルン後は頼む」

「任されたね」


 族長は忙しいのかすぐ戻っていった。


「おらは作太だす、よろしくだす。力には自信があるだす。ケンタ様には傷一つ負わせないよう頑張るだす」

「あたいは、咲女、ケンタ様よろしゅうでし」


 作太は族長よりも大きく力強そうだが顔が緩いのが、まるでプ〇さんの様でアンバランスだ。


 咲女はころっとしてて小柄でキュート、顔にはなぜか毛が生えていない。

 何より子供だ。

 大きいぬいぐるみみたいでころっころして可愛い。


 モフモフすれば天国の予感。

 二人並んでいると同じ種族に見えにくい凸凹コンビだな。


「かわいい子だねー、小さいのに仕事かい。厳しい部族だねー」


 と咲女の頭をなでようと手を伸ばそうとすると、咲女は手を撥ね退けながらキット睨んで


「あたいは18だあ! 子ども扱いするなでし」

「ごら、咲女何言ってやがるだす。ケンタ様すまねーだす。ゆるすだす」


 作太は咲女の頭を押さえて下げさせた。


「あにするのよ、止めでし作太~」

「ああ、びっくりはしたが怒って無いよ。ははは、ふ~」


 なんか難しそうな子だなーってあれで18歳! なんかすごいな。

 作太の方は見た目と違ってしっかりしてるっぽいな。


「離せっ! この、バカ力でし。痛いっての。……作太のば~か。べ~っでし」

「騒がせてすみませんだす」


「僕はケンタ様の傍女のアイラなの。一緒にケンタ様に仕えましょうなの」

「元気がいいねー。俺はね、ホルンだ。ここの副長だね。ケンタ様の護衛もやってるね、君は強そうだね期待するね。後はプラムと言う護衛が居て交代することが有るね。夕方には帰ってくるからね。会うといいね」


「ホルン副長様とアイラ先輩だすな。よろしくだす。ほら咲女」

「痛いっでし、腕を掴むな。やるってば離せっでし。もう……あたいも、よろしくでし」

「咲ちゃん、付いてきてなの。ここで暮らす部屋に案内なの。僕と同室なの」

「作太は俺に付いてこい。部屋は護衛詰め所の横だね」


 2人を連れて家に向かって移動した。


「ほへー、この家凄いだすな~、おら達は木のうろを掘って大きくした所に住んでるだす。木を組んで家を建てるなんて誰もしないだす」

「ケンタ様が建てられたのだね、我々は岩を掘った洞窟の中に住処があるね」


 咲女は口をポカーンと開けて家をみている。


「あたいは、何を見ているでし。幻が見えてるでし」


 小さい声でぶつぶついってる。


「咲女、咲女、大丈夫かなの」

「あばばばば」


 アイラが肩を持って力強く揺さぶっていた。


「ちょっと、やり過ぎだアイラ。咲女大丈夫か、お~い!」

「は~死ぬかと思ったでし」

「ごめんなさいなの」


 彼らの体は毛むくじゃらで4足歩行だから服など着てない。

 話す時は立ち上がっていたので丸見えだな。

 お腹や胸にはあまり毛が無いし。


 荷物も無いみたいだし案内が済んだらお風呂で、その後服を着せたいが着てくれるかな?

がんばります!

「最弱の吸血鬼?が生き残るには?【最弱では死にそうなので毎日せっせとダンジョンに通い、最強になってしまったので悠悠自適に生きれる】」も連載中ですのでよろしくね

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