プロローグ
…………う…………
……なに……?
……あし……つめたい……なにか……あたった……?
……ベット?
……まあいいか……それよりねむい……
……むう…………さむい……もうふ……
手をのばしてみると、何かふわふわな物に触れた。
……あった……あったかい……
それに抱きついて二度寝しようとする。
「おやすみ……」
「にゃぁ!」
いきなり近くから猫の声がした。
え!?
びっくりして飛び起きる。
眠気なんて一瞬で消し飛んだ。
目の前には黒い猫がいた。
目の前に。
私が毛布だと思っていた物はこの猫ちゃんだった様だ。
「えっと、その、猫ちゃん?」
「にゃー?」
「か、かわいい!」
「にゃ!」
気のせいかもしれないけど、嬉しそうに見える。
ドヤ!って感じの顔だ。
かわいい。
「ドアは閉まってたと思うんだけど猫ちゃんはどうやってここに来たのかな?」
猫ちゃんは不思議そうに子首を傾げている。
かわいい。
違う、そうじゃ無い。
「猫ちゃんはどうやってここまで来たの?」
誰か来てるのかな?
辺りを見渡してみる。
!
!?
「ここどこーー!?」
周りはまさかの岩だ。
辺りを見渡してみても、岩、石、岩。
そして猫ちゃん。
ナンデ!?ココドコ!?
この物語は一様サブストーリーです。
主に本編の方を書いていきますが、たまに書いていきます。
途中で変更があるかもしれません。