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第二十三話 探プロ契約

○探プロ契約 その1○


 4月30日火曜日午後5時30分。

 白山ダンジョンで何時もの活動を済ませた賢斗達はダンジョンショップクローバーの前までやって来た。


「ねぇ賢斗ぉ~、それでいったい何のお話なのぉ~?」


「いやそれがさぁ、ここの店員の水島さんの話では悪い話じゃないって言ってたけど詳しい事は今日話すって言ってたからさぁ。」


「もう賢斗君、そういう怪しい話は断んなさいよ。」


「まあそうだけど、ほら、何時も結構買取額の上乗せして貰ってただろぉ?

 これからもこの店はチョイチョイ利用するだろうし話くらいは聞いてやってもいいかなぁって。」


「まあそれはそうかもだけど・・・」


 と怪訝そうな表情を浮かべる二人を引き連れ店に入ると・・・


ウィーン


「まあ皆さん、本日は態々お越し頂き大変ありがとうございます。」


 直ぐに中川が寄ってきて丁寧な挨拶をしてきた。


「今日は少々込み入った話もありますので奥の部屋でお話しましょうか。

 さあ、どうぞこちらに。」


 促されるまま、店の奥の方へとついて行く賢斗達。

 通された部屋の中にはソファーセットやロッカー、シャワー室の他、PC、TV、電気ポット等の電化製品も置かれ、あたかも豪華な休憩室と言った感じ。


 ダンジョンショップってやっぱ儲かってんだなぁ。


「こちらからお好きなお飲み物をどうぞ。」


 飲み物のオーダーを聞いてくる水島にソファーに腰を下ろした賢斗達がそれぞれ注文を済ませると・・・


「では、じゃあ早速本題に入りましょうか。」


 最後に腰を下ろした中川がいよいよ本題を切り出し始めた。


「今日皆さんにするお話はこの4月からうちの会社が立ち上げた新事業であるCLOVER探索者プロダクションについての説明と勧誘です。

 順を追ってご説明させて頂きますと・・・」


 探索者プロダクションというのは、有名な探索者や実力のある探索者と契約し、その探索者達の活動の管理やサポートを行うところである。

 一般的にこういった探プロと契約している探索者をプロ探索者と言うのだが、賢斗達の様な一般の探索者とはその活動の幅が違ってくる。


 一般の探索者の場合その活動内容はダンジョンに入って魔物や宝箱からアイテムを入手し、その買取金で収入を得る事がほぼ全てと言って良い。

 しかしプロ探索者の活動内容は、一般の探索者としての活動の他に協会からのスキル取得講座等の警護依頼やその他外部からの特定アイテムの調達依頼、雑誌取材やTVの出演依頼等と多岐に渡る。


 そんなプロ探索者の一般の探索者としての活動以外の部分をマネージメントをするのが探索者プロダクションのお仕事という訳である。


 そしてこのCLOVER探索者プロダクションでは、一般の探索者としての活動以外の部分に関するマネージメント料として収益の30%が探プロ側の取り分。

 他には一般の探索者としての活動における魔石以外の入手アイテムに関して売却先をクローバーに限定する。

 またステータス情報の探プロへの開示等の条件等が今回の契約内容として盛り込まれていた。


「とまあ長々お話させて頂きましたが、これ等の条件が今回我々クローバーが貴方達ナイスキャッチに提示する契約内容となります。」


 しかし本来こういった話は、ランキング的にCランクに上がる手前くらいになったり、高校生で言えばモンチャレ大会で活躍したパーティーとかにするもの。

 普通に考えて賢斗達の様な新人パーティ―にする話ではない。


「何で俺達みたいな初心者のパーティーに、こういった話をされるんですか?」


「勿論、我々としても既に有名で実力のある探索者と契約が出来ればそれが1番です。

 けれどもうちの様な新参はまだ信用もありませんから、こうして新人発掘に力を入れてる訳です。

 そして今日このお話をさせて頂いたのは、貴方達の将来性を高く買っている、と御理解頂けたら良いかしら。」


 ふ~む、まっ、これはきっと桜のラッキードロップの将来性を高く買っての事だろう・・・この人も知ってる事だし。


「あとはそうですねぇ、皆さん高校生ですし遠くのダンジョンに行きたい時は車での送迎をしたりとか、この部屋をナイスキャッチの拠点部屋として使って頂こうかとも考えています。」


 えっ、ホント?

 この豪華な休憩室が俺達の拠点部屋に?

 そして車での送迎もとっても魅力的。

 ・・・長距離転移を覚えた暁には転移先を増やしていくのに凄く助かるだろうし。


「どうでしょうか。急な話で申し訳ないですけど、是非前向きに検討して頂けませんか?」


 う~ん、最後にこんな豪華特典をぶら下げられては・・・

 つってもやっぱこれ、今すぐ返事って訳にもいかないよな。


「ちょっと皆と相談したいので、少しお時間貰って良いですか?」


 一応皆の意見も聞いてみないと。


「ええ勿論。

 そういう事でしたら、私はちょっと席を外しましょうね。」


 そう言うと中川は立ち上がり退室して行った。


◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇


○探プロ契約 その2○


 ドアが閉まると早速緊急パーティーミーティングが始まる。


「皆はどう思う?」


「賢斗はどう思うのぉ~?」


「俺はもうちょっと話を聞いてから判断したいけど、まあ前向きに考えても良いかなって思ってるよ。」


 正直プロ探索者なんて将来的希望でしかなかったし、まだ学生の俺にこんな話があるなんて現実味が湧かない。

 と言っても事務所の立地、その他諸々考えてもこれはかなりの好条件。

 将来的にこんな良いお話が転がっているかと慮れば、今このチャンスを逃す手は無い。


「私は大賛成よ、賢斗君。

 高三だし、卒業後のことで悩まなくて済んじゃうもの。ウフッ」


 おっ、先輩も超乗り気じゃん。


「じゃあ、私もそれでいいよぉ~。

 高校生プロ探索者とかかっこいいもんねぇ~。」


 うんうん、桜が嫌だと言ったら多分この話自体無くなる。

 いや~高校生プロ探索者、実に良い響きっすねぇ。


「じゃあ皆もこのプロ探索者契約に賛成って事で良いか?」


「おっけ~♪」


「勿論よっ♡」


 まっ、こうなるんじゃないかって思ってたけど♪


◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇


○探プロ契約 その3○


ガチャリ


 賢斗達の話が纏まったところでタイミング良く部屋のドアが開いた。


「皆さん、そろそろお話合いは終わったかしら?」


「あっ、はい。

 一応みんな前向きなんですが、一つ質問して良いですか?」


「それは有難うございます。

 で、質問とは?」


「探索以外の仕事の負担とかって、実際のところどの程度になりますかね?」


「う~ん、そうですねぇ。

 私としては学生の貴方達に過度の負担を強いる様な事は考えていませんけど、こればっかりは立場の違いもあるし・・・

 でもまあ、出来ない時は出来ないとちゃんと仰って頂ければしっかり対応は致しますよ。

 それに当面外部からの仕事依頼は来ないと思いますから、そうご心配なされる様な事にはならないと思います。」


 あ~、まあよく考えたら俺達に対する仕事依頼なんてまず来ないだろうしな。


「そっすか。」


「あと、正式なお返事ですがそれはまた後日という事でお願いします。

 まだ未成年の貴方達のお返事を鵜呑みにする訳にも行きませんし保護者の承諾が必要になりますので。」


 あ~保護者の承諾かぁ。


「そしてそのお返事が良いものであれば、改めて私が保護者の方にご挨拶に伺い、そこでようやく我々と貴方達との専属契約が結ばれるといった流れになります。」


 叔父さんに頼み事とか・・・まっ、これは仕方ないか。


「あっ、分かりました。」


◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇


○探索者委員のお仕事 その1○


 5月1日水曜日午前8時30分。

 教室の自分の席に着いた賢斗に朝から白川が声を掛けてくる。


「今日のHRで探索者委員としての連絡事項を話すから、多田君も一緒に前に出てね。」


 そういや今月から委員会の活動開始だったっけ。


キーンコーンカーンコーン


ガラガラガラ


 担任の細川先生が入ってくると、HRのお時間。


「え~おはようございます、皆さん。

 それでは早速連絡事項を伝えていきますねぇ。

 ・・・え~、最後に今日は、探索者委員の方から連絡があるそうです。」


 委員長が教壇に立つと賢斗は少し下がった後ろで待機。


「今日から探索者資格を持つ生徒には学校からルールが設けられます。

 その内容なんですが・・・」


 委員長が前回の探索者委員会で決まった内容の説明を始めた。


 う~ん、これは懐かしの演劇の配役で木に選ばれた時と同じ気分。

 この私、満更嫌いでは御座いませんよぉ。


「はい、これ。多田君。」


 白川は用意されていたプリントを賢斗に差し出す。


 主役が木に語りかけるシーンは無かった筈ですが?

 まっ、只プリントをお配りする係というのもこの私・・・えっと、この列は何人だぁ?


 おっ、仏頂面でお外を眺める勇者君発見・・・固定ギブス付きだが、お元気そうで何より。


「探索者資格を持つ生徒は、毎週月曜日に探索予定を探索者委員に提出・・・」


 プリントを配り終えると白川の後ろに再び待機し、木のオブジェとなる賢斗。


「・・・といった内容です。

 時間も無いので質問のある方はあとで私か多田君に聞いて下さい。」


 いや~ん、俺の名前は出さんでええのに。


◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇


○探索者委員のお仕事 その2○


 昼休みに入ると、白川が再び賢斗の元にやって来た。


「これがこのクラスの探索者資格所持者リストでしょ。

 こっちが今週の探索予定をまとめた用紙で、これがこのクラスの探索者資格取得希望者リストよ。」


 午前の休憩時間、彼女の周りは常に何人ものクラスメイトが集い探索者資格の有無やその希望の有無等を報告していた。


 俺の方に一人も来なかったとはこれも委員長の人望と俺の努力の賜物・・・なんと素晴らしい。

 この分なら幽霊探索者委員まであと一歩って感じだな、うんうん。


「な~んか委員長一人いれば探索者委員の仕事は十分勤まっちゃいそうですなぁ~ハハ、はっ!」


 軽口を叩く賢斗を白川はキッと睨みつけた。


 ・・・これはどうやら言ってはいけない台詞の様だ。


「あっ、いえ、冗談です。ホントホント。」


「っとに、多田君はみんなの探索予定に無理がないかちゃんと確認しておいてね。

 少しは役に立ってもらわないと、もう。」


 う~ん、ちゃんとプリントお配りしたのにぃ。

 まっ、こっちにも言い分はあるがこの委員長に口答えするのは藪蛇以外の何物でもない。

 面倒な事になるのは御免だし、ここはサッサと言われた事をやっつけますか。


 と渋々作業に取り掛かる賢斗さん。


 ふ~ん、このクラスの探索者資格取得者は今現在7人。

 俺、委員長、モリショー、高橋、、西田さん、鈴井さん、水谷さんね。

 よしっ、これ以上増えない様全力を傾けるとしよう、おおっ!


 んで、レベルの方はモリショーがレベル2であとは全員レベル1か。

 まっ、あいつはやる気だけは凄かったからな。


 そしてパーティー登録関係はラブリィエンジェル以外はそれぞれ未だソロ状態。

 ふ~ん、結局高橋とはあの時誰もパーティーを組んでいなかったんだな。

 となると俺の最終目標的にはこいつ等全部纏めてラブリィエンジェルを6人パーティーにする事。

 そうすりゃラブリィエンジェルリーダーこと委員長が俺を除いたこのクラス全ての探索者を取り仕切る事になり、俺の仕事は更に無くなる、うんうん。


 とまあそんな将来設計は今は置いといて、お次は夫々(それぞれ)の今週の予定。

 ラブリィエンジェルは5月3日から6日まで毎日白山ダンジョンか。

 まあGWの連休だし、資格取ったばっかでやる気満々って感じだろうしなぁ。

 って事でこいつ等に関しちゃ特に問題あるまい・・・この前白山ダンジョンのレクチャーはしてやったし。


 残りの女子二人は今週ダンジョンに行く予定はなし。

 で、最後の勇者君は怪我してるんだし当然・・・あいつはバカなのか?


「委員長、この高橋の予定なんだけど・・・」


「多田君から高橋君に注意してきてね。ニコッ」


 ・・・っ、殺生でござる。


「いやここはやっぱりこのクラスのリーダーである委員長から・・・」


 ・・・もうその怖い目で見るのやめて貰って良いですか。


 とこれまた渋々高橋の席へと向かう賢斗さん。


「高橋、ちょっといいか?

 この今週の探索予定なんだが、怪我が治るまで止しておいた方が良いと思うぞ。」


「何だ?多田。

 探索者委員ってのはそんな事にまで口出ししてくるのか?

 そう言うのを余計なお世話っていうんだよ。」


 うん、俺もそう思う。


「まあそう言うなって。

 利き腕が使えないんじゃ、危ない事くらい分かるだろぉ?」


「フン、僕には限界突破スキルがあるんだ。

 少しくらいレベルが上だからって調子に乗って貰っちゃ困るな。」


 あ~やっぱこいつの相手はしたくない、ったく嫌な仕事だこと。


「まあお前がどうしてもって言うなら俺に止める権限はないけどさぁ、報告はさせて貰うぞ。」


「ちょっ、ちょっと待て。

 その報告ってのは何だ?」


 こいつ話聞いてなかったのか?


「あ~こういう場合、俺から探索者委員会の上の方に報告して、そこからまた先生方に話が行って・・・分かったか?」


「多田君、君と僕の仲じゃないか。

 もう少し穏便に済む方向で考えてみないか?」


 ・・・何この見事な掌返し。

 そして仲は寧ろ険悪だけど。


「折角の4連休、これ以上他の奴等に後れを取るのは絶対に我慢できない。

 頼むよ、多田君。」


 う~ん、何か必死だなぁ。

 まあこいつの気持ちも少しは分かる気も・・・いやどうでも良い気がする。


 いや待てよ・・・おお、良い事思いついた。


「じゃあお前がそんなに今週ダンジョンに行きたいのなら、モリショー達のパーティーに頼んで一緒に入れ。

 そしたら報告の件は無しにしてやってもいい。」


「そっ、それは本当かっ!」


「只、西田さんはかなりお前の事を酷評してたし頭下げてちゃんとお願いしないとダメかもなぁ。」


「なっ、むぅぅ・・・分かった。」


 我ながら見事な作戦。

 モリショー達に面倒を見て貰えば怪我する事も無いだろう。

 そしてこれを機になし崩し的に高橋がラブリィエンジェルに加入なんて事になれば、ふっ。

 いや~労せずして俺の理想にまた1歩近づいちまうなぁ、うん、素敵。


 と、話もついたので、再び自分の席に戻ると・・・


「で、高橋君の方はどうなったの?」


「一応委員長達のパーティーに同行するって条件を付けて、OKって事にしといた。」


「えっ、そんなの聞いてないけど。」


 うん、初めて言ったし。


「あ~それは高橋の方から、後で頭下げてお願いする様言ってあるから。

 勿論委員長達がそれを断った場合、それでもあいつが諦めなければ委員会に報告するし。」


「ふ~ん、まあ私はそれで構わないけど、多恵が何て言うか・・・」


 まあ後はあいつの誠意次第だなぁ・・・

 誠意の欠片もなさそうだけど、うん、とっても不安。


◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇


○探索者委員会○


 放課後、探索者委員会に出席すると早速かおるから念話が飛んで来る。


(ねぇねぇ、探プロ契約の話、進んでる?)


(ああはい、うちは今日俺の叔父さんと中川さんがアパートに来る事になってますよ。)


(はっや~い。うちはまだ親を説得中なのに。)


 確かに普通の親なら心配する事案かもしれない。

 一方俺と叔父さんの関係と言えば、お互いに気を使ってしまう様な状態で時間が止まっている。

 これが良いのか悪いのかは別として、こういった相談事に時間はそう掛からない。


(大学行けとかって煩いのよねぇ。

 プロ探索者になれれば必要ないと思うんだけど。)


(いや先輩が高校卒業しても2年間は俺と桜は学生状態ですから、先輩も大学生やってても良いんじゃないですか?短大とか。)


(あ~なるほどぉ、でもなぁ・・・)


(桜はどうなったか聞いてます?)


(桜は明日って言ってたかなぁ。

 ホ~ント理解ある親で羨ましいわ。)


「では、本日の探索者委員会はこれにて終了。解散。」


 あれっ、もう終わり?

 う~ん、今日の議題は何だったんだろう。


◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇


○探プロ契約 その4○


 午後8時、賢斗のアパートであるハイツ令和201号室に彼の保護者である叔父とクローバーの責任者である中川がやって来ていた。


「初めまして、私は探索者プロダクションクローバーで主任をしている中川京子と申します。」


「私は賢斗の親代わりをしている更科大介と言います。」


 挨拶が済むと、中川のプロ探索者の専属契約に関する説明とそれに対する叔父更科の質問が小一時間程続く。

 それを終えると特に反対した様子も無く更科は三枚の書類にサインした。

 そして最後に俺と叔父さんで、3枚ほどの書類にサインをしていく。


「はい、これで契約完了です。

 本日はどうも有難う御座いました。」


「いや、こちらこそ賢斗の事宜しくお願いします。」


 立ち上がった中川は部屋を出て行く。


「今日はどうも有難う御座いました。」


「いいえ、こちらこそ。これから宜しくお願しますね。」


「はい。」


 と見送りが終わり振り返ると、身支度を終えた叔父が立っていた。


「賢斗、お前が一人で頑張ろうとするのを悪い事だと思わない。

 が、何時でもこうして俺を頼って良い事も忘れるなよ。」


「ああ、うん。わかってるって、叔父さん。」


ガチャリ


 そんな簡単にいかないっつの、ハハ


 こうして多田賢斗と探索者プロダクションクローバーとの専属契約が成立した。

次回、第二十四話 連休は清川で。

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― 新着の感想 ―
[一言] 叔父さんがカッコいい件 あと、プロ契約するならもちろん契約内容は確認してるんよな?(「契約」って言葉が後々問題起こる気しかしない)
[一言] プロ契約の内容でステータスの開示って普通の人なら大丈夫だけど 主人公達のは不味くない? 雇主命令とかでスキル覚えさせろとか言ってきそうじゃね? 会社全体にスキルが知れ渡るのだったら尚更だよな…
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