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アクアツアーのシンジツ

 さて、小野さん。


 そろそろ『お客様』が新たな疑問を感じてきた頃です。


 用意はいいですか?


 ……なぁんて、エスパーではあるまいし、届くわけがないんですがね。


「…………………………………………。」


 私は再び遠く見つめるかのように瞳を虚ろにした『お客様』を見つめて、一人でほくそ笑む。


 おっと、私の心を覗き込んでも何も見えませんよ?


 覗くのはあちらです。


 ほら、意識を深く沈めるように。


 他のお客様を意識して下さい。


 見えてくるでしょう?


 先ほど、自身がボートに乗って進んだ――。




 ―― (カエ)(ラヌ)(ミチ)をね?




 ―――――――――――――――




「何か、あっちの人達塩臭いんですけど〜?」


 一人の客が列に並ぶ退屈を紛らわすように、文句を呟く。


「おい、言われてるぞ?」

「バッカ、お前。俺に塩がついてるわけないだろ?」

「現実を見ろ。ソルト行進曲でも歌ってやろうか?」

「……何だよ、それ。それを言うならトルコじゃないのか」

「おう、やる気か?マイティなパンチをお見舞いしてやんよ」


 まさか、自分が塩臭いわけがないと、『塩臭い』というレッテルを押し付け合う人達。


「アンタら、全員臭いから」

「「「バカな!?」」」


 自分の体臭というのは気づきにくいもの。


 ある日、臭い始めた加齢臭も言われるまでは気づかないものである。


 しかし、塩臭いニオイくらいは気づくべきかもしれない。いくら、周りから塩の匂いが漂うとはいえ……。


「……皆さん……ボートにお乗り下さい」


 係員である小野が案内する。


「……ようこそ……アクアツアーへ」


 小野の漕ぐボートが真っ直ぐに川の上を進んでいく。


「……私がこれからお客様をご案内する……小野です」

「ヒュー!可愛いー!」

「頑張ってー!」


 台本通りの自己紹介をすると、ノリのいい乗客が持て囃す。


「……えっ!?……ぁっ……その……頑張ります!」


 ちなみに、口下手もとい人と接()するの(ミュ)が苦手()な小野の為に巡はマイクを用意している。


 ――キィイイイイイイン!

「「「〜〜〜ッ!?」」」


 当然、マイクで大声など出せばこうなる。


「……はわっ!?……すみません」


 両手で耳を押さえる乗客の皆を見て、小野はペコリと頭を下げる。


「……それでは改めまして……皆さん、右手をご覧下さい」


 ボートの進行方向右側を乗客達は見る。


 ――ワンワン!

 ――バウッ!

 ――ニャア!

 ――コケー!

 ――チュン!

 ――カー!

 ――ヒヒーン!

 ――シュルル……

 ――シャァー!

 ――グァオー!

 ――ゲコゲコ!


 様々な動物の鳴き声が乗客である皆を出迎える。


 その賑やかさはさながらブレーメンの音楽隊を連想する賑やかさで、弱肉強食のない平和な世界である。


「……どうですか?……皆さんを動物達は歓迎してくれていますよ」


 ニッコリと笑う小野。


 ――人付き合いの苦手な彼女にしては珍しいその笑みにどんな意味があるのかは、出会ったばかりのお客様である皆様が知る筈もありません。


 誘導されたように右を向いて動物を眺めている。


「あれ?アイツ、お前が昔飼ってたポチじゃね?」

「いやいや、ポチがこんな所にいるわけねえだろ」


 友人の疑問に、男は自分の()ペットがいるはずがないと、答える。


「試しに呼んでみろよ――おーい!ポチー!」


 男の友人が試しに呼んでみると、


 ――ワンッ!


 犬は元気に返事をする。


「ほら、やっぱりポチだって!」

「ンなわけねえって……」

「いいから呼んでみろって!」

「チッ、()()()()って――おい!ポチー!」


 男が友人に急かされて、犬の名前を呼ぶ。


 ――………。


 しかし、プイッとそっぽを向く犬。


「ほら、やっぱちげーよ」

「おかしいなぁ?ポチー!」

 ――ワンッ!

「俺が呼んだらちゃんと返事をするのに、あんなに懐いていたお前にはどうして返事をしないんだ?」

「俺が知るかよ……」


 男はイライラと何か嫌な事を思い出したような顔で吐き捨てる。


「……動物とのお話は終わりましたか?……それでは先に進みますね」


 小野は再びボートを漕ぐ。


 一直線に川の上を進み始める。


 川の向こうにいる動物達は、追従するようについてくる。


「……賢い動物さんですよね。……まるで人間とフレンズだったみたいで」


 イライラしていた男とは対称的に楽しげな小野。


「あぁー、やっぱウチでもペット飼いたいなー!」

「アンタんとこはペット禁止でしょ?」

「それな!はぁ、マジつらたん」


 女性客は微笑ましそうに、ついてくる動物達を熱く見つめる。


「……ところで皆さんは……このアクアツアーの噂を知っていますか?」


 ふふっ、と笑いかけて小野はアクアツアーの噂の話に移る。


「噂……?何かあったか?」

「さあ……?」

「ねぇ、アンタ知ってる?」

「知らないよー」


 乗客は誰も知らない。知名度の低いアクアツアーの噂。


「……このアクアツアーは『謎の生物の影』が見える……こわーい噂があるんです」

「謎の生物?いったい、何だ?」

「ワニとかでもいるんだろ。怖くねえよ」

「怖い生き物がいるって……アンタ、見てみたら?」

「アタシ、そういう話無理だって!」


 小野の話に、各々様々な反応を見せる。


「……『今でも見える』……そう言われてますよ?」


 小野は手を水面の方へ向けて、告げる。


「……ほら、下をご覧下さい?……巨大な影が皆さんをお待ちしております」


 にっこりと笑う小野に乗客は下を覗き込む。


 そこには、ウネウネと水面下で動く巨大な影があった。


「うわぁっ!?デカッ!?」

「何だこれ!?マジキメェ!?」

「ちょっと、大丈夫なの!?」

「ムリムリムリムリィ!」


 乗客は皆、その巨大さに顔を真っ青にする。


「……そんな事を言っちゃダメですよ?……ほら、ウザナギくん。……出ておいでー」

「にょおぉおおおおおおおおんっ!」


 小野が呼びかけると、川の幅の八割を埋め尽くす程の全長の持ち主であるウザナギくんの頭が飛び出した。


 ウザいウサギの頭をしたウナギ。


 ハッキリ言って、気味が悪く、気持ち悪かった。


「キモッ!?」

「ウサギとウナギって、混ぜちゃダメだろ!?」

「しかも、顔ウゼェ!」


 マスコットとは思えない容姿に乗客の罵倒が飛んでくるのは当然の結果であった。


「ぴょろろー……」

「……あっ、ダメですよ。……ウザナギくんは当園のマスコットのウザミちゃんの弟なんです」


 ――いや、『弟』なんて設定はありませんよ?小野さん、可愛がるあまり設定足してません?


「こんなキモいマスコットがいてたまるか!」

「ウザコット!キモコット!ゲスコット!」

「いや、マスコットとして死んでいるからデスコットとかどうよ?死にコンテンツ的な意味で?」

「それサイコー!デスコット!」

「「「デスコット!」」」


 来客にいきなり罵倒されるデスコットことウザナギくん。


 初対面の人間に罵倒されて怒らない人間が希少なように、ウザナギくんはそんな聖人もとい聖兎聖魚ではないのであった。


「………。」


 小野がそれを黙って見守る筈がなく、死んだ魚のような目――いや、まな板の上の死んだ魚を見るような目で乗客を見下ろす。


「――皆さん、クズは死んでも治らないみたいですね」

「「「は?」」」


 ぼそっと小野が呟いた声がマイクで拡声され、乗客が一斉に振り向いて間の抜けた声をあげる。


「揃いも揃って、痛い目を見ないと分からないんですね――ねぇ、ウザナギくん?」

「にょーん!」


 手袋をしてから、頭を近づけてきたウザナギくんの頭を撫でる小野。


「さて、そちらのお客様。ポチという犬を昔飼ってたんですよね?」

「ふざけんな!テメェ、何を言って――!」

「――飼ってたんですよね?」


 とても控えめな少女とは思えないような黒い圧力を感じる笑みに男が気圧される。


「か、飼ってました」

「その後、どうしました?」

「それは……」

「引っ越しの時に隣人にあげたんだろ?」

「そ、そうだ!」

「バレバレの嘘。そんな嘘を、彼の前でも言えるんですか?」

 ――ワンッ!ワンワン!


 小野が手を向けた先には、一匹の犬がいた。


「や、やっぱりアイツ、ポチなのか?でも、何でここに?それに、嘘ってどういう事だよ?」

「嘘、だ。……何で、アイツがここに……?だって、アイツは……」


 男とその友人はパニックに陥る。


「――彼は『俺が殺した筈』だから、ですか?」

「………ッ!?」


 小野が男を見据えながら、代弁する。


「では、今見えてる川の向こうにいる彼は誰なんでしょう?子供?孫?」


 震える男へ告げる言葉は止まらない。


「紛れもなく、彼はお客様が飼っていたポチです。そして――お客様が恋人にうつつを抜かして、飼っていた事を忘れて死なせてしまったポチです」

「嘘だ……!嘘だァアアアアアアッ!?」

「嘘じゃありません。この川は死の川。俗に言う三途の川です」


 ――おや、バラしちゃいました?困りますねぇ、『お客様』が『視』ているというのに。


「こ、ここは、タダのアトラクションじゃないのか!?」

「えっと、冥土の土産に教えてあげますね?」


 小野は順を追って説明していく。


「まず、乗客である皆さんは――全員死んでます」

「「「は?」」」


 いきなり鳩が豆鉄砲をくらったような顔になる乗客。


「そして、ここは三途の川。お客様を地獄へとお連れする案内人が私です」

「ま、待てよ!死んだってどういう事だ!?俺達が、いつ!?」

「死ぬ直前の記憶なんて、寝ている間に見た夢のように忘れているモノ――って、巡さんは言ってましたよ?」


 唇の下に人差し指を添えて、巡の言葉を思い出しながら話す。


「なら、どうして遊園地のアトラクションに三途の川があるんだ!?」


 ――おっと、その質問は危ないですね。


「それはですね」

 ――Prrrr!Prrrr!

「――えっ?」


 突如、小野のポケットから着信音が鳴り響く。


「……あ、あの……もしもし?」


 さっきまでの調子はどこへやら、弱気な様子で電話に出る。


『どうも、巡です。貴女、ペラペラと新しい知識を得た子供のように何でもかんでも余計な情報まで喋りそうなので連絡させて頂きました』

「……は、はい……すみません」

『貴女はアクアツアーの話だけして下さい。『お客様』にこの裏野ドリームランドをガイドするのは、私の特権です』

「……分かりました」

『では、また……』

「……はい」

『次、余計な事を話したら、貴女の録画している幽霊アパート……削除します』

「えぇっ!?」


 それだけ話すと巡からの電話は切れた。


 ――いやぁ、危ない。危ない。まだ若い彼女は見てて危なっかしいですね。


「……こほん。とにかく、お客様は死にました。その証拠がその体に染みついている筈です」


 わざとらしく咳払いをしてから小野は話を戻す。


「何の事だ!?」

「う、嘘だろ……?俺が……死んだ……?」

「夢、だよね?」


 現実を受け入れられない乗客達。


「……まさか?塩の匂い?」


 そんな中、一人の乗客がそんな事を呟く。


「正解です。普通の死者ならこんな所に来ません。悪霊でもない限り、塩の匂いなんてする筈ありませんよね?」


 加齢臭ならぬ除霊臭である。


「皆さんは罪を犯しました。生前に誰かを苦しめたり、死後に強い思念のあまり現世に生きるモノを苦しめました。そんな罪を犯した人がここに集められてきています」

「「「………ッ!」」」


 小野に言われて、苦い顔をする乗客達。


「皆さん、心当たりはあるみたいですね?」


 ゴミを見るような目で話を続ける。


「罪は裁かれなければいけません。ですから……えっと、ここは巡さんの言葉を借りましょう」


 一度、台詞を区切って調子を整える。


「それでは、皆さん――」





 ――『死を楽しめ』。





 その呪詛のような言葉と共に、アクアツアーは地獄へと変貌する。


 塩臭い除霊臭のする悪霊を裁き、苦しませる地獄の審判が始まる。


「ほっ、と……」


 小野はボートのオールを放り捨てて、ウザナギくんに飛び乗った。


 ウザナギくんの頭部はウサギであり、ヌルヌルしていないので滑り落ちる心配はない。


 しかし、乗客は違う。


 楽しいツアーから一転。苦痛に塗れた死の地獄巡りへと滑り落ちていく。


「ぴょろろろろろろろろ!」

「「「うわぁあああああああっ!?」」」


 ウザナギくんが嘶き、ボートを転覆させる。


「あれ?浮くじゃん?」

「沈む心配はねえか」

「とにかく、逃げよ!」


 乗客は死海のような塩分濃度に安心し、四方に散って逃げようとする。


「逃げられると思ったんですか?」

「ぴょろろろろろろ!」


 ウザナギくんが体を鞭のようにしならせて、凄まじい速度で乗客の一人に突進した。


 ウサギの前歯が乗客(正確には元乗客)の右眼に深く突き刺さる。


「あっ……がぁっ……。ち、血が……!?うぁああああああああっ!?」


 眼球の内容物がドロりとした感触に遅れて、耐え難い激痛に苦しめられる。


 苦しみもがいても、そこは塩水の川。傷口が出来る度に塩もとい塩水をこれでもかとばかりに浸けられる。塩水漬けである。


「弱肉強食って、ありますよね?この赤い川、何で出来てると思います?」


 ――残念!お客様は逃げる事に必死でそれどころではありません!


「……ぁっ……ぅぁっ!?あぁああああああああああっ!?」


 仕方ないので、小野は眼を押さえて苦しむ男に目をつける。


「血抜きをした魚の血の溜まり場だからだそうですよ?あと、皆さんみたいなどうしようもない愚かで小汚い人間の血って、巡さんは言ってました。……あの人、噂を作るのが好きだから本当の事を話してるのか分からないんですよね」


 ――おや、酷い陰口。まあ、否定しませんがね。


「皆さんへの罰はこのウザナギくんにじっくり嬲られてから、美味しく食べられる事です」

「うぁああああああああああっ!?」


 しかし、痛みが強すぎて話を聞く余裕はない。


「やっぱり、急所を噛んじゃったらダメですね。次に移ろうね。ウザナギくん?」

「にょおぉおおおおおおおおんっ!」


 口を大きく開いて、何度も強靭な前歯で掘削するように噛み潰す。


「や、やめ――っ……げほっ……ごえっ、んぐっ!?」


 肋骨を噛み潰され、破片が肺に突き刺さる。


 呼吸が上手く出来なくなる。


 誤って塩と血の混ざった川の水を飲み込み、喉を焼かれたと錯覚する程にしょっぱいソレに気管を痛めつけられる。


「ぎぃゃああああああああああっ!?」


 そして、ウザナギくんの口の中で咀嚼され、血生臭いニオイに包まれて、胃の中へと滑り落ちていった。


「さて、残ってる人達も追いかけなきゃね?」

「にょーん!」


 ウザナギくんはすぐに他の人達を追いかけた。


「な、何で……っ!泳いでも、泳いでも……っ!元の、場所に……!辿り着けないのよっ!」


 必死に泳ぐ女性だったが、元の景色は見えてこない。


「いくら泳いでも辿り着けませんよ。ここは生と死の狭間ですから」

「ひぃっ!?」

「生から死への道は一方通行です。生きている人間ならともかく、皆さんが帰れる筈がありません」

「ぜ、絶対に……生きて帰ってやるんだからっ!」


 女性は叫びながら真っ直ぐに川の向こう側である陸へと上がり、走って逃げていく。


「にょーん……」


 流石のウザナギくんも陸には上がれない。しょんぼり。


「獲物に逃げられちゃいましたね?」


 しょぼくれるウザナギくんの頭を撫でる小野。


「――まさか、自分から地獄に飛び込むなんて……本当に、お馬鹿さんですね」


 クスりと小野が笑うと、


「いやぁあああああああああっ!?」


 遅れて女性の悲鳴が上がった。


「やめて!?痛い!う、腕を齧らないで!痛い痛い痛いっ!」


 陸に上がった女性は動物達の餌となっていた。


 知恵のある賢い動物であるヒトだが、武器を持たず仲間もいなければ、腕力もない女性など群れを組んだ動物達にとって餌でしかなかった。


 四肢を齧られ、身動きが取れない女性はひたすら叫び続ける。


 骨が軋み、まな板の上で溺れ死ぬ魚のように、動物の群れの中で溺れ、そして食べられて死ぬと分かっていても最期まで叫ぶ事しかできない。


「な、何をする気!?やめっ――きゃあああああっ!?目が、目がぁっ!」


 二羽の小鳥が顔の上で止まったかと思うと、目玉を啄む。柔らかい眼球は小鳥にとっては食べやすい血肉であった。


「いやぁ……見えない……痛くて何も見えないのぉ!いやぁっ!助けてぇ!誰か助けてぇえええええええっ!」


 必死に叫んでも助けに来る者など、一人もいない。


「いやぁああああああああああっ!?」


 鰹節すら噛みちぎるハイエナが、その四肢を遂に噛みちぎる。


「ぇぅっ……動け、ない……どうなっちゃったの……手足の感覚がないの……もう、やだぁっ!」


 血の混じる涙を溢れさせながら、ゆっくりと捕食される。


 動物達は手足だったものは骨まで食い尽くした。


 それが終われば、腹を食らう。


 胃、膵臓、肝臓、胆嚢、小腸、大腸、腎臓。五臓六腑をたいらげていく。


「……ぁっ……ぅぁっ……ぇぅっ……」


 既に女性に意識はない。


 しかし、捕食者達にとってそんな事は些細な事である。むしろ、抵抗してくる食材など鬱陶しい事このうえないだろう。


「………。」


 そして、物言わぬ骨の集まりと化した女性だったモノは――。


 ――ドプン


 その陶器のような白い骨は、流し台に流される食器の如く川へと落とされ、赤く血のようにドス黒い川に溶けるように沈んでいった。


 なお、この間にウザナギくんは残った獲物をきっちり完食していた。


 陸も川も地獄でしかない弱肉強食の世界。


 それがアクアツアーの正体であった。

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