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月夜の導き

作者: 恋花

猫は、人に幸せや癒しを与えると言われる

私も猫を飼っている

しかし、私にとっては猫とは癒しとともに幸せをも引き寄せてくれると思う


「たま~

どこいったの?ご飯の時間よ」


一人の女性が何かを探しながら餌入れを持ってうろうろしている


「もう!!

いったいどこいったのかな」


「あの~」


一人の男性が話し掛けてきた


「はい?

どうしましたか.......あっ!?

たま!!

どこいってたのよ」


その男性の腕のなかに猫が一匹居た


「貴女の猫だったんですね」


「ごめんなさい、この子が迷惑をかけて」


猫を受け取った

猫は、気持ち良さそうに腕の中でくつろいでいた


「さっき、この裏の箱から鳴き声が聞こえて行ったらこの子が居たから近くに飼い主がいるかなって思って抱いて歩いてただけだから

でも、飼い主が見つかって良かったよ」


そう男性は行って笑った


「そうだったんですか、本当にありがとうございます」


女性が頭を下げた


「あまり、気にしないでください

良かったな、たま

優しい飼い主さんで」


男性は猫の頭を撫でた


「もし、お時間がよかったらお茶でもどうですか?」


女性が言うと、男性は驚いたように女性を見た


「でも、猫は大丈夫なんですか?」


猫を見ていった


「私は、喫茶をしてるんです

たまは、そこの看板猫なんですよ

よく長い散歩に行くんです

今日は、なかなか帰ってこないので探していたんですよ」


女性は少し笑って言った


「それなら、お邪魔しようかな」


男性は、猫の頭を撫でていった


女性と男性は並んで歩いた



それから数年後


「どうしたんだい?

ボーッとしていたみたいだけど」


台所から男性が出てきた


「少し昔のことを思い出してたのよ」


女性がアルバムをめくりながら答えた


「あのときのことはたまに感謝だな

長い散歩に出てなかったら俺達は出会ってなかったからな」


「後、箱に入ってなかったらね」


「そうだったな」


二人で笑いながらアルバムを見た


私達にとって猫は運命の出会いを引き寄せると私達は思う

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