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帝国の落日  作者: オカリン
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マルタ島沖海戦

宣戦布告から1日後ナチス第三帝国地中海艦隊所属第8機動部隊30隻がターラント海軍基地より出航しマルタ島攻略にいそいだ。編成は空母3隻、重巡5隻、駆逐艦12隻、強襲艦10隻である。

一方アフリカ広域連合軍は2000トン級潜水艦40隻、魚雷艇120隻、協力な防御陣地を築き、42センチ要塞砲が8門、25センチ要塞砲34門、12センチ榴弾砲340門が配備され第32歩兵師団、第64機甲大隊が駐屯していた。


ドイツ海軍は攻撃準備を始めていた。

空母ブランデンブルグ級は艦載機100機を搭載できる大型空母で排水量4万5千トン全長300メートル、全幅25メートルにもなる大型空母だ。

搭載機体はFW58A型艦上戦闘機で最大時速1500キロ、航続距離1200キロ、搭載武装は20ミリバルカン砲4門、空対空短距離ミサイル2発を搭載している。

またFW58の派生型であるFW58C軽爆撃機は時速、航続距離は同じだが武装を全て対地攻撃に特化しており35ミリガトリング砲、対地誘導爆弾6発を装備している。場合によっては対艦ミサイルも搭載できる。


『第1派攻撃隊発艦準備!』


『エンジン点火!ファン回転数一定!』


『エンジン異常なし!』


『発艦準備完了!』


『第1派攻撃隊発艦せよ!』


カタパルトから射出された艦載機が次々と発艦していく。


ドイツ海軍がしるよしも無かった。自分達が狙われいる事を!


この海域にはアフリカ広域連合軍の潜水艦25隻が展開しており狙いを定めていた。


『ドイツ海軍を発見!距離800メートル!速度20ノット!』


『魚雷装填!mk60魚雷を使え!』


『装填完了!』


『1、2、3、4、番海水注水!魚雷発射管開け!』


『発射!』


『命中まで数十秒。』


この時広域連合軍はドイツ海軍を囲む様ように配置しており全方位から魚雷を発射した。


『水中高速推進音多数接近!魚雷です!』


『全艦回避運動!避けきれ!』


『なんとしてでも強襲艦を守れ!』


『ドガン』と大きな水柱が上がり船が揺れた。


魚雷は船体にぶつけるのではなく船体の真下で爆発するように設計されており旗艦ブランデンブルグは二つ割れた。


『艦長!早く脱出を!』


『格納庫で艦載機武装の取り付けを行っていたためミサイルや爆弾に誘爆しものの数秒で爆発した。


『ヒンデンブルク轟沈!ブランデンブルグ轟沈!』


『残った艦船は何隻だ?』


『空母グラーフツェッペリン1隻と重巡エドモンド、グナイゼナウ、駆逐艦401号、403号、407号と強襲艦6隻のみです。』


『音の発信源探知完了!対潜攻撃開始!』


『対潜魚雷撃て!』


重巡の垂直発射装置から各艦3発ずつ対潜魚雷が発射された。


最初はロケット推進し目標の近くまで飛翔した後パラシュートが開き着水した後潜水艦に向かって追尾し始めた。


『ドガァン』 『ドガァン』 『ドガァン』

大きな水柱が上がり沈没した潜水艦の残骸が漂っていた。


『何としてでも潜水艦を全て沈めろ!』


『ヘッジホッグ用意!』


『撃て!』


『バシュン』


『ドガァン』


『ソーナー反応消失。撃沈確認!直ちに艦列を組み直し上陸地点にむかう!急げ!』


『敵は攻撃隊を発進させ、再び作戦行動を開始した。』


『了解。』


『監視を続行せよ!』


『了解。監視を続行する。』


この海戦でドイツ海軍は半数以上の艦船が沈没したがアフリカ広域連合軍は潜水艦8隻が沈没しただけであった。



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