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50音順小説

破天荒破魔子の強欲 50音順小説Part~は~

作者: 黒やま

「はんっ!何この紅茶は!(わたくし)にこんな不味いものを出すなんてどういうつもりよ。」


破天荒(はてんこう)破魔子(はまこ)は白磁器のティーカップに入っている淹れ立ての紅茶を執事に突き返す。


「朝は初摘みの紅茶に限ると言っているのに。日和見(ひよりみ)、一度で覚えなさい。」


「はい、申し訳御座いません。破魔子お嬢様。」


黒い上下のスーツに褐色のベスト、臙脂色のリボン、いわゆる執事服を着た少年が


高慢ちきで高飛車な少女に向かって深々と頭を下げた。


「私自らがあなたのような貧しい層の人間を雇ってあげたのよ、

 このような簡単なことくらい覚えられないのかしら。」


「誠に申し訳御座いません。すぐにお取替え致します。」


「当然よ。早くなさい。」


執事、日和見日向(ひなた)は再び腰を折るとティーセット一式とワゴンごと大きな扉の先に姿を消した。


視界から彼がいなくなったのを確認すると破魔子は大きく溜息をついて自責の念にかられる。


「どうして私いつもいつも日和見にあんな酷いこと言ってしまうのでしょう・・。」


どうしたものか彼女の悪い癖で気に入っていたり好意を抱く人には何故か


素直になれない天邪鬼体質なのだ。


「破魔子お姉さま本当は日向さんのこと大好きなのに

 どうして本人の前だと真逆の態度取っちゃうんだろうね。」


玻璃雄(はりお)さん!!

 べっ別に私は日和見のことなんて何とも思ってないんだから!」


「またまた~。」


姉の慌てる素振りに少年はくすくすと笑い彼女の紅葉する顔を眺める。


この大きなお屋敷で唯一の血縁者である彼女の弟は


姉の恋を応援しているのか楽しんでいるのかよく分からない。


「けどお姉さまがいきなり日向さん連れてきてここに住み込み執事してもらうって

 聞いた時は驚いたよ。恋愛初心者の破魔子お姉さまが異性への大胆アプローチするんだから。

 まぁ僕は妹の向日葵(ひまわり)ちゃん気に入っちゃったから全然構わないけどね。」


向日葵とは日向の五つ下で現在小学五年生の妹のことである、小学四年生の彼と


歳が一つしか違わないということで玻璃雄と向日葵はすぐ打ち解けてしまった。


そして彼女もここで兄と一緒に住まわせ兄妹ともども破魔子の恩恵を与っているのだ。


「でもお姉さま、いつもそうツンケンしていると日向さんに愛想つかされちゃうよ。」 


「玻璃雄さん!ですから違いますって!」


彼女の言い分は聞き入れてもらえずそのまま玻璃雄は部屋を出て行ってしまった。


破魔子の生家、破天荒家は世界に名だたる大企業HATENCOH COMPANYを経営しており


彼女はそこの長子でありれっきとした社長である。


今は亡き祖父が一代で築き上げてきた会社を破魔子の代で更に


世界のトップへと押し上げてきたのだ。


そのような大富豪の家であれば執事の一人や二人召し抱えていてるのは当然のことであり


事実、破天荒家は優秀な老執事・早乙女(さおとめ)が一人で取り仕切っている。


だが彼女個人の従者というものはかつて一度も取り立てたことはない。


その必要がなかったがために今まで雇わなかったのであるが、破魔子が


若くして企業の社長の座に就いたことを皮切りに彼女の生活が多忙なものへと


一変してしまったことが起因する。


多忙といっても破魔子の有能さをもってすればそんなもの皆無であるのだが


姉を心配する弟の心情を汲みした結果、この度正式に執事を雇うことを決定したのだ。


当初新執事の件は老執事に一任していたのだが、偶然なのか神様の悪戯なのか


幼き頃『約束』を交わした少年と再会し紆余曲折して


平凡な少年、日向を住み込み執事として採用することにしたのである。


日向が破天荒家に居候を始めてからすでに何ヶ月かの月日が過ぎようとしている、


互いに言葉を交わすようになっても


無論 彼女と日向の関係は一主人と一執事でしかない。


それも気持ちの良い関係ではなく破魔子が罵倒し日向が恐縮するという


悪の循環をこの何ヶ月もの間際限なく続けてきた。


今の日向は表情をあまり顔に出さないほぼ無表情で仕事をこなしている、


昔出逢った少年はあんなにも多彩な表情をとりわけ笑顔を見せてくれたというのに。


破魔子としては今の彼との関係は彼女の本来望むものではない。


彼は破魔子のことを全く覚えていないようだがそれでも昔のように


腹を割って語り合えるようになりたい、


だがこの性分のためいつまでたっても距離を縮めることが出来ない。


日向にとって破天荒破魔子という主は自分の窮を救ってくれたただの恩人で


何故か仕えることになってしまい、一介の少年に対して大きすぎる課題を与え


失敗すれば期待を裏切られたと難詰される日々を送る


きっと彼は破魔子に雇われたことを後悔しているであろう。


けれど破魔子の側にいれば自分のことを思い出し


あの時の約束をいつか果たしてくれるのではないかという


甘い思惑を胸に抱いているため彼をここに縛りつけておいているのだ。


そんな自分勝手な願いで他人をましてや好きな人を拘束することには胸を痛めるが


それでもなお彼を離したくないという気持ちが勝ってしまったがためにとった結果に


苦悩はしても後悔はしない、それが破天荒破魔子という女だ。


「―――さま、破魔子お嬢様。」


物思いに耽っていると日向がいつの間にやらワゴンと再び部屋に戻っていた。


「ご瞑想中のところ、お声をかけてしまい申し訳御座いません。お茶のご用意が出来ました。」


白磁器の器に口をつける、2度目の紅茶は完璧な温度で茶葉本来の風味を損なっていない。


「いいわ、次からはこうなさい。」


日向は黙って礼をするとそのまま破魔子の傍らで彼女が紅茶を飲む終わるまで


一歩も動かず静止していた。


日向に淹れ直させた紅茶を飲み終えソーサーにカップを置く。


壁に佇立している古く大きな柱時計が時を知らせる鐘を鳴らす。


針が示した時刻は破魔子がいつも出かける刻限であった。


「日和見そろそろ出かけるわよ。」


「はい、既に準備は整っております。」


さっきまで静かに佇んでいた執事の腕の中には


いつの間にやら赤い物体が収められている。


日向の広げた高級感溢れる赤いコートをさっと羽織り


学生鞄を抱えている、その服装は有名私立高校の制服である。


破魔子は社長であると同時に女子高校生でもあるのだ。


十代という若さでありながら高級品が似合うところなど


すでにトップに立つ者の品格が表れている。


だがさすがに学校指定の鞄と制服はいくら有名私立の物であっても


こと破天荒家は世界指折りの大富豪であるため彼女が普段


身に着ける私物はそのさらに上を行くものばかりであるため


破魔子にとってはいささか劣る品物であった。


しかし彼女が持つとただの合成皮革の学生鞄も本革で作られたかのような


光沢感すら見えるようであり、制服も破魔子が着ればシルクのドレスのようだ。


どんな物を身に纏おうとどんな物を身に着けようと


内にある彼女の貴賓さは外にまで漂ってくるので


何でも破魔子が持てばそれは一級品に等しかった。


赤いコートで翻し破魔子は長い廊下を抜け表玄関の中央に坐している大階段を


優雅に下りてゆき外へ出る。


屋内は暖房がよく効いていて暖かかったため冬の朝は身に染みる。


破魔子の白い肌を外気が触れ体内の温度を維持しようと頬を紅潮させようとする。


だがそれも束の間横付けで停められている外車後部の扉を日向が開け


破魔子はゆったりとした座席に腰を下ろし続いて両足を行儀よく揃えて車内にしまい込む。


車内もまた適温に暖められ快適に過ごせるようになっていた。


とりあえず今日の予定は午前中会社に寄って色々指示を出した後


学校は午後からの授業に参加するつもりだ。


その間も日向は常に破魔子に付き添っているのが執事として当然の行いだが


彼もまた15という年齢を考えれば学校に通っていてもなんら可笑しくない歳なのだ。


そして破魔子は忠義に厚い者には十分すぎるほどの恩賞を与える、であるからして


主人として年長者として臣下であり年少の者の教育も自分の務めだと認識している。


破天荒家の顔に泥を塗るような真似だけはしたくない、


なので破魔子は日向に質の高い学校教育を受けさせるべく猛勉強をさせて


彼女と同じ高校へと編入させたのがつい先月のことである。


そのため学校内では破魔子は二年のクラスで日向は一年のクラスで


授業を受けている、今では主プラス上級生で二重の上下関係なのだ。


だから学校にいる時が唯一破魔子と日向が離れる時間帯であった。


だからたまたまその日の放課後は破魔子が掃除当番で日向は先生に成績のことについて


呼び出され焼却炉に一人でゴミを捨てに行ったところを襲われるとは


日向も破魔子自身も思ってもみなかった。


口元を白い布で押さえられると急に意識が遠のいていくのを感じた、


感じたところでどう抗えることも出来ずそのまま破魔子は強制的に眠りに落ちた。




重い瞼を少し持ち上げると暗闇の中に月の光が一筋射し込んでいた。


潮騒が耳下に聞こえ磯の香りが鼻をくすぶる、


どうやらここは港によくあるコンテナの中であるようだ。


両手、両足は紐か何かで縛られていて身動きが取れないようになっている。


何とか解こうとすることに必死で破魔子は


コンテナの中にいるもう一人の人物の存在に気付くのが遅れた。


「目覚めたかい?破魔子。」


「あぁ・・・、そう。あなただったのね。」


耳にこびりつくような嫌な耳触りの第一声と目の前のガマガエル顔を見た途端


破魔子はすべての事の次第を理解した。


「私としたことがあなたのような男に拉致されるなんて屈辱だわ。」


破魔子を見下ろす双眸には憤怒と失望が見て取れる。


屈強そうな肉体を持つ大柄な男、彼こそが破魔子を誘拐した犯人であり


その人物の正体は破魔子の元許婚、有名企業大河内(おおこうち)財閥の次男坊であった。


「僕は、僕は、本当に君を愛していたんだ!」


「だから丁重にお断りしたでしょう、手切れ金としては十分な額を渡したつもりだけど。」


元々は親同士が決めた婚約者ではあったが破魔子としては不本意であり


両親との死別、社長への就任と同時に婚約破棄をしていたのであったのだ。


「お金じゃないんだよ、破魔子。」


「馴れ馴れしく下の名前で呼ばないでくださる?それにしつこい男は嫌いよ。」


「どうして分かってくれないんだ。」


「それはこっちの台詞よ、いい加減諦めてくれないかしら。」


男の悲痛な言葉など全くかいせず破魔子は拒絶し続ける。


「もう戯言はたくさんだ!とにかくお前は僕を裏切った、傷つけた。その代償は大きいぞ。」


そういうと大河内は破魔子の口に布を詰め込まれ声が出せないようにした。


「お前をここで殺してやる、大丈夫だよ破魔子。楽に死なせてあげるから。」


大河内の目はすでにイカれており狂人のものであった、さすがの破魔子も


僅かに身の危険を感じる、あれは本気だ。


大金持ちのご令嬢ということだけあって誘拐には慣れていたが


それの全ては身代金目当てのものばかりだったので


生命をおびやかすレベルの危機に陥ったことがなかった。


今、破魔子は人生最大のピンチというものを迎えていたのだ。


そんな時最初に脳裏に浮かんだのは何故か頼りない執事、日向の顔であった。


結局彼には自分の本心など一言も言えず終いなのか、破魔子にとって


会社の将来の事も大切な弟のことも十分に大事なことであったが


それが一番の心残りであった。


大河内の腕が破魔子の喉元をゆっくりと締め上げようとする。


徐々に気道を塞がれ呼吸が苦しくなっていくその時であった。


「破魔子お嬢様!!」


固いコンテナの扉を激しく打ち付ける音とともにそれに負けないくらいの


声で彼女の名前を呼ぶ声が聞こえた。


月明かりを背にしているため顔がしっかり判断できないが


それが彼であることは破魔子には一目瞭然であった。


「貴様、お嬢様を放せ。すでに警察には連絡した、もう逃げ場など無いぞ。」


日向は大河内に激しい敵意を向け低い声音で威嚇する。


よく見ると服はところどころ擦り切れていて両拳は赤く腫れている、


きっと片っ端からコンテナを破壊していったのだろう。


「誰だ、お前。」


「僕は彼女の執事だ。」


大河内からの問いに日向は明瞭にただ一言そう発した。


ずんずんと大河内は日向に向かって行き目の前に立つと全く恐れることなく日向を睥睨する。


「うっっ!!」


少年は呻き声を上げるとそのまま地に膝をつき腹を抱える。


何の前触れもなしにいきなり日向の腹部に屈強な男の拳が突き刺さったのだ。


その後も抵抗も出来ぬまま大河内に殴る、蹴るの暴行を何度も浴びせられる。


筋骨隆々な四肢を持つ大河内と女のような細腕の日向では


肉弾戦での勝敗は火を見るより明らかであった。


破魔子は目の前で繰り返される悲惨な光景を見るに耐えられず


目を背けてしまう、このままでは日向は嬲り殺される。


「こんな金しか持ってない高慢ちきなクソ女に雇われているなんて

 お前もつくづく可哀想な男だな。まぁそれがお前の運の尽きだったってことさ。」


「いや、逆だね。むしろ運が巡ってきたんだ。」


「何だ、こき使われておきながらあの女を庇うのか。」


日向はこめかみから流血し体のいたるところに傷を負って意識も飛んでいきそうな状態なのに


どこにそんな力が残っていたのかと思う程2本の足でしっかりと立ち上がっている。


「お前は破魔子お嬢様のこと何も解ってない。

 確かにお嬢様は短気で怒りっぽくて常に尊大な態度を取る破天荒な方だ。

 けれどそれはお嬢様のほんの一部でしかない。本当は臣下の者にもきちんと目を配らせて

 いざという時は助けてくださるとてもお優しい女性なんだ。」


こんな状況にも関わらず彼の言葉が本心である、そう直感で感じとった瞬間


破魔子は初めて日和見日向という執事と心通わせることが出来る気がした。


「お前なんかに分かって、僕に分からないとでもいうのか!!」


「そうさ、お前にはきっと一生かかっても理解できないだろうな。」


「クッソッッ・・・、こうなったらお前を先に殺して―――――――ぐはぁっっっっっ!!!」


「破魔子お嬢様ーーーーー!!只今この早乙女が助けに参りましたーー!!」


次の瞬間、コンテナは半壊。大河内の姿はどこにもなかった。


日向に襲いかかろうとしていた大河内を突如横から突進してきた突風(..)


そのままの勢いで吹き飛ばしてしまったのだ。


その突風の正体は日向の声で破魔子もすぐに分かった。


「早乙女さん!?」


日向は素っ頓狂な声を出して怪我一つない老執事を眺める。


驚く新米執事に目もくれず早乙女は主のもとへ駈け走る。


「お嬢様!!お怪我御座いませんか!?」


彼女を縛り上げていた紐を解き口の中の詰め物を取り出す。


「早乙女、どうしてここが分かったの?というか早くその鼻水を拭きなさい。」


「申し訳御座いません、お嬢様をお助けに来たのに逆にご心配をおかけして―――グズッ」


破魔子が見るに堪えかねずポケットからハンカチーフを取り出し


そのまま早乙女に手渡す、するとそれは見る間に水分を含み


許容量を超えたのかそのまま吸収されず滴り落ちていく。


それもそのはず、今や老執事の顔は涙と鼻水がごっちゃになってえらい有り様になっていたのだ。


「付近にいた学生の者共からお嬢様が何者かに連れ去られたと聞き、

 いてもたってもおられず私の情報網でアジトをつかみいざお嬢様をお助けせんと

 こうして馳せ参じてまいった所存で御座います。」


「さすが破天荒家をまとめる執事というか・・・まぁいいわ。

 とりあえず礼を言うわ、よくぞ主人の危機を救ってくれたわね早乙女。」


「勿体無きお言葉で御座います。」


そしてもう一人の執事にも同じ言葉を言おうと彼の方を向くと


日向の後頭部しか見えなかった、理由はひとつ彼は深々と謝罪していた。


「破魔子お嬢様、このような不測の事態に陥ったのも全て私の責任で御座います。

 申し開きも御座いません。本当にお嬢様には多大な迷惑を―――」


「言い訳無用。そんなことを述べている暇があるのなら

 今回のことを挽回するように努めなさい。」


本当はお礼が言いたくて彼の謝罪の言葉を止めたくて出てきた言葉がこれとは


さすが天邪鬼の破魔子というべきものであった。


「・・・承知致しました。」


主の心にもない厳しい言葉を耳にしようやく顔を上げた日向の表情は


先程よりも若干柔らかくなっていた。




破天荒邸へと家路につき窓辺に寄り添い紅茶を飲む、破魔子はここでやっと一息つく、


夜も深まりいつもの紅茶を口にすることでだいぶ落ち着きを取り戻していた。


ついさっきまでコンテナで一抗争あったとは思えないほど静かな夜であった。


後ろでは日向がいつもと変わらず部屋の壁に添って待機している。


さっき港での日向の言葉を思い出し僅かに口元がニヤける。


と、それに遅れること数瞬最初に断言した彼の言葉が破魔子の眉間にしわを寄せた。


「・・・日和見、何か勘違いをしているようだけれども破天荒と言う言葉は

 もともとは故事成語で不可能だったことに成功する、という意味よ。

 くれぐれも豪胆という意味ではないわ、そこのところ履き違えないでくださる?

 あなたは我が破天荒家の加えて当主たる私の執事なのよ、

 私の顔に泥を塗るつもり?己が恥を知りなさい。」


破魔子の氷のような視線と辛辣な言葉が日向に突き刺さる、


勿論この言葉は彼女の本心である。


日向は罰の悪い顔をしてただ深く頭を垂れた。


「・・・申し訳御座いません、破魔子お嬢様。」

次回作とのつながりに乞うご期待?

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