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第8章:悪役令嬢の逆襲
ルシア完敗
ルシアの計画は、完全に失敗した。
その様子を
化粧直しから戻ってきたマリナベリーは見ていた。
(ルシア……、貴女が何をしたか
わかっているわよ)
マリナベリーは、ルシアに近づき
冷ややかな笑みを浮かべた。
「ルシアさん、貴女の香水、とても不愉快だわ。
会場にいるすべての人に迷惑がかかるから
すぐに洗い流してきてちょうだい」
「え……?」
ルシアは、青ざめた。
周囲の生徒たちも
ルシアから漂う不自然な香りに気づき始めた。
「何だ、この匂いは……?」
「気分が悪くなるわ」
ルシアは
会場から白い目で見られることになった。
(くそっ……!)
ルシアは、悔し涙を流しながら
会場から走り去った。
マリナベリーは、シャリオッドの手を取り
優しく微笑んだ。
「和哉、もう大丈夫よ」
「ありがとう、みなみ」
二人は、幸せそうに微笑み合い
ダンスパーティーを存分に楽しんだ。
(魅惑の香水を使ったのよね?
おかしいわね。
あんな不快感のある香りで
殿方を魅了出来るのかしら?)
ふと、湧いた疑問をマリナベリーは
頭の隅に追いやった。
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