⑥ あいす
トシミ
どうした
ハミル
トシミ
ん?
トシミって誰だ
ぶーんぶーん
ああ、ごめん
ワエハ
あの、、
友達を思い出していて
ともだち?
ああ、
ライオンの
ライオンじゃと!
キサマ様
ライオンは
王の星じゃ
ワシらとは相容れないからのう
必ず支配されてしまうぞ
考えただけで恐ろしいわい
トシミは、いい奴なんです
身を挺して俺ッチを守ってくれたり
優しくてカッコいい男なんです
ハミル
どこにいるんだ
その、トシミ?
ライオンは
くるくる
バーヘン
HMHRに
囚われているんだ
なに!
HMHRじゃと!
キサマ様
知ってるんですか
HMHR
もちろんじゃ
あらゆる生物を飼い慣らしておるんじゃ
猛獣なら格闘扱いじゃな
ええ、俺ッチが捕まった時に、、
対決させられたんです
なに、そんなことがあったのか
ブーンブーン
うん
それでお互い牽制し合っていたら
トシミも俺ッチも撃たれるところで、
トシミが俺をやれって、、
俺は俺は
やったのか
クルクル
はい
トシミの言うがままに
彼を傷つけてしまいました
ふん、でも、ハミルさ
やらなければやられていたんだろう
ブーンブーン
ワエハ
いや、アイツはやらないと思う
無暗に命を傷つけたりしないはず
だから、2命とも撃たれていたかもしれない
ふーん
ハミルよ
もう忘れるのじゃ
獅子とワシらは違うのじゃ
嫌の星と
王の星では
たしか、嫌の星と王の星って
裏表・・ブーンブーン
何か言ったか
ワエハ
いえ、何でもありません
キサマ様
キサマ様・・・
バーヘン・・
ワエハ・・
俺ッチ・
助けたい
俺はトシミを助けたい
なぬ!
馬花を言うな
ハミルよ!!
HMHRから助け出すというのか
危険すぎる
クルクル
今度は俺ッチが助ける番だ
トシミを
ハミル・・
ぶーんぶーん
俺ッチには借りがあるし
きっと
助けることができれば
トシミはきっと心強い味方になってくれる筈
そうだ、それに、、
なんじゃ、ハミル
俺ッチは、俺は
強くなるために
あの家を出たんだ
友情の燈一つ
灯せない男に
強さなんか与えられる理由はないんです
ハミル・・
ゆうじょうのとう
助け合い
助けたい
たすける
助け合う
ならば
彼も、助けてくれる
また、助けて
彼女も、助けてくれる
苦しいなら
守って
守られて
たすけられて
たすけて
いつも
笑って
わらって
いつも笑って生きたい
そんなふうにいめーじして
やさしく
さあ、お姉ちゃん
お兄ちゃん
ピクニックよ!
レディニルツ
はしゃぎすぎよ
なに言ってるの
ワルナお姉ちゃん
久しぶりの遠足なのよ!
遠足なのか
ピクニックなのか
さあ、
どちらでもいいんではないでしょうか
ミアイお兄さん
勢いだからな
レディニルツは
ええ、そうですね
ミアイお兄さん
さあ、お弁当食べましょ!
ワルナお姉ちゃん
ないわよ
えっ!
なんでよ!用意してないの!
ショックー!
あなたが準備したっていいでしょ!
レディニルツ、もう
いつも通りだな
ルミヤ
いつも通りですね
お兄さん
あーもう
お腹すいた!
アレッ
あの木
アーモンド!
食べれるかしら
アーモンドの木は
春先に桜に似た花を咲かすの
そうなんだ・・
ワルナお姉ちゃん・
実は食べれるの
食べてごらんなさい
うぅ
食べれるけど
生じゃ美味しくないみたいね
ローストするか
加工しないと
・・・・
お菓子メーカーさん
いつもお世話になっております
ハミルさん、だから
胡麻擂りはやめてください
いや、私はただ
アーモンドとチョコのハーモニーに感謝してで
はいはい、行きますよ
・・・・
いつか
カリフォルニアでも、さ
・・・・
でも、ハミルさ
助けるっていっても
俺たちじゃ戦力が、さ
ハエとヘビにキサマ様
お前だって戦えない熊だろう
俺ッチだって闘うよ
お主は戦うな
もう
キサマ様
熊ハミルよ
もう戦わなくていい
もう、、
、
やられていればいい
傷つけるなら傷つけられなさい
ナジラレルならなじられなさい
馬花にするなら馬花にされなさい
ころしてしまうならころされなさい
愛されるなら愛しなさい
そのほーが
、
つよくなる
強く強く、生命力
ゴキブリのように
蜚蠊のように
初めて描いた君は
ゴキブリのよう
闘いは
水のよう