うろ覚えでやってしまえ! 原ちえこさん
原ちえこさん
かなり息の長い漫画家さんですよね。今はハーレクィンのコミカライズかな。もうやめてらっしゃる? 知らないけど。
有名どころは「フォスティーヌ」かなぁ。
子どもの頃読んで大人になってラストどうだったっけ? と読んだりしましたね。
キラキラ少女漫画に西洋宮廷の陰謀渦巻くどっろどろがなぜかしっくり似合ってた。旅芸人一座かジプシー一座の少女が実は名門貴族の令嬢でーって話。王家ではなかったと思うけど、はて? 一座の義理のおにーちゃんと恋愛とかだったかなぁ? ラストはアニメの「アナスタシア」的なラストだったような? 忘れてるな。
同系統だとやっぱりなかよしの「虹の伝説」。田舎の伯爵令嬢と妾腹だったかの名門公爵令息と大公殿下の三角関係もの。面白いのは今で言う悪役令嬢的な役どころの名門公爵家の令嬢でヒーローを苛めていた長女と当て馬だった大公殿下とのラブロマンスな短編があること。「グランブリュの伝説」だっけ? タイトルがなぁ。
なかよしだと、あとは色々短編。「三つのブランコ物語」とか「ロッキーの花嫁」とか。西洋舞台が多いイメージだけど、現代日本が舞台もちゃんとある。タイトル覚えてないけど「~さんみたいに長足のひとにはわかんないよ」ってヒロインの台詞は木原敏江さんがコミカライズされていた「アンジェリク」の「自毛」なみの破壊力があった。今は両方とも普通かな。子どもの頃の私は「えええ? そんな単語あるんだー。使うんだー」ってなったけどね。あったんだろうねぇ。調べてないけど。
元々なかよしで活躍されていたので年齢的にいつの間にか卒業していたんだけど、読んでいたプリンセスとかでも活躍されるようになったり、ピチコミックスだったかミッシーだったかでも活躍されるようになったので結構長い付き合いになった漫画家さん。
秋田書店だったら「あざみ野逢歌」や「千夜恋歌」かな。こちらは日本の古今東西、飛鳥奈良から昭和現代? が舞台の話がメインの短編集。「あざみ野~」は家康の次男だったか長男だったかが逆タイムスリップしてヒロインと~って話。「千夜恋歌」西洋もあったね。多分。赤ん坊の頃死んだ妹の代わりにって兄に取り替えられたジプシーの娘が紆余曲折あって血の繋がっていない件の兄に最後告白される話は、ヒロイン素性全貴族に知られたのに大丈夫か? って心配になったなぁ。
ピチコミックスかなんかで「闇のアレキサンドラ」ってミステリーもあったね。とある暴虐な城主とそっくりな少女が彼女の身代わりにされてーって話。ウメヅカズオさんの「影御前」的な、でも救いのあるミステリーロマンス。
レディースっぽいので作家の秘書とか編集さんとかのヒロインがーっていうのは今的にアウトな男性の言動がちょっとしんどいんだけどねー。
ともあれ、気になるのはドレス。お洒落するときは綺麗なんだけど、普段が頭陀袋被って腰を絞ってる感じなのが気になったりしましたね。ドレスなんだけどシルエットがそんな感じだったのよ。