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教えて! 鏡子先生! ~其ノ参 組織編、契約編~

オリジナルTRPGのルール紹介のような「鏡子先生」。

果たして需要はあるのだろうか?


鏡子「パッパラパッパッパーッ!! 何と三回目となります、鏡子先生の課外授業」


連理「なんすか、課外授業って。 言葉面がいかがわしいですよ」


鏡子「先生はそう思ってしまうヒトの方が余程いかがわしいかと思いますわ」


連理「………………」


鏡子「最近はあまり見掛けませんけど、何でも禁止したがるP○Aや政○団体の方々はどうしてあの様な発想に至るのかが、不思議でなりませんわ。 頭の中にエロい成分が詰まってらっしゃるのかしら?」


連理 (←言外にエロ発想だと言われた男)


鏡子「そもそもえっちぃから禁止って訳が解りませんわ。 自分達が試験管から産まれたとでも思っているのかしらね?」


連理 (……エロい成分って何だろう?)


鏡子「自分達で設定した神に縛られて自縄自縛な宗教家さんも多いですし……潜在的にマゾヒストなのかしら」


連理「……でっかい柱に体を縛っておかないと不安なんですよ、きっと」


鏡子「どんなに大きな柱も幻じゃ支えてくれないんですけどね。

 何はともあれ、本日のお勉強といきましょうか」




鏡子「と、言う訳で今回は組織編、契約編ですわ」


連理「二限分、ということですか?」


鏡子「そうですわね。 前回は関連項目と言う事でヘレティック・クラス編としましたけど、今回の項目は全く別のものですからね。 でもひとつだと短そうだったので二項目ですわ」


連理「短『そう』とか、また見切り発車的な……」


鏡子「そもそも『閑話』も『鏡子先生』もプロットには入ってませんもの。 見切り発車にもなろうというものですわ。 なろう系なだけに」


連理 (後半は無視して)「じゃあ何で入ってるんですか!?」


鏡子「クッション代わりですわ。 お話とお話の間にワンクッション置きたかっただけですわね」


連理「『鏡子先生』『閑話』と続いてるところもありますけど……?」


鏡子「そこはお話の合間を作りたかった部分ですわね。 いっその事、孝正会のキャラでも入れて話を膨らませてみても良かったんでしょうけど、想定した様な着地地点が見つからず、断念したという事ですわ」


連理「三大組織なんて言われてるのに、全く出てきませんね、日崑孝正会」


鏡子「特に敵対してる訳でもありませんし、かと言って味方でもありませんから……。 アレク視点ですと絡ませづらいのは確かですわ」


連理「確か魔物使いが多いんですよね? アレクに勧誘とか来ないんですか?」


鏡子「魔物使いは魔物使いでも九割以上がメディウムなんですのよ、あそこは。 そのせいか魔物に対してはまず殴るというスタンスですの。 ファンタズマからは嫌われてますわ。 まあ、ルール的に言うならメディウムはある意味契約対象がシャドウに特化しているとも言えますから、アレクとは棲み分けされてる感じですわね」


連理「嫌われてるんですか?」


鏡子「当然ですわ。 まず殴って、じゃあ従え、ってそれだけですもの。 シャドウであれば従う者もいますけど、ファンタズマは当然嫌がって逃げますし、アクマも逃げるか、又は従った振りしてやっぱり逃げますわね。 一度負けてるせいか寝首を掻くとかはしないようですけど」


連理「前に言ってましたけど、マジにそれだけなんですか、メディウム!? ファミリアの方が全然いいんじゃないですか!?」


鏡子「ファンタズマ的にお勧めは致しませんけど、利点はありますわよ? ファミリアではシャドウを直接従える事が普通出来ませんから。

 例えば隠れ里で会うのは大抵シャドウ。 ファミリアは交渉相手を探すのがまず大変ですわ」


連理「ああ、そう言えば学校にあった里ではササ以外に会ってませんね、ファンタズマ。 ヌシがそれっぽいって言ってましたけど」


鏡子「それにハイランダーの関係もありますわよ? ファミリアですと前にちらっと言った、特殊能力の増えるプロミス、魔物強化のティファレト、ダイス目操作系のクシャスラ、プロミスの上位互換とも言えるマルクト。

 メディウムですと真名契約を増やせるエンペラー、戦闘系メディウムの真骨頂マレディクシオン、メディウム版のクシャスラとも言えるリトライ。

 あとは魔物使いなら成れる可能性のあるルクスソリス、ですわね。

 勿論色々と条件がありますから、どれでも取得出来るというものではありませんけど」


連理「一度に情報を詰め込まれても理解が追い付かないんですが……。

 取り敢えず、真名契約って何ですか?」


鏡子「順番はちょっとアレですけど、先に契約の説明からしましょうか」




鏡子「では、名前の出た真名契約から。

 『真名契約』は主にファミリアの行う契約方法で、対象は大抵の場合はファンタズマ。 連理さんとササさんの契約もこちらですわ」


連理「ちょっと待ってください。 何で『主に』とか『大抵の場合』なんですか?」


鏡子「成功率は最低値ですけど、一応メディウムも試みるだけならOKですわ。 巫山戯んな、って殴られるのがオチでしょうけど。 後、アクマでも気が合えば契約出来る可能性はありますわ。 一応、前例はありますわよ?」


連理「……ああ、そう言えば前に聞いた様な……」


鏡子「基本的に真名契約はひとりにつき一契約。 ですが、余程気に入られなければそこまでの契約は結んでくれないのが普通ですわ。 後、ミュータント・パルチザンを持っていると契約数の制限がかなり緩くなるのが特徴と言えますわね」


連理「それじゃファミリア/パルチザンってほとんど最強なんじゃ……?」


鏡子「先程言いました通り契約を結んでくれるファンタズマは簡単に見つかりませんわ。

 それに契約には対価が必要ですわ。 あまり契約対象を増やすと大変なことになりますわよ?」


連理「対価、なんて払ってました?」


鏡子 (キラーン、と目が光る)「連理さんの対価は『甘い口づけ』と『共に在る生き方』になってますわね? らぶらぶですわ。

 それ以外にも最大HPと最大MPが減ってますけど、これは全ての契約に於いて普通のことで、ササさんに悪意があるとかそういうお話ではありませんのよ」


連理 (アレ、対価だったのか……)「気づいてませんでしたけど、確かにHPとMPが減るってのはキツいかも知れませんね。 ん? 上坂、前に一度、山程使い魔を出したことがありましたけど、あれってヤバかったんじゃ?」


鏡子「そうですわね。 シャドウを借り受ける契約を結ぶ『貸与契約』は無制限ではないにしろある程度同種のシャドウを喚び出す事が出来ますわ。 基本の対価に加えて、その数に応じた対価も必要になりますから、結構削れていたかも知れませんわね。 ただ式神に類するモノには対価が必要ありませんから、精々半減かと思いますわ」


連理「シャドウ、呼び出せるんですか?」


鏡子「ええ、シャドウとは言いましたけど厳密には分御魂 ――分霊の一種ですわね。 契約者と魔物の ――これも大抵の場合はファンタズマですわ。 ただ真名契約ほど重いモノではありませんから面白がってちからを貸してくれるアクマもいらっしゃいますわね。 そんな彼らのちからを擬似的なシャドウにする、と言う感じですわ」


連理「いざという時にちからを発揮出来そうですね」


鏡子「ですが、あまり大量に動員しますと怒られますわよ? 場合によっては契約を破棄されるかもしれませんわ」


連理「ああ~、分霊って事は自分の生命力やら何やらが使われてるから? そりゃ一遍に使われれば怒りますか」


鏡子「そう言う事ですわ。

 それとメディウムの『強制契約』。 先程申し上げました通り対象は大抵の場合シャドウになります。 契約の強制力はほぼ最低。 利点は相手がシャドウでも可能という他に、対価が殆ど必要ない為、実質無制限であるという点でしょうか?」


連理「へっ? シャドウ軍団とか出来るんですか?」


鏡子「出来そうですけど、結構逃げますわよ? 対価がない代わりに契約としての体を殆ど成してませんから。 その代わりに餌付けなんかしてる方もいらっしゃるようですけど、それも一種の対価なのかも知れませんわね」


連理 (餌付けでシャドウが…………)←色々想像してる。


鏡子「それと貸与契約または強制契約のシャドウが、自意識を持って改めて契約を行う事になる『新生契約』なんてのもありますわ」


連理「シャドウが自意識を、ですか?」


鏡子「ええ……あら? そう言えば魔物編できちんとお話をしていなかった様な……?」(スマホを弄り出す)


鏡子「わたくし、その辺りをきちんと説明しておりませんでしたわ。 

 前回のあとがきで『共通認識』の必要性は書かれておりましたね?」


連理「え~と、神サマがどうこうって所ですよね?」


鏡子「はい。 ヒトの共通認識が強く固定化されると、隠れ里ではその認識で出来た『シャドウ』が発生する事があるんですの」


連理「はい? あいつらって鏡面みたいに『Aがいるから』『Aの現し身が』発生するってプロセスじゃありませんでしたっけ?」


鏡子「基本はそうですわ。 ただそれだけじゃないってお話ですの。

 今の例で言うなら、『Bとはこうである』という認識が固定化、一般化しますと隠れ里の方でその鏡面を創ってしまう、とでもいいましょうか。 極稀にですけどそういった存在が発生してしまうんですの。

 特に今の時代は一寸した事でもネットで拡がってしまいますから、何時そう言ったモノが産まれても可笑しくない土壌になってますわね」


連理「ネットで広まって魔物が発生って……結構シャレにならないんじゃあ……?」


鏡子「でも、産まれたばかりのシャドウは大したちからも有りませんから、大抵の場合は淘汰されますわ」


連理「あ、そうなんですね」


鏡子「ただ、それを潜り抜けていくモノもいますわ。 うちのグリフォン(クウ)ペガサス(ソラ)も元はそう言った存在ですし、一番新しい子だとバグベアード(クロさん)もそうですわ」


連理 (新しい『子』って、あの見た目は怪しげなオッサンが、子ども扱い……)


鏡子「そう言った、シャドウから進化して自意識を得た存在をアヴァターと言いますの。 彼らは殆どファンタズマ・アクマと遜色のない存在力を持っていますわ」


連理「それがさっき言ってた……」


鏡子「ええ。 アヴァターに進化した魔物とは、貸与または強制契約から新生契約に更新する事が出来ますの。 新生契約の内容は真名契約とほぼ同じで、実質契約数の制限がありませんわ」


連理「うわ、やっぱりファミリア最強じゃないですか、いや、メディウムもか」


鏡子「でもシャドウからアヴァターに進化させるのって大変ですわよ? 1レベルから限界まで上昇させる必要がありますし、シャドウって消えても再度呼び出せる上に意識がないせいか結構乱暴に使われるものなんですけど、消えたらレベルリセットされちゃいますから」


連理「知ってれば注意するんじゃないですか?」


鏡子「契約(それ)目的で一時だけ優しくされても……、それでは産まれた子が可哀想ですから態々教える気はありませんわ。 あ、このコーナーは別ですわよ?」


連理「孝正会のヒト達は知らないんですかね?」


鏡子「知らないと思いますわ。 彼処にいる魔物使いはメディウムばかりですから、情報ソースがありませんし。 実際その様な形でシャドウを使っているヒトは見た事がありませんわね」




鏡子「では、話を戻しまして、最後の契約は『武具契約』ですわ」


連理「……ぶぐ? 今話してる契約って魔物との契約なんですよね?」


鏡子「ええ勿論。 これは魔剣や妖刀といった魔物と結ぶ契約になりますわ。 メディウムが主に行うもので、ある種の『試練』を乗り越える事で彼らと契約を結ぶ事が出来ますの。 偶に、そう言った『魔器』以外にも自ら試練を課す魔物も偶に居らっしゃいまして、その様な場合でも一応契約は『武具契約』になりますわ」


連理「例えドラゴンでもそう言った試練の末に使い魔にしたのなら、ドラゴンだけど武具契約?」


鏡子「そうなりますわね。

 そう言えば昔、真名契約の枠を使い切ったヒトの仲間になりたくて、無理矢理武具契約で契約を結んだ方が居たという話を聞いた事がありますわ」


連理「いや、普通に付いていけばいいじゃないですか」


鏡子「強制契約は兎も角、それ以外であれば身近に居る感じが全然違いますし、結びつきが強くなればお互いに特殊能力が付いたりしますわよ」


連理「へぇ~」


鏡子「連理さんには……『気配隠蔽』が追加付与されてますわね」


連理「そうなんですか?」


鏡子「と言いますか、他にも幾つか ――『狐火纏い』とか『炎の刃』とかがあるんですが、連理さんに魔術の素養が全くないので有効化されていませんわね」


連理「…………つまり?」


鏡子「ステータス画面では確認出来てもグレーアウトしている状態、と言えば解りやすいでしょうか? 要するに使えませんわ」


連理「うぐぅ」




鏡子「さてさて、それでは時間も差し迫ってきたようですし、此処いらでお開きと致しましょうか。 それではお疲れ様でした~」

連理「あ、はい。 お疲れ様でした」









連理「……あれ? 徳倉さーん、まだスレイヤーとアレクのお話聞いてませんよ?

 徳倉さーん、鏡子せんせーっ!」




ちなみにアレクにいるファンタズマに真名契約を持ちかけても普通に拒否されます。

真名契約は魔物にとって、一昔前の結婚に近い価値観がありますし、心の底から望まないと成立しないものなので。 その際魔物側は前述した通りなので強制不可、ファミリア側は拒否しなければOKです。

契約上魔物の方が立場は上なのです。


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― 新着の感想 ―
真名契約は魔物の方が立場は上……。 特殊能力は得られても素養が無ければグレーアウト……。 _φ(・_・ とりま、情報量が多くて「なるほど、分からん」状態です。 (^~^;)ゞ 後のエピソードを読み…
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