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第26話 最終日の楽しみはお買い物 その1

いよいよ最終日。買い忘れたものをまとめて買い物をする日。まずは腹ごしらえとばかりに、一昨日に続きクロントゥーイ市場に向かった。


前日早い目の就寝が良かったのか、最終日の朝は5時すぎ。

戻ってきたらすぐに、チェックアウトができるように、簡単な荷造りを済ませ、宿を出発した。

過去の経験から宿の前のタクシーは少し悪質のようだったので、路上で捕まえる事にした。


空は晴れ渡り、前日のスコールが嘘のように感じる。やはりプラトゥーナム市場はこの日も多くの店が既に動き出していた。

大きな道路に出て、タクシーを拾う。

場所はクロントゥーイ市場。

厨房道具を売っているお店の名刺を見せるとすぐにわかったらしく、タクシーは軽快に走り出すのだった。

やがて、クロントゥーイ市場の近くまでやってきたが、そこからタクシーは迷走を始めてしまった。

市場の中に入り組んだところに店があるために混乱したらしい。

昨日のスコールの影響か、大きな水溜りの水を弾き飛ばしながら、到着したところはクロントゥーイの港。

確かに市場の先にある港の存在は気になったが、今はあまり必要ない。

運転手は地元の人に聞きながら、どうにか車を動かす。

ちょうどその時、車窓の反対方向から突如、賑やかな行列が現れた。


朝から大きな音楽を鳴らして、中にはビールをラッパ飲みするおばさんの姿もあった。

よく見ると、台の上に真新しい白い衣装を身に纏い、髪も剃り立てで光り輝く僧侶の姿を確認した。

かつて北の町チェンラーイでも見たことがあった。

新しく出家する僧侶を見送る儀式のようであった。


タクシーは少し迷ったものの、港と行列を見ることができたので、不快感も無く、タクシーを降りた。

2人は、まだ水溜りの残る市場の中を歩き始めた。


目的とする店は、比較的早く見つける事が、出来た。

店の店主も2度目に現れたのが相当嬉しかったらしく、前回よりも対応がいい。

店主は料理長と相談しながらいろいろ探している時に、午前8時を合図する、タイ国家が流れ始めた。

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