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第20話 休日はタリンチャン水上マーケット その1

翌日は、研修を一息終え、休日モード

地元のタイ人が週末に遊びに行く

タリンチャン水上マーケットに向かった


タイ滞在3日目は、ちょうど土曜日。研修の中でも最も旅気分を味わうために休日を考えていた。

世間でも7日間に1日は休日があるように、今回の研修の6日間でも1日くらい休日のようなものがあっても差し支えないだろうという事で、買付け等も一切行わない、旅としての1日を過ごすことにしていた。


日本にいるときからいろいろ候補を挙げていたが、最終的に選んだのが、土日のみ営業している、“タリンチャン水上マーケット”

バンコクは、かつて“東洋のベニス”といわれるほど、運河とか水路が多い街であったらしいが、埋め立てが進み、残っている運河はわずかになっていた。

だが、チャオプラヤー川の対岸である“トンブリー地区”は、まだ昔ながらの水路が沢山残っていて、このタリンチャン水上マーケットもそのトンブリー地区に存在していた。


7年前に、行った “ダムヌンサドゥアク水上マーケット”は、遠方だったため、ツアー会社に頼んで参加。

その時の雰囲気は、よくタイの水上マーケットを紹介する映像などで見るそのものの感じで、小船に揺られながら、いろいろな人が小船で観光客が買いそうなものを売りに来ていた。

その時は、それで楽しめたが、何度もタイに来ていると、こなれたせいもあって少しばかり“冒険”がしたくなる。

そこで、地元のタイ人が休日に遊びに行く場所でもあるこのタリンチャン水上マーケットに行って見る事にするのだった。


事前にネットなどでの体験記を元に、計画を練り、朝8時前にホテルを出発。

この日もプラトゥーナムの路上の服売り場を物色しながら(安いので何着か買いながら)

BTSチットロム駅前の“イセタン”などが入っているショッピングセンターに向かった。


途中、屋台で朝食を採ろうと思っていたので、近くを物色し、何軒か見つけたが、今一触手が伸びない。

仕方なく大きな道路の反対側にある“ビックC”の方へ陸橋でわたり、屋台街を見ると、魅力的なところを発見することができた。


ちょうど2軒の気になる屋台の料理を1品ずつ注文。後ろに広がる席に腰掛けてそれを食べ始める。

カオカオムー(豚足乗せごはん)とクイッティオ(米の平麺)の汁麺を食べる。

やはり美味い。

もちろん空腹と言うのもあるが、それ以上にアジアの屋台のごはんは、琴線に触れる何かがある。

だから何度も通ってしまうのかもしれないが・・・・。


食事を終え、時間を見ると10時少し前だった。

「トイレに行ってからバスに乗ろう」との料理長の判断で、10時に開店する “ビックC”のトイレを借りる事とし、それまで建物の前にあったジュース屋台で暇をもてあますのだった。

既にこの時間でもはや猛暑の名にふさわしい状況だったので、ジュース屋台のジュースは熱が篭りつつあった体内を瞬時に冷却してくれるのだった。

やがて、“ビックC”が開店。

待っていた人たちが順番に店内に吸い込まれていく。この雰囲気はパチンコ屋というよりも、麦酒食堂の近くの心斎橋にある“東○ハン△”の開店の時に似ているのだが・・・。


交代でトイレを済ませ、再び陸橋を渡り、イセタン前でバスを待つ。

79番のバスで水上マーケットまで行く事がわかっていたので、バス停に向かうが、店長が水を買おうとしている時にそのバスが通過してしまった。

「また、やってしまった」少し焦るが、情報では頻繁に来るらしい。

気を取り直してバス停で待つものの、1番とか77番のバスが多く、中々お目当ての79番が来ない「またタクシー??」と思ったその時に、79番が登場。慌てて乗り込むのだた。

長く感じたが、時計を見ると、たった15分程度だったので、確かに“頻繁 ”であった。


席に座り、バスが動き出すと、女性の車掌が、“行き先”を聞いてきたので料理長が「タリンチャン タラード(市場)」と言うと、相手が理解してくれたらしく、一人18Bの切符を出してくれるのだった。


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