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鳥の楽園

作者: aka

とある公園の話です。おそらく花見客か訪れる公園はどこもこんな感じでしょう。ゴミはゴミ箱に。もしくは自分達で持ち帰りましょう。花見をするのはいいですが、きちんとマナーを守ってください。

春、生命が動き出す

長い長い冬の寒さを乗り越えて

一斉に動き出す生命達は

今日も春の日差しを一身に浴びて

元気よく動き出すのだ


その頃になると我々人間も

春が来たことに喜びを覚えて

外に出ればどんちゃん騒ぎ

近くでも遠くでもどんな所でも

人々は桜の下に集まっては

酒を飲み交わし、楽しく会話し

和気あいあいと盛り上がる


公園を歩けば桜の香り

屋台から漂う旨そうな香り

ちょっと苦手なお酒の香り

色んな香りが鼻につく


その香りが風にのって鳥達の嗅覚を刺激したのだろうか

公園には続々といろいろな鳥たちがやってくる

スズメ、ハト、カラスはもちろん、キジとかもやってきた

まるでここは鳥の楽園のよう

彼らは熱心に地面をつついては何かを探している

おそらく人間の残した食べカスを食べようとしているのだ

生きるために食事を調達するために

彼らはこんな所で楽をしていた


そしてそれは花見客が去った後の公園でもよく見る光景

今日もまた彼らは人気の少なくなった公園で

熱心に餌を探しにやってくる

花見客の去ったこの公園はまさに彼らの楽園

そう……鳥の楽園なのだ

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― 新着の感想 ―
[良い点] 読ませていただきました。 作者さんの優しさが伝わってきます。 言葉一つ一つが純粋で綺麗です。 詩の中で表現されている日常がずっと続いてくれたら、と普段よく思います。 今回特にそう思いました…
2019/04/30 10:01 退会済み
管理
[良い点] 賑やかな公園の描写から一転、鳥ばかりの(人間からしたら)うら寂しい公園の描写が印象的でした。 鳥からすれば楽園、面白い着眼点だと思います。 こういう発想好きです。 詩的な文章の中にマナ…
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