パラレル閑話☆【前編】とある冬の日……。
「どうもどうも!ラモルです!お久しぶりです!あ。初めましての方もいるのかな。初めまして〜!え〜作者さんが多少人見知り属性なので代わりに僕が使われています……」
「これから始まる物語は本編後半が思いの外シリアス要素が高めになった為、本編とは関わりがあるのかないのか、微妙な時系列で作成をしているエンターテイメント色強めなストーリー。通称『パラレル閑話』を挟むとのことです!……うーん。伝わってるのかな?……」
「簡単には入れたかったけど、物語の流れで入れられなかったお楽しみ要素をてんこ盛りな予定なので、おまけ感覚で楽しんで頂けたらいいかとっ!」
「きゃっきゃうふふ要素を強めて、エンジョイ要素を強めるとかなんとか!それでは!ま〜たお会いし〜ましょ〜う♪」
とある冬の日……。
「ってなわけで!……やるわよ!」
「でたっ!柚葉のそれっ!!今みんなでお昼を屋上で食べてただけだよね?会話もこの厚焼き玉子うま〜って邦正がぼそっと言った後だったよね??今度は何!?」
「フフッ。なかなかの反応ね!決まってるじゃない!」
「勿体ぶらんといて!」
「イベントをやるわ!」
「予想外過ぎて全貌見えないし!内容全く言ってないし!!」
「コウ!待って!……そのテンションをまずどうにかして!」
「あぃ……」
「きゃはは!に〜ウケる〜」
楓がコウの表情と仕草を真似て正座中。ただ、コウは全く反省などしていなく、反省しているフリを正座で表すコウ。真ん丸な目で下唇を裏返し、ふてくされ感満載だ。
「で?何やるの?」
「まだ決めてないわ!」
「聞いた?柊今の聞いた?酷くない?……暴君いるよ?」
「そ、そうかもだけど……きっと何か考えがあるんじゃないかなぁ。あはは……」
柚葉の心の声が小さく漏れ始める。
「とりあえずはちぃちゃんが絵的に足りないわね……女の子ウケ的に泰斗も呼ぼうかしら……オタはどっちでもいいわね……」
「こう。オタってやっぱりおれのことかな?」
「だろうな。他にオタ属性はメインキャラでいないからな」
「ちょ!こうは?」
「おれはオタちゃうでしょ。何かと言えば元黒歴史とかだから、モトクロとかだろ」
「あー。そうやって。今はもう卒業しましたから〜普通です〜みたいなの。ズルくない?」
「でもよーく考えてみろ邦正!みんな普通だったらこれがもし何かの物語だったとしたらどうよ?」
「……うーん。普通すぎて何の展開も見込めないね」
「だろ!邦正百点っ!百点っのオタっ!」
「これ……今褒められてるよね?」
柚葉の心の声はまだ漏れ続いている……
「登場人物一杯いすぎるとわちゃわちゃしちゃわないかしら……もう既にオタがじゃまに思えてきたわ……」
「邦正!!少し大人しくしとかないと役を降ろされるぞ!出番なくなるぞ!」
「えー!何それ!もう出れないの?始まったばっかじゃない?……」
「ばか!お前今騒いだら本当にやばいって!」
「それって……フリ?」
「ばかなのっ!?出たくないの?邦正の空気読めなさは本当に尊敬に値するぞ!」
柚葉が邦正をジト目で見つめロックオンしている……。
「……あんたもう。トナカイ確定ね!」
「「トナカイキターーーッ!!」」
楓とコウがきゃっきゃきゃっきゃ笑っている。びっくり顔のなゆり。呆然としている邦正が呟く。
「ひ、人でなくなってしまった……」
「「あははっ!」でも出れるだけ良くない?」
「もう。また桐宮くんは……」
何を始めようとしているのかは柚葉のみぞ知る。
「よし!決めたわ!えんじぇるの営業時間終わりに場所を借りてえんじぇるでクリスマスパーティをやるわよ!」
「わぉ!あれ?いいじゃん!柚葉のことだからまた……」
「また何かしら?……」
「また……またたび……食べちゃう」
「食べたことないわ!!マタタビなんて見たこともないわ!……どうせまた変なことかと思ったとか言いたかったんでしょ?」
「そんな訳ない!こんなステキな案を出せる柚葉さんにそんなことを言える筈がない!」
「急に気になるレベルで献身的だけど……きっときゃっきゃうふふ的なモノを想像してるんでしょ?」
「はい……え?違うの?……」
「どうでしょうね?……参加できなくならないようにこれからは発言に気をつけることね!」
「うっわー。ちょい悪ツンデレのベタなセリフキターッ!」
「コウ?……マイナス一点!」
「え?……あと何点あるの?何点満点?」
「なに上を目指そうとしてるのよ!」
「いや。まさかの展開もあるかも知れないじゃん?」
「そうね。それを奇跡と人は呼ぶのよね」
「おいトナカイ!なんか今日の柚葉、一段と魔族の血みたいなのがたぎってない?」
「もうあれだよね。絶対腕組んでるよね……組んでるけどっ!」
「もうあれだよな。組んでない時はグーにして腰に両手当ててるよな……当ててたけどっ!!」
「きゃはは!に〜やばいって〜!」
「もう。桐宮くん……」
「二人!なんか騒がしいわね〜」
「だって邦正が!少しだけ面白い風なこと言うから!笑いを愛してやまないコウくんとしてはしょうがなくフリに便乗して盛り上げただけじゃん!天丼じゃんっ!!」
「天丼って。みんなわかるのかしら……そうね。分かったわ。トナカイマイナス一点っ!!」
「えー!何点満点?」
「だから何で上を目指そうとできるのよあんた達わ!」
「この体格から醸し出ている向上心の本作用?」
「あーもう分かったわ。じゃあ行くわよ!」
「どこに!?」
「どこにって今、学校の屋上で昼休みよ?さすがに教室に決まってるじゃない」
「あー。ですよね〜。邦正!健闘を祈る!」
「何それ?なんかやれってこと?」
「お前流石だな。怖いもの知らずな」
「あら?今さっきより褒められてない?なんか気分良くなってきた!」
「さっすが邦正。じゃあどっちが柚葉の点を多いままいれるか……いや、違うぞ邦正!どっちが柚葉の点をイベントまでに上げられるか勝負だ!」
「お!たぎるねそれ!」
「だろ?行くぞ!トナカイ!」
「おう!トナカイの使い手!」
「あ〜。今の面白いじゃん。邦正の今日いちじゃ〜ん」
「おおお!ここで今日いちキターッ!」
「今のはちょっとだけ面白かったわ。トナカイとコウ二人共、プラス一点!」
「おお!初めて増えた!」
「ツンデレって凄いね!増えた時の感動パないね!」
「柚葉って凄いよな。楽しませてくれるよな。期待させてくれるよな。あざといよな」
「ん?コウ?……なんか最後のだけ違わない?」
「いえいえ。ささ、教室に向かいましょ〜」
「に〜今のギリだし〜」
「ふふ。クリスマスパーティー何やるんだろう。楽しみ〜」
そんなこんなで賑やか過ぎる昼食を終え、チャイムが鳴り普通にそれぞれのクラスへ戻った。




