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under the moon

作者: nikoa

君だけがそばにいて

君にしかわからないこと

僕だけがそこにいて

僕にしか知り得ないこと


あの日から 夜の隙間を探して

小さな息苦しさを愛撫した


夏の陽炎 大嫌いな君へ

寂寥を覚えた身体に さよならが響きます

熱に浮かされた 戻れない昨日へ

綢繆(ちゅうびゅう)を失くした時間に さよならが埋まります


ここだけが約束で

ここにしか知り得ないこと

ここだけが想い出で

ここでしかわからないこと


もう一度 月の光を辿って

藍に開いた穴から 飛び出せば


夏の蜃気楼 大嫌いな景色

光芒が示した未来は 僕だけが歩いてる

陰に俯いた 帰れない二人へ

丘陵に並んだ記憶(ゆめ)から 君だけが消えていく


歩き出す 空になった景色で

静かな息苦しさを引き寄せて

動き出す 針を止めていたあの日が

藍に開いた穴から こぼれ出す


夏の陽炎 大嫌いな僕の

寂寥を覚えた心が 君だけを描きます

熱に浮かされた 戻れない昨日へ

綢繆を失くした世界を 月だけが照らします


もう一度 月の光を辿って

小さな息苦しさを愛撫した

ありがとうございました。

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