勇者達はミストラルに辿り着いた
クロード達がミストラルへとついたあたりからです。
ルーシュ達はしばらく出て来れないかも。
ミストラル王国の首都オーテーレは北の大陸でも有数の大河の分岐点として有名な水上都市である。北の大陸の北部を横断するモンターニュ山脈のから南へ流れるメディウス川はオーテーレで3つに分岐する。そこから南西に流れるのがオキデンス川、南に流れるのがメリディエス川、その中央にメディウス川が流れる。
非常に美しい都市で有名なオーテーレは、住民のほぼ全てが船で生活をしている。道路よりも水路が多い。個人用の小さなゴンドラから、家族用のゴンドラが当然の様に存在しており、引っ越してきた人は最初にゴンドラを買うと言う。
青く広がる空、青く先へと進む水の道。、
クロード、マリエッタ、ソフィア、パトリシアの4名はオーテーレの町を城塞都市へと向かう定期客船に乗って進んでいた。20人程度の客が乗っており、いずれも商人や冒険者といった風体であった。
美しい水路には荷物を積み込んだゴンドラが市場を形成している。これが商店街だと言うのだから、文化の違いにクロードは驚きを禁じ得なかった。
クロードとマリエッタは冒険者のカードを紐に通して首にかけていた。イヴェール王国では見かけないのだが、どうもこの国における冒険者は自身の身分を証明しなければならないらしい。丈夫な紐とカードを保護する鉄のプレートを入国する入口となっている冒険者の館で購入する義務が負わされていた。
「こんな義務があるんですか?」
金属プレートに入っている冒険者カードを持ちながらクロードはソフィアに訊ねる。
「オーテーレでは現在、人種隔離政策を行なっています。魔族や獣人族の住まう北部とエルフや人間が住む南部です。ここは南部ですが、冒険者となると魔族や獣人族もいますので、どうしても人種隔離政策とは別物であると示さねばならないのです」
「なるほど」
「国民で無いならば人種隔離政策とは無縁だと言う証明書という事なのですが…」
陸にある小さな飲食店には堂々と看板が掲げられている。
『獣人族魔族の冒険者は入店お断り』
人種隔離政策ならず、人種差別政策も進んでいた。
「という感じで、実は冒険者に対してもかなり厳しい視線が向けられています」
「昔はこの国もラフィーラ教だったと聞きますが、どうしてこうも変わってしまってるのでしょう?短期間で人の気持ちを大きく変える事は出来るのでしょうか?魔族や獣人族は隣人として過ごしていた筈ですよね?」
「それは国策ですのでよくは分かりませんが…市民団体が演説して回っていたそうです。国王様や大臣閣下がそれを取り入れたとも。そういう風潮が元々存在したからでは?」
「そうなんだぁ」
「先の大戦では魔族はこの大陸を支配しようとした逆賊ですし、獣人族はその時に人間やエルフに加担せずに傍観していた日和見ですから」
神聖教団の教えである事は百も承知で、クロードはその意見が、ルーシュとはまた別の意見である事も理解していた。
「ルーシュは魔族が悪いんじゃないって言ってたけど」
「ですが、どうでしょう?彼は私達と似た年齢ですし、悪い大人達に騙されている可能性はあると思います。あまりにも伝わっている歴史や話が違いすぎます」
当時の事を知り、生きているのは魔公かハイエルフくらいである。
少なくとも、神聖教団のアウロラの言葉とルーシュの言葉に齟齬が生じているのは確かだ。
ルーシュが悪い子ではないのは知っているが、世界の英雄が嘘をつくとも思えない。クロードはだからこそ真実を知るために旅立つ必要があったと感じる。ルーシュがいない間に去ったのはルーシュとともに行動するべきでないと思ったからだ。どうしてもルーシュ側の視点になってしまう。
「むー、神聖教団がクロード様の勧誘を始めたのです」
ムウと頬を膨らませてマリエッタはパタパタと走ってソフィアとクロードの間に立ちふさがる。
「べ、別に勧誘とかじゃないですよ」
ソフィアは慌てて首を振る。
「ですが、あの魔族の少年は不思議な人物でしたね」
「ルーシュお兄さんは凄いのです。精霊に愛されているのです」
「精霊に?もしかして貴女はエルフの血が?」
「お母さんがエルフの血を引いていたのです。……風の精霊が見えるのです?」
えへんと胸を張るマリエッタ。預言者の遠縁という事なので、言ってしまえば神聖教団の教祖アウロラとも遠縁になるラフィーラ教の聖女であった。
「風の精霊が?稀にいると聞きますが……まさか……」
精霊を見る力を持つ存在は神聖教団では多く聖人として崇めたてられる。ラフィーラ教会で聖女と言われていた少女であればおかしい話ではなかった。
「とは言っても、見えるだけであんまり役に立たないのです。精霊は自由奔放で好き嫌いが激しいのです。ただ見えるお陰で人の身で精霊術が使えるくらいしか役に立たないのです」
それは役に立つのでは?とも思えてしまう一同であったが、特に口にはしなかった。
客船の進む先、巨大な大河の中心に城塞都市が聳え立つ。
水の中に巨大な城壁が高く存在しており、城門もまた水路を塞ぐように存在する。城門と言うよりは水門に見える。城門の先には整然とした町並が広がる。水路上に浮かぶゴンドラで商売などはせず水路の中に立ち並ぶ。
基本的に家が水の中に建てられている。2階建てのような家のつくりで、船から外へと向かうようになっていた。石で造られた建物がほとんどで、かなり堅固そうな厚みを感じさせる。
水路で続く城塞都市を過ぎるとその中央にある小島に辿り着く。そこに存在するのがオーテーレの王城ミストラル。城塞の外から隠された城は堅固な石によって積み上げられて出来ていた。
城門の前に立つエルフ族の兵士達は体に似合わない巨大な槍を構えて、城門へとやってきたクロードたちに鋭い視線を向ける。
一行の先頭に立つソフィアが自身の冒険者カードを見せて、3人を自分の連れである事を伝えると、快く城への入口を開けるのであった。
クロード達は王城の玉座の間に通されることとなる。
青い絨毯が玉座まで続いており、銀色の甲冑に包まれた兵士達が絨毯の横にずらりと並んで立っていた。
10段ほどの階段の上に黄金の煌びやかな玉座があり、王が戴きに座る。
玉座の下には2人の男が立っていた。正直に言えばクロードは驚く事になる。片方の男は頭を覆いつくすような鉄仮面をつけた男で、もう片方の男は勇者としてイヴェールで行をともにしたノイバウアーだったからだ。まさか堂々と公の場に立っていたとは思っていなかった。
「よくぞ戻って来た。ソフィア・ロサよ」
声を掛けるのは玉座へ続く階段の下に立つ顔を覆いつくすような鉄仮面を纏った男の方だった。
クロードはこの男こそが噂に聞くシルヴィオ・ハイドリヒであると即座に理解する。客分としてミストラルへとやって来て、神聖教団を広めて、将軍の身分に宛がわれているこの国の重鎮の1人である。
「イヴェール王国での事を聞こう」
鉄仮面の男は何の話を促す。
「はっ…まず第一にノイバウアー卿の件ですが、こちらはイヴェール王国がその者に押し付けた罪科を正式に取り消すとの事でした。また行き違いが有った事を謝罪しておられました」
「罪科だと?そもそも、それが無かったというのによくもまあ言ったものだな」
鉄仮面の男は呆れるような声音で口にする。
これはソフィアに授けたイヴェール王セドリックの言葉であった。
「イヴェール王からの弁解を承っております」
「聞こうではないか」
「列強大国たる貴国ミストラルにおかれては、脆弱なるモンスターを駆逐する事は簡単な事と存じ上げる所存であるが、弱国たるイヴェールにおいては駆逐できないモンスターの復活に対して過敏すぎる反応をした事を恥じるばかりである。それはノイバウアー卿がモンスターに対して逃げ帰った事でも我が国の戦力で太刀打ちできないことは明白であっただろうと」
1つは皮肉として、1つは敢えてイヴェール王国が弱いという事を押し出しての説明であった。
「それで罪には問わないと?」
「しかし、我が国の貴族を斬った事実は確かであり、これを守らなければ王として面目が立たない。故に、冒険者規約第51条に従い、ボリス・ノイバウアーは永久に国土を踏む事を認める訳にはいかないとの事でした」
ソフィアは文面を読むかのようにスラスラと答える。
「罪には問わないと言った筈では?」
ノイバウアーは目を怒らせてソフィアの方を睨む。
「国を守る貴族を殺した場合、他国に逃げた冒険者は引き渡し要求をして自国で首を切るのがかの国の慣わしだそうです。ですので、古代モンスターの復活の罪は問わないが、貴族を刺した事実に目を瞑れない、との事です」
「ふざけるな!」
横に立っていたノイバウアーは怒りの声を上げる。
だが、実際、冒険者も犯罪者であれば他国に逃げる事は許されない。神聖教団の法では勇者は何をしても許されるが、冒険者協会の法ではそれを許していない。
「まあ、それはいいだろう。だが、イヴェールでは魔族により扇動されて多くの民を殺したとも聞く」
「公爵家が反逆する為に、ラフィーラの神託を偽り、多くの民を殺したそうです。その時、国家反逆罪の貴族を倒す為に立ち上がったのが…こちらのクロード殿です。勇者を偽ったという話もありますが、実際には国家反逆罪の犯罪者に対して立ち上がったために勇気あるものとして勇者と話が広がったようです」
ソフィアはクロードを差して畏まるように言う。
「この者が?貴様、面を上げよ」
その言葉にクロードは恐る恐る顔を上げる。
すると、鉄仮面の男は陰になって見えない瞳で覗き込むようにクロードを見る。
クロードは闇の奥に見える異様な光を見てぞっとする印象を受ける。得体の知れないとソフィアが口にしていた理由を理解する。雰囲気が異常だった。
「名を何と申す」
「く、クロードと…申します」
ジーッと鉄仮面の男はクロードを見続けていた。
「イヴェール王国民か。どこの出身だ?」
「あ、アルベールという田舎の村ですけど……」
「……くっ……ふ、ふははははははっ!なる程!そうか、……………まさか……あの血族がまだ途絶えていなかったとは………」
何を思ったか鉄仮面の男は笑い出す。
「?」
ソフィアとクロードは不思議に思い目を丸くしてしまう。国王も眉間に皺を寄せて己の臣下を見る。
「王の御前であるのにとんだご無礼を」
コホンと鉄仮面の男は咳をして話を転じさせる。
「ノイバウアーへの不当な扱いの件、偽勇者の件、バエラスを名乗る魔族が扇動して人民を焼いた件。これら3点の内、2点は理解した。だがバエラスという魔族に関してはどうなっている」
「それは貴国の勘違いであると。貴族達が扇動して人民を焼き、バエラスを名乗る魔族は騒動の中で貴族によって不当に扱われた魔族を守る為に走り回っていただけだったという事です」
「おためごかしを。イヴェール王族に適当に吹き込まれただけではないのか?」
「これは国によって統制された情報ではなく、私が現場に居合わせた一般市民や冒険者協会にいる国とは関係ない第三者から聞いた話です」
「……」
鉄仮面の男は沈黙する。
たった最後の一言を言わせたいが為に、自分で調べろとセドリックは突き放したのだと、ソフィアは理解する。
セドリックは元冒険者なだけあって、世情に強い。国王でありながら国民の事細かな情報を得ようとしている。だからこそ、国を調べさせても一切問題ないと自信を持って、ソフィアに調べさせたのだ。
「それと……かの国王から書状を持ってきました」
ソフィアは懐からイヴェール王の玉璽が入った手紙を取り出す。
それを受け取るのは鉄仮面の男であった。
「国王陛下…」
「よかろう」
鉄仮面の男はただ一言手紙を読んでも良いかと目で訊ねる。
不敬な態度である。だが、この国における鉄仮面の男の立場が理解できるやり取りであった。
クロードは鉄仮面の男が余りにも奔放に国王の前で振舞う事に疑問を抱く。
だが、ソフィアは最初から知っていたようで、眉1つ動かす事さえしなかった。
そもそも神聖教団の聖人としてクラウディウス神聖帝国から派遣されて、神聖教団北方本部の武力集団『聖剣騎士団』の将軍としてミストラル内に一定の地位を得ている。そして、国を新たな方向へ導いてる立場にあるのだ。この男の機嫌を損ねる事は東の大陸の最大国家クラウディウス神聖帝国の逆鱗に触れる事になる。
鉄仮面の男は手紙の中身を見ると凍りついたように固まる。
「この手紙は本当にイヴェール王国の王から出されたものかね?」
「はい。間違い無く」
「まるで預言者だな。なるほど、何もかも見透かされているという事か」
クククと鉄仮面の男は苦笑をして、手紙を畳み国王へ跪き献上する。
国王は手紙を手にすると、中身を読み顔をゆがめる。体を小刻みに震わせて、恐れるように鉄仮面の男の方へ視線を向ける。
鉄仮面の男は首を横に振り王の言葉を収めさせ、再びソフィア達の方へと振り返る。
「よくぞ仕事をしてまいった、勇者ソフィアよ。大臣よ、褒美を取らせ。これにて国王陛下への謁見を終わりとする」
鉄仮面の男は周りの者達に声を掛け、この場を終わらせようとする
結局、クロード達はそのまま解放される事となる。
玉座の間を出て城の外へと続く道を歩く。
「何も無くて良かったけど……」
「一体、何だったのでしょう?クロードさんは特殊な村の出身なのですか?」
「いや、山奥にある普通の農村だけど…」
クロードは不思議そうに首を捻る。
「でも、戦争に至るような話も無く、ことが済んでよかったです」
胸を撫で下ろすようにソフィアはホッと息を吐く。
「陛下は何を手紙に書いていたんだろう。彼らの驚きぶりはハンパ無かったんだけど」
「分かりません。ただ、クロードさんの件でハイドリヒ卿が驚いた以外、全て予定通りです。イヴェール王陛下の台本どおりでした。………恐ろしい事に」
とはいえ、クロードからすればつい最近貴族の謀略に嵌められて処刑間際だった人物だった印象が強く、先読みの能力があったとはとても思えなかった。
すると4人の背後からコツンコツンと1人の男が早足に歩いてやってくる。
「少々待ち給え、クロードよ」
この国で直接クロードの名を呼ぶ男の声を耳にして、クロードは驚いて足を止める。
「え?」
振り返るとそこには鉄仮面の男がいた。
「ハイドリヒ卿、何の御用でしょうか」
クロードの前に出て警戒するようにソフィアが訊ねる。
「君には何の話も無い、ソフィア嬢。退きたまえ」
「私が付き添っていただいている客人ですから、私に断るのが筋だと思いますが」
「そうかね?だが、そこのクロードは恐らく私と話したい筈だがね」
鉄仮面の男はまるでソフィアなど眼中にないと言う様子であしらう。
「?」
クロードも首を傾げる。
「ええと……確か将軍様…ですよね?」
「我が名はシルヴィオ・ハイドリヒ、クラウディウス神聖帝国領ハイドリヒ伯国の伯爵にして、神聖教団遠征軍聖剣騎士団の将軍で、ミストラルでは客分として布教活動や軍事活動の支援を行なっている」
その話はここに来る間にソフィアから聞かされていたことなので、クロードは理解していると示すように首を縦に振る。
かつて滅んだベアリンドルフ王国に生まれ、クラウディウス直轄領のハイドリヒ伯爵の養子になり、一桁の年齢で魔導士として大成し、圧倒的な能力で二つの国を滅ぼした。
クラウディウス神聖帝国の貴族で、神聖教団の聖人。
たった一言の命令で、簡単にクロードの命を毟り取る事が可能な存在であるが為に、クロードもまた警戒をしていた。
「ぼ、僕に用が?」
「君と話がしたくてね。私はきっと君の知りたい事を知っている筈だ。君の滅ぼされた故郷の事もよく知っている」
「!」
クロードは、シルヴィオが自身の故郷を知っている事に驚きを見せる。
「驚いたのは私の方だ。君の魔力を感じた時に自身の感覚を疑ったほどだ。そして出身がアルベールと来た。この時勢において、私の求めてきた存在が転がり込んできたのは僥倖としか言いようがない」
「ど、どういう…事ですか?」
クロードは恐れるようにシルヴィオに訊ねる。大きい声で聞けないのは目の前の存在があまりにも大きいからである。
シルヴィオは周りを見渡して、
「ミストラル風情では聞かせられない神聖帝国の持つ問題だ。これはリベルタ人yzイヴェール人の君達にも話せん。だが……クロードだけならば話す事は吝かでも無い。無論、彼が君達に事を伝える分には構わないがね」
まるでクロードだけが別格であるとも言わんとする言葉だった。
「わ、私は勇者ですよ!?大陸が違えど…」
「東西問題では無いのだよ、ソフィア・ロサ。勇者や聖人など神聖帝国の権力者が、己の力を維持する為だけに生み出されたシステムに他ならない。貴様もノイバウアーもシステムを維持する為のただの道具だ。私と彼とは世界に対する役割が決定的に違う」
まるで呆れたようにシルヴィオはソフィアの方を向いて肩を竦める。
「!……せ、聖職者や勇者に対して…そのような言いよう……」
ソフィアはカッとなってシルヴィオに対して一歩踏み込もうとするが、シルヴィオは仮面をずいとソフィアの目の前にまで向けて目と目を合わせるように対峙する。
ソフィアは仮面の奥に見える暗い澱んだ瞳に恐怖を感じ、体を凍りつかせる。
「……君のような人間を弟子に持つグローリア殿の苦労が偲ばれるな。グローリア殿は只人の身でありながら世界のシステムに介入している人間だったが……弟子の育成は苦手のようだ。だが、仕方あるまい。人には才能や己の弁えるべき分がある。種無き場所に水を与えても、そこに芽が出るかなど分からぬ事だ。それでも、セイ・レ・ビスコンティのような後継者を確保できたのだから僥倖と言えるのだろう。あの男が彼女とは異なる方向を見ていても、あの男以外、自身に近い思想を持つ存在はいなかったのだから」
シルヴィオの言葉に、ソフィアはハッとそれに思いあたりがあったかのように表情をゆがめる。そして後退り、意気消沈して視線を下に落とす。
「先達として言わせて貰えれば、君は色々と疑問に思った方が良い。………おっと、先達はそっちだったな。こう見えて私は14歳だからなぁ」
シルヴィオは肩を震わせる。
だが見た目はどう見ても子供には見えなかった。ルーシュと同じ年代には全く見えないので、クロードも対応し辛い部分がある。
「で、どうするかい、クロード」
シルヴィオはクロードに向けて訊ねる。
クロードは逡巡するが、マリエッタやソフィア達を一瞥してから、コクリと頷いてみせる。結局、シルヴィオと話す為の打ち合わせを場所時と時間を決めてから王城から去る事にする。
話が終わると、クロードはシルヴィオに背を向けて城の外へと帰ろうとした時に、ふと視界の中に勇者ノイバウアーの姿が映る。青いマントを翻して去って行くので間違いないだろう。
自分がにらまれたような気が下ので少し気になったのだが、声を掛けてこなかったようなので偶々通りがかっただけなのだろうと納得する。
お久しぶりです。1月の休みと言いながら2月近く止まっていました。
やっとミストラルで噂の顔の見えない怪しげな男と評していたシルヴィオ・ハイドリヒが出てきます。この人物は重要キャラなのですが、終着点をどうするかで多少設定が変わってしまう為、長らく推敲してました。充電期間が長いお蔭である程度まとまってきた感じです。




