勇者の盗賊稼業
翌日の魔族処刑の報を受け、アレッサンドロとクロードの二人はメルクール公爵邸にやってきていた。正しくはメルクール公爵邸の庭の中にやって来ていた。
「夜には忍び込まないんじゃ無かったのですか?」
「その積もりだったんだが、予想以上に時間がない」
小声で訴えるクロードにアレッサンドロはきっぱりと口にする。
今は夜である。月末なので月は随分と書けているが、それでも灯が少ないというわけではない。
「本来は置いていきたい所だが、何せ広すぎる。一人じゃ手が回らない。何度も行きたいがそれもままならない。言っておくが捜索中にお前が捕まっても助けてやらないぞ」
「むしろ囮に使って上手くやりそうですが」
「あほう、侵入者を見かけたら50人はいると思えってのは鉄則だ。1人な訳がないと、総出で探し始められるに決まってんだろ。モンスターと違って人間は賢いんだよ」
「それ、ゴキブリじゃ…」
ゴキブリを1匹見かけたら50匹いると思えである。これでは、自らゴキブリ宣言しているようにも聞こえてしまう。
二人は目出し帽を被って、公爵邸に侵入をしていた。完全に怪しい二人組である。
アレッサンドロはこそこそと庭の茂みを匍匐前進で移動していくので、クロードも同様にそれに続く。はっきり言おう、どう見ても勇者より敵役の行動である。
フックのついたロープを投げて二階のテラスに引っ掛けてアレッサンドロはするすると登っていく。クロードも流石に山育ちでクライミング経験もある為、それなりに上手く登っていた。
だが、当然、テラスから中に入る為の窓は鍵が閉まっていた。
アレッサンドロはポケットから粘り気のある液体を塗り、炎の魔法でジュッと音を立てると、水っぽいものがスライム状に変わる。
アレッサンドロは拳でスライム状の部分を叩いて窓を割るのだが、窓は綺麗にスライム状の部分だけが割れて、ガラスは破片も飛び散らなかった。アレッサンドロはそのままスライム状のものを引っ張ってテラスに静かに置くと、手を伸ばして中の鍵を開けて、テラスの大きい窓を広げる。
「アレッサンドロさん、怪盗バエラス少年みたいですよ」
「バエラス3世は諜報員じゃなくて怪盗だろうが。俺はこういう斥候や間諜みたいなことをやってたんだよ。盗みはしない」
アレッサンドロはバエラス3世は諜報員じゃないと言っていたが、本当のバエラス3世は諜報員である。最後に(仮)をつけてしまう程度だが。
さらに突っ込めば貴族の悪巧みの証拠を手に入れるのだから、今回は盗みはする方向性である。
2人はこそこそと隠れながら倉庫の中を探る。とはいえ、こんな場所に何かが出てくるはずも無かった。
数分ほど中を確認して、らしいものが手に入らないと判断するとアレッサンドロは
「やっぱり本命は公爵の寝室だろうな。大体、貴族って連中はそういう場所に金庫を置いてある」
「置いてなかったら?」
「書斎」
「パターンが読めてますね。でも金庫は開けられますか?」
「さすがにそれは怪盗の仕事だろう。俺は怪盗じゃなくて斥候と諜報だからな。作戦の盗み聞きとかしても、盗みは門外漢だっての。大体、金庫ってのは機械的なロックは掛かっていても魔法的なロックを外すには専門の魔術士が必要だ。魔法を簡単にぶち破れる人間がいるなら会って見たいわ」
「ですよねー」
うんうんとクロードも頷く。世の中、何でも出来るスーパーマンばかりじゃないと知って、少し安心していた。最近、アレッサンドロやセドリックといったちょっとスーパーマンに囲まれていたのでもしかして自分がダメな子なのではと自信喪失をしていたのだ。
2人は倉庫の部屋から天井裏を伝って公爵の寝室へと向かう。その途中、何やら声が聞こえてくる。動くと音を立ててばれそうなので、ここで動きを止めて聞き耳を立てていた。
天井の下の部屋から声が聞こえてくる。2人の男の密談がコソコソと漏れていた。
「セルプラージュは侵攻出来なかっただと?何でだ。必ず攻め滅ぼして、政権をとったらサヴォワを追い落とす口実にしなければならないというのに!」
腹立たしそうな怒声が聞こえて、クロードとアレッサンドロはギョッとする。
「だが、親父。セドリックの野郎の捕縛を口実に荒らすはずだった。それがセドリックがいきなり出てきて拘束を受ける何ていわれたらこっちだって予定と違うぜ!」
「ちっ…これでは、政権をとってもサヴォワ領を奪えないではないか。あそこが最も収入源になるというのに。想定通りに行かぬものだな」
「だけど、そんなの後でいくらでも口実を作ればいいじゃないか、親父。クレマン陛下はサヴォワを嫌っているしな。軍を動かして潰せば良い。サヴォワが反抗的だとか言ってさ」
どうやらメルクール公爵家は予想通りサヴォワを滅ぼす積もりだったらしい。
「大体、あのバカクレマンの所為で9年前は政権をひっくり返されたが、今回は完璧だ。あとはあのバカをのせて、コルベールが上手くやってくれるだろう。それよりも預言者はここにこれないように手を打っているのだろうな?」
「安心しろ、親父。港や平民街の城壁に聖白星騎士団を立てている。預言者が来たら捉えるように伝えてある。あの女もコルベールの神託で犯罪者にしてしまえば良い」
「バカな民衆どもは精々躍らせておけ。大体、我が派閥の貴族子弟の就職先として宮廷魔導士団があったというのに、あのセドリックが貴族以外の民間まで採用した所為で、魔族だらけになってやがる。魔族なんぞただの移民だろうが。あんなもの死んで当然だ。国も宗教も何もかもが俺達の言いなりになる理想世界まであと少しだ。くくくく」
恐ろしい発言が聞こえてきて、さすがにクロードとアレッサンドロも互いに顔を見合わせて絶句していた。
「だが、大司教は何でまだ死んでないんだよ。コルベールが大司教として働く予定だったじゃないか」
「次期に死ぬが、タイミングが悪すぎる。神託の降りた男の手配した医者の手で死ぬのはさすがにおかしいだろう」
「ああ、そうか」
「それに、毒の分量を多すぎるとばれる恐れがある。国王の時もセドリックは毒物だと見抜いていた節がある。露骨にやって、こっちの首を絞めるわけにはいかん。国王を殺した時、あの医者を手配したのは俺達だ。今回ばれて、国王の件をサヴォワに掘り下げられたらこっちが終わりだ。分かるだろう?」
「そうだったな。くそっ、何で公爵の家である俺達が、あんな下賎の女の下に生まれたクズやサヴォワなんぞに頭を下げて無きゃならないんだ。あの連中は地獄を見せて殺してやる、くくくくくく」
下衆な歓談が耳に入り、クロードもアレッサンドロも凄く嫌そうな顔をする。
彼らはその場を去っていったので、クロードとアレッサンドロの2人は再び侵入作業を開始する。
今日はあわよくば証拠を手にすることを目的に動いていた。今はまだ夜でも起きている時間帯であるが、食事時のようで誰もいない公爵の寝室へと侵入する。
「金庫、あるじゃん」
「一発でいけましたね」
「って…魔導式ロックかよ」
金庫を開けようとして、アレッサンドロは大きく肩を落とす。
「魔導式ロックだとダメなんですか?」
クロードは金庫に近付いて首を傾げる。普通に開きそうな構造をしているのだが、アレッサンドロは金庫のドアを開けようとしても全く開かないようだった。
「魔導式ってのは設定した当人の魔法陣とキーとなる呪文が必要なんだ。それを読み取れず、当人だけしか分からない鍵となっている。その為、普通に俺達が何をやっても開かない。くそっ……普通、誰でも空けられるように機械式とかにしておくだろうが。どんだけ用心深いんだよ」
アレッサンドロは呆れる。
金庫は自分以外でも開ける人間がいないと、死んだ際にはぶち壊さなければ、中の者は手に入らなくなってしまう。魔導式ロックというのは主に冒険者協会や商社などが使う金庫である。従業員全体で魔導式のキーを覚えて自分達だけが使えるようにしているのだ。銀行強盗などが来た際には逃げるだけで誰も空けられなくなるという寸法である。
「ふーん、開かないのかー」
クロードは何の気なしで金庫のノブを引っ張ると
ガチャッ
何故か簡単に鍵が開いてしまう。
「「………」」
2人は互いに顔を見渡して絶句していた。
「あの、めっちゃ簡単に開いちゃったんですけど」
「勇者は魔法が効きにくい体質だとは聞いていたが、まさか…ここまでチート能力なのか?」
最初に申し訳無さそうに声を発したのはクロードで、アレッサンドロは驚いた顔でその様子を見て疑問を持っていた。
「お前は泥棒の才能があるなぁ」
「嬉しくないです」
2人はハハハハハと小さく渇いた笑いを交わしていると、ガチャリと使用人らしき女性が部屋に入ってくる。
目出し帽を被った2人組の男が金庫を開けて笑っている図である。
「キャアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアッ」
絹を引き裂く悲鳴が屋敷に響き渡る。
「やばい、逃げろ」
2人とも同意とばかりに金庫の中身を何でもいいから手にとって、慌てて逃げ出す。
自分が使用人の立場であっても同じように悲鳴を上げるだろう。それくらい怪しいのは分かっていた。何せ目出し帽を被った得体の知れない人間が、いない筈の部屋にいるのだ。しかも2人。
公爵邸は大騒ぎになり、衛兵が走り回って2人を追い回す。
2人はどうにかこうにかして公爵邸の外に出て、泥棒を探す衛兵達を振り切って身を潜む事にする。さすがに目出し帽をとって、服装も変えてぜえぜえと息をしながら路地裏で身を隠していた。すでに夜から深夜ともいえる時間帯になっており、街灯の明かりだけが頼りなほど真っ暗だった。
「はあ……なんだろう。俺はお前と行動すると無駄に走り続けているような気がするんだが」
「何だかイヴェールに来てから走ってばかりなんですけどね、ホントに」
「あの逃亡してた魔族を笑えない状況が泣けてきた…」
貴族街のメルクール邸付近は大量の衛兵が発生していて、もはや貴族街付近にさえ近づけない状況だった。朝になって落ち着くまで待つしかないだろう。
「ところで、俺達は何を手に入れてきた?」
2人は手に入れたいくつかの紙束や書類、本のようなものを見る。
小国家群との取引履歴
帳簿
日記
エロ本
イヴェール貴族の名前が書か連ねられた羊皮紙
「つかえねー」
アレッサンドロは呆れて溜息をつきながらエロ本を懐にしまおうとする。
「って、何、自分のものみたいにしようとしてるんですか!」
クロードは慌ててアレッサンドロからエロ本を奪い返す。
「そうだな、所有権は半分だ。つまりエロ本はお前の取り分という事か?」
「え、いや、そんな困りますよ。まあ、でもそれなら…」
クロードは奪い取ったエロ本を懐にしまおうとするのだが…
「って懐にしまおうとするな、お前も!」
「あ、あはははは」
「取り合えず、もしかしたら重要な内容が隠されているかもしれないから読んでおくか」
「そうですね」
ゴクリ
金庫に隠してあった帳簿や日記、小国家群との取引履歴のほうがよほど重要文書のように思うが、取り合えず一番役に立たなさそうなものから目を通す事にする。
勿論、そんなものからは決して重要な情報は手に入るものでは無かったが。
その後に、目を通した他の3つの文書には重要な内容があったが、それがそのまま犯罪の証拠になるようなものではなかった。
残ったのはこの国の貴族の名前が書き連ねられた羊皮紙である。
「この羊皮紙の貴族の名前、全部筆跡が違いますね」
「血判状だな」
「血判状?」
「企みごとに対して、我々は同志ですよって誓いを立てる紙さ。全部、名前の横に血のついた拇印が押してあるだろ。だから血判状」
「何の企みなんでしょう?」
クロードは目を細めてそれを見る。
「コルベール、メルクール、皇太后か。この国の貴族派と呼ばれる西部の連中ばかりだ。何のたくらみかなんていわなくても分かるだろう。小国家群の取引履歴も、神聖教団の東方教会側の物資が多い。結局、状況証拠ばかりだが、クラウディウス神聖帝国との繋がりや、不正の証拠はあれど、不審を煽る程度の内容しかないなぁ。長期戦においてこれは重要だが、今のような短期決戦ではもっと明確な預言の不正を示すようなものが欲しい」
アレッサンドロは溜息を共に口にする。
ちなみに2人は資料をみているのだが、既に路地裏の置くにはエロ本は打ち棄ててあった。あまりにグロだったので2人の趣味に合わなかったらしい。
「向こうが早く動いたのが決め手になったな。せめて今回の計画書みたいなものが出てくればと思っていたが…」
「…あの、この帳簿にある聖白星騎士団資金は?預言の前に作るのはおかしいですよね?」
「元々、作る予定があって、預言を機に運用させたとでも言えば良い。いや、そもそも預言そのものが、真偽も定かでなく何の証拠もない。だが、大司教代行と言う立場によって、その全てが世間に肯定されてしまう。それが最も厄介なんだよ」
アレッサンドロは毒づきながら欠伸をする。
「どうしましょう。もう侵入する余裕も無さそうですし」
「ああ。他に出来る事といえば、あのバカ陛下を助ける事と、逃亡経路の確保する事だな」
「……この国はどうなるのでしょう?」
「しるか、俺は派遣技術者であって、政治家でも勇者でもないからな」
アレッサンドロは暗に、セドリックとクロードで考えろと放り投げる。
「派遣技術者は、王様を救い出して逃亡を手助けする仕事じゃないと思います」
クロードの突っ込みに、アレッサンドロは肩を大きく落とす。それだけは突っ込まれたくなかった事だった。
「王を救い出すには人員が必要だが……クロードの戦闘力が低いという点が問題だ」
「うぐ」
「俺が2人いれば片方の俺が国王を救うところに飛び込んで、もう1人の俺は逃亡経路を切り開くのだが」
「……そもそも人を斬った事が無いのですけど」
クロードの言葉にアレッサンドロは何度目かの溜息をつく。
「ラフィーラはどうなってんだ!戦えない勇者なんていらないだろうが!」
「だから僕はいつだって勇者じゃないって撤回しているじゃないですか」
クロードは涙目で訴える。
「じゃあ、お前でも出来る仕事を与えよう。お前は群衆に紛れていて、俺がバカ陛下を救出したら、その刃で群集の中へ道を作れ」
「一般市民を切れと!?」
まさかの無茶振りである。別に強い弱いで人を切れないと言った訳ではない。
「斬ると宣告し、刃を振り回せば自ずと一般市民は避けるだろ」
「あ、そうか」
「そして群集に紛れればあの白星騎士団は手が出しにくい。お前が道を作って、俺がセイを担いで合流するまで辛抱しろ」
「むしろ群集殺して来ませんかね?」
「…そこまでのクズだったとしても、それは俺達の責任じゃないだろう」
「…」
魔族連行の際に邪魔な民を殺しているとも聞く。そうなる可能性が酷くある。だが、アレッサンドロの言うように、それは自分達の責任じゃないのだろう。
「まあ、お前はそこまで付き合う謂れもないんだろうが。俺はあのバカ陛下に恩義があるから助けてやるが、だからと言ってお前がそれに付き合う必要もないだろう?」
………
アレッサンドロの言葉に、クロードも言われてみればそこまで付き合う必要が無い事も分かっており、何となく流されていたのは否定できなかった。
「………言われてみれば、確かにそうですが……」
クロードは一体、何がしたかったのだろうかと考えてしまう。
別に勇者の使命を果たすつもりはない。
今の生活は嫌いではない。
王や貴族の争いには興味が無い。
マリエッタは貴族に捕らえられている。
神託は怪しいが、嘘だと証明する事が出来ない。
「すくなくとも今の状況が良くないのは分かっていて、それを引っ繰り返せそうな人が陛下以外に考えられないけど…」
「まあ、俺がセイを救って逃亡となった際には……手助けがいないと普通の民も巻き込んで大量の殺戮に変わる可能性はあるけどな」
「最低だ!結局、民衆を人質にとって逃亡に手助けするつもりじゃないか!」
クロードは結局手助けをする必要がある事が判明し、大きく肩を落とす。
「ハハハハハッ!悩むヒマを与えないだけだ。軍略とは敵に悩ませず滅びの道を進ませてやる事、それが俺の戦の師匠の教えだ」
「………傭兵団が何で軍略を身につけるんだよ」
「…オリハルコンの中堅になるとそれは常識だ。指揮官研修ってのがあるんだよ。……俺もアイツがこの国の王になるまでは知らなかったけどな。あいつは惚れた女を手に入れる為に、最悪イヴェールを滅ぼす戦力を欲しかったらしい」
「!」
クロードは呆気にとられる。
実際に、セドリックはオリハルコン出身でありながら、王位継承者に戻ってオリハルコンを雇い、イヴェール王国を平定した。
「……え、ちょ、待った。セイ……さらっと流してたんですけど、セイって…オリハルコンのセイって……」
クロードは一気に顔を青ざめさせる。オリハルコンのセイと口にし、その名前が非常に有名な名前であることに気付く。今まで王様の印象が強く全く気付いていなかった事実であった。
「まさか、気付いていなかったのか?」
アレッサンドロは珍しいものを見るようにクロードを見る。
「そ、そんな大物が、俺を連れ歩いて、飲み屋で馬鹿話して元オリハルコンなんだよーなんて言ってるのを見てそのまま結びつくわけ無いじゃないですか!セイ………つまりセイ・レ・ヴィスコンティって言えば、オリハルコンを創設した副団長にして、ファルコン便の創始者、ダイヤクラブの役員をしている、超大物ですよ!イヴェール王よりも国際的な発言権はでかいですよ!」
王様なんて格下げもいいところだ……というセドリック・イヴェールの言葉を思い出す。だがセドリック・イヴェールがセイ・レ・ヴィスコンティだったというのであれば、本当に格下げである。冒険者の中で『レ』という西の大陸において王を意味する名を与えられている人物は1人しかいない。つまり冒険者にして王に成り上がった男は、本当は王様だったという落ちである。
「本物の化物なんだよ、あのバカ陛下は」
「何でラフィーラ様はあの人を勇者に予言しなかったのでしょう」
アレッサンドロが、セドリックが勇者の預言を受けてもおかしいとは思わないと口にしたが、それは当代の勇者当人も思ってしまう。
「これが終わったら、預言者にでも会いにユグドラシルにでも行ったらどうだ?」
アレッサンドロは苦笑して返す。
「そーですね。いっそ、王様から落ちた人を帯同させて、この人に代えてくださいって訴えてみます」
クロードも呆れる様に口にする。
そしてその為にも、まずはセドリック・イヴェールを救出しなければならなかった。
ここで勇者サイドの動きは終わりで、次はルーシュサイドです。
今明かされるセドリック・イヴェールが王様になる前、家出をしていた頃の素性。三章目の話がまとまってないので、繋ぎとして個々の小話でも入れる際にセイ時代のセドリックも書いておこうかと思います。




