焼き鳥
焼き鳥屋の屋台の前で泣くとは思わなかった
お姉ちゃんが食べたがっていたから
いつも行くスーパーの脇にある焼き鳥屋の屋台で焼き鳥を買った
結構人気があって待たされるから
あんまり買ったことのない焼き鳥屋
スーパーで買い物をする前に頼んでから
買い物に行った
いつも通り
1週間分の買い物をして
できあがってるかと思ったら
軟骨がもうちょっとかかると
待たされた
待っている間
焼き鳥の焼けるいいにおいがした
とても香ばしい臭い
あなたが鶏肉が好きで
家で焼き鳥を焼くと
はしゃいでいたのを思い出した
お父さんが若漣で
お祭りをしたとき
お父さんの焼いた焼き鳥を
あなたがおいしそうに食べていたのを
思い出した
泣いちゃいけないって思うのに
泣かないで頑張ろうって思うのに
焼き鳥屋さんの前で
ぽろぽろ泪が溢れてきた
煙が目にしみたんだ
心配しないでね
そう言いながら
仏壇に
焼き鳥を供えた
香り届いた?
もっともっと
あなたに食べさせてあげれば良かった
あなたのおいしそうに食べる顔をもっともっと見たかった