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第9話 守る理由

 


 夕方。


 


 


 仮設住宅街。


 


 


 子供たちが、

 空き地で

 走り回っている。


 


 


 ボール。


 


 


 笑い声。


 


 


 亮は、

 フェンス越しに

 それを見る。


 


 


 あみが、

 横に立つ。


 


 


「何見てるの?」


 


 


「日常」


 


 


 


 その時。


 


 


 遠くで、

 爆音。


 


 


 黒煙。


 


 


「来た!」


 


 


 通信。


 


 


「暴走個体出現!」


 


 


 


 現場。


 


 


 商業区画。


 


 


 倒れた車。


 


 


 逃げ惑う人。


 


 


 怪物。


 


 


 巨大。


 


 


 人型。


 


 


 亮は、

 前に出る。


 


 


 あみが、

 後ろに立つ。


 


 


「昔はさ」


 


 


 亮が言う。


 


 


「世界を

 救うために

 戦ってた」


 


 


「今は?」


 


 


「この景色を

 守るためだ」


 


 


 踏み込む。


 


 


 衝突。


 


 


 剣が、

 深く刺さる。


 


 


 怪物が、

 倒れる。


 


 


 


 戦闘終了。


 


 


 子供が、

 亮を見る。


 


 


「お兄ちゃん、

 ありがとう!」


 


 


 亮は、

 戸惑う。


 


 


「……どういたしまして」


 


 


 あみが、

 小さく笑う。


 


 


 


 帰り道。


 


 


「英雄で

 いいんじゃない?」


 


 


「違う」


 


 


「じゃあ、

 何?」


 


 


 亮は、

 少し考える。


 


 


「近所の

 兄ちゃん」


 


 


 あみは、

 吹き出す。


 


 


 世界は、

 まだ不完全。


 


 


 それでも。


 


 


 守る理由は、

 ここにある。



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