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第8話 人が生む災厄

 


 研究施設。


 


 


 非常灯。


 


 


 赤い光。


 


 


 警報が、

 鳴り続けている。


 


 


「実験体、

 制御不能!」


 


 


 廊下を、

 研究員が

 逃げる。


 


 


 壁が、

 吹き飛ぶ。


 


 


 黒い巨体。


 


 


 人型。


 


 


 だが、

 顔は溶けた

 粘土のよう。


 


 


 


 探索者ギルド。


 


 


 緊急要請。


 


 


 あみが、

 立ち上がる。


 


 


「私が

 指揮します」


 


 


 亮も、

 剣を取る。


 


 


 


 現場。


 


 


 施設は、

 半壊。


 


 


 怪物が、

 咆哮。


 


 


 探索者が、

 弾かれる。


 


 


「散開!」


 


 


 あみの声。


 


 


「前衛、

 引きつけて!」


 


 


「後衛、

 足を止める!」


 


 


 連携。


 


 


 だが。


 


 


 怪物は、

 止まらない。


 


 


 亮が、

 踏み込む。


 


 


 剣が、

 通らない。


 


 


「硬い……」


 


 


 あみが、

 集中。


 


 


 光を

 一点へ。


 


 


 亮が、

 同時に突く。


 


 


 装甲が、

 割れる。


 


 


 怪物が、

 絶叫。


 


 


 内部。


 


 


 人の顔。


 


 


 目が、

 合う。


 


 


 亮の動きが、

 一瞬止まる。


 


 


「……人?」


 


 


 怪物が、

 腕を振る。


 


 


 亮が、

 吹き飛ぶ。


 


 


「お兄ちゃん!」


 


 


 あみが、

 叫ぶ。


 


 


 亮は、

 立ち上がる。


 


 


 歯を食いしばる。


 


 


「終わらせる」


 


 


 あみが、

 涙を浮かべる。


 


 


「うん」


 


 


 二人同時。


 


 


 光と剣。


 


 


 核を破壊。


 


 


 怪物は、

 崩れる。


 


 


 沈黙。


 


 


 研究員が、

 震えながら言う。


 


 


「力が

 欲しかった……」


 


 


「もう、

 誰にも

 負けたくなかった……」


 


 


 亮は、

 何も言わない。


 


 


 魔王より、

 恐ろしいもの。


 


 


 それは、

 人の欲だった。



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