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第5話 英雄の居場所

 


 昼。


 


 仮設住宅街。


 


 


 亮は、

 資材を運んでいた。


 


 


「兄ちゃん、

 悪いな」


 


 


「いえ」


 


 


 ただの

 作業員。


 


 


 それでいい。


 


 


 背後。


 


 


「葛城亮さんですね」


 


 


 女の声。


 


 


 振り返ると、

 スーツ姿の女性。


 


 


 腕章。


 


 


 報道。


 


 


「少し

 お話を」


 


 


 亮は、

 即答。


 


 


「ありません」


 


 


 歩き出す。


 


 


「あなたが

 あの戦場に

 いたと聞きました」


 


 


 足が、

 一瞬止まる。


 


 


「英雄ですよね」


 


 


「違います」


 


 


「世界を救った――」


 


 


「違う」


 


 


 亮は、

 振り返る。


 


 


「誰かを

 殺しただけです」


 


 


 女性は、

 言葉を失う。


 


 


 


 夜。


 


 


 テレビ。


 


 


 魔王討伐特集。


 


 


 モザイク。


 


 


 ぼやけた映像。


 


 


 「正体不明の英雄」


 


 


 テロップ。


 


 


 あみが、

 リモコンを

 切る。


 


 


「お兄ちゃん」


 


 


「私は、

 英雄って

 言われてもいいと思う」


 


 


「でも、

 お兄ちゃんは

 嫌なんだよね」


 


 


「うん」


 


 


「なんで?」


 


 


 亮は、

 少し考える。


 


 


「英雄は、

 失敗しちゃ

 いけない」


 


 


「でも俺は、

 何度も

 間違えた」


 


 


「これからも

 間違える」


 


 


「それでも

 生きる」


 


 


 あみは、

 黙る。


 


 


「人で

 いたいだけだ」


 


 


 


 翌日。


 


 


 ギルド。


 


 


 桜庭が、

 亮に言う。


 


 


「政府が

 表彰を

 考えている」


 


 


「断る」


 


 


「分かってる」


 


 


「だが、

 象徴は必要だ」


 


 


「希望の形だ」


 


 


「なら、

 別の誰かを

 立ててください」


 


 


 桜庭は、

 苦笑。


 


 


「身勝手だな」


 


 


「そうです」


 


 


 


 帰り道。


 


 


 あみが、

 言う。


 


 


「私は

 有名になりたい」


 


 


「正直だな」


 


 


「だって、

 そうしたら

 誰かが

 安心するでしょ」


 


 


 亮は、

 考える。


 


 


「それも

 正解だ」


 


 


 二人は、

 違う。


 


 


 でも、

 同じ方向を

 向いている。


 


 


――第三部 第5話・了


---

了解しました。

それでは、

**第三部 第5話:英雄の居場所**

本文を執筆します。

(約3000文字・書籍品質・1行48文字目安)


---


第三部

第5話 英雄の居場所


 


 昼。


 


 仮設住宅街。


 


 


 亮は、

 資材を運んでいた。


 


 


「兄ちゃん、

 悪いな」


 


 


「いえ」


 


 


 ただの

 作業員。


 


 


 それでいい。


 


 


 背後。


 


 


「葛城亮さんですね」


 


 


 女の声。


 


 


 振り返ると、

 スーツ姿の女性。


 


 


 腕章。


 


 


 報道。


 


 


「少し

 お話を」


 


 


 亮は、

 即答。


 


 


「ありません」


 


 


 歩き出す。


 


 


「あなたが

 あの戦場に

 いたと聞きました」


 


 


 足が、

 一瞬止まる。


 


 


「英雄ですよね」


 


 


「違います」


 


 


「世界を救った――」


 


 


「違う」


 


 


 亮は、

 振り返る。


 


 


「誰かを

 殺しただけです」


 


 


 女性は、

 言葉を失う。


 


 


 


 夜。


 


 


 テレビ。


 


 


 魔王討伐特集。


 


 


 モザイク。


 


 


 ぼやけた映像。


 


 


 「正体不明の英雄」


 


 


 テロップ。


 


 


 あみが、

 リモコンを

 切る。


 


 


「お兄ちゃん」


 


 


「私は、

 英雄って

 言われてもいいと思う」


 


 


「でも、

 お兄ちゃんは

 嫌なんだよね」


 


 


「うん」


 


 


「なんで?」


 


 


 亮は、

 少し考える。


 


 


「英雄は、

 失敗しちゃ

 いけない」


 


 


「でも俺は、

 何度も

 間違えた」


 


 


「これからも

 間違える」


 


 


「それでも

 生きる」


 


 


 あみは、

 黙る。


 


 


「人で

 いたいだけだ」


 


 


 


 翌日。


 


 


 ギルド。


 


 


 桜庭が、

 亮に言う。


 


 


「政府が

 表彰を

 考えている」


 


 


「断る」


 


 


「分かってる」


 


 


「だが、

 象徴は必要だ」


 


 


「希望の形だ」


 


 


「なら、

 別の誰かを

 立ててください」


 


 


 桜庭は、

 苦笑。


 


 


「身勝手だな」


 


 


「そうです」


 


 


 


 帰り道。


 


 


 あみが、

 言う。


 


 


「私は

 有名になりたい」


 


 


「正直だな」


 


 


「だって、

 そうしたら

 誰かが

 安心するでしょ」


 


 


 亮は、

 考える。


 


 


「それも

 正解だ」


 


 


 二人は、

 違う。


 


 


 でも、

 同じ方向を

 向いている。



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