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トランプとゼレンスキーの交渉決裂について

作者: コウチマン

アメリカと言う国は経済力ではロシアに勝れど謀略では常にロシアに敗北してきた。第二次世界大戦時日本とアメリカを開戦させたのもロシアの謀略である。


今アメリカはロシアに擦り寄り、中国とロシアを分断させつつ、日本を優遇し囲い込み本格的に中国を抑え込もうとしている。トランプ政権はその為にウクライナの支援を打ち切りたいのだろう。しかし、トランプが露骨で性急なだけでバイデンもウクライナの支援は及び腰で最小限の支援しかせず積極的ではなかった。


2正面作戦を避け、中国に本気で挑む為にはウクライナは邪魔な訳だ。


まぁ結論から言うとこの中国包囲網は失敗する。トランプ政権になってから更に失敗する可能性は上がった。


トランプ政権が進めるブロック経済、モンロー主義への回帰を進めれば進める程、アメリカの世界への影響力は低下する。逆に中国はよりグローバル化を進めて世界への影響力を増すだろう。


今回の戦争で直接多くの兵士を派兵している北朝鮮は中国の多大な影響下にある。中国とウクライナは蜜月の関係であった為、ロシアのウクライナ侵略戦争は中国にとって諸手を上げて賛同できる自体ではないが、北朝鮮の派兵の影に中国がいるのは間違いないだろう。これは北朝鮮単独の判断ではない。必ず中国の了承を得ていてそれはプーチンもわかっている。そもそも経済的にも中国無しではロシアは戦争どころか国体を維持する事すら既におぼつかないのだ。


アメリカが政権が変わってロシアの靴底を舐めたとて、ロシアと中国を分断出来る筈が無い。


そもそも4年ごとにコロコロ言う事が変わる国を軽蔑する国はあれど尊敬し、追従する国はない。


トランプはバイデンの支援のしょぼさを批判し、より力強い支援を約束し覇権国家アメリカの存在感を世界に示すべきだった。それが強いアメリカでは無いか。


ケチで露骨に自国の事しか考えない事を表明しつつ、他国への絶大な影響力が必要とされる中国包囲網など構築出来る訳がない。

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