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私がナヴァエラに憑依して数日経った
憑依した直後は最初は何もしないと思い1日中ゴロゴロボーッとすることにしたがなんだか落ち着かなかった…
屋敷の中を探索しようと思ったが家族にしばらくゆっくりしてほしいと止められた
確かに…高熱で生死を彷徨ったんだから心配になるよね…
取り敢えず2日間ゆっくり休んで病気で動いてなかったので体力が落ちていたら困るので屋敷内を侍女付きで歩くことを許してもらった
屋敷がとにかく広かった…幼児の足では1日回りきれなかったので3日間屋敷内を探索した
屋敷内を把握したあとに何をしようかと考えていたが…
「そういえば…昔から本が好きだったな…」
学生時代は学校で本を読んでいた
色んな知識を学びたかったのもそうだが…物語を読んでると現実逃避出来て気持ちが楽になってたな…
ということで図書室で過ごすことに
その前にお父様に許可をもらわなきゃいけない
コンコンッ
ガチャッ
「お父様今大丈夫ですか…?」
執事が開けてくれた扉の先にはお父様が秘書とお話していた
「あぁ…………どうしたんだ?」
「あ、あの……図書室で本を読みたいんですが…」
「そうか、好きに使っていいんだよここはエラの家なんだか」
「あ、ありがとう…ございます…」
頭を下げてお礼を言ったあとお父様の部屋を出てまた頭を下げ図書室に向かった
お父様と呼ぶのはまだくすぐったくて…恥ずかしくて…慣れてない感じだがいつかなれてくるといいな…