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ベジタブルー  作者: シグルド
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第2章 建国の条件

前回のおさらい

ベジタブル王國に落下してきた謎の生物は、コノキ王國のシメジン達だった。

彼等は、建国出来るのか。

 コノキ星の使者達の目覚めから数日、アスパラ兵達により、ダイコーン王の玉座の前に誘われた。

 玉座には、ダイコーン王、ラディッシュ女王、キャロット王女が座る。


シメジン「私達はコノキ星より使者として参りました。」


ダイコーン王「わしがダイコーン王じゃ。」


ラディッシュ女王「王妃のラディッシュです。」


キャロット王女「キャロットです。」


チン・ゲンサイ「私が大臣のチン・ゲンサイじゃ。」


ダイコーン王「遠い星よりよく来た。今晩は晩餐会じゃ。話は明日にでも聞こう・・・。」


シメジン「はい、ありがとうございます。」


ラディッシュ女王「遠慮なく食べてくださいな。」


キクラン「はい。」


エリンギース「はい。」


晩餐会を楽しみ、明くる日の朝。


ダイコーン王「話は一応兵から聞いておるが、もっと詳しく聞かせてくれ。」


マイタン「説明は私がします。」


頭の笠から小さなキューブを取り出し、横に投げた。

すると、ブロックから大きなボードが飛び出した。


アスパラ兵達「おお!」


チン・ゲンサイ「それは何じゃ?」


アミガッサ「これは小型の収納キューブです。」


キャロット王女「他にもあるのですか?」


シイタン「はい、着陸に失敗した宇宙船や、食べ物等を入れているキューブもあります。」


ナメタン「あ!貢物を忘7ナメタンがキューブを投げると、王の前に台に乗せられた様々なキノコが現れた。


シメジン「コノキ星で収穫した、キノコです。お受け取りください。」


ダイコーン王「見たこともない食べ物だが、どうやって食べるんじゃ?」


シメジン「焼いても、炒めても食べられます。」


ラディッシュ女王「今晩いただきましょう。」


(・・・。)


すると、マイタンが口を開く。


マイタン「話が逸れてしまいましたが、現在コノキ星では、コノキ国と毒コノキ帝国とで戦争をしており、戦争に発展した理由ですが、キノコを生やすための敷地争いが発端でした。」


ダイコーン王「うむ、敷地争いは、この星でも昔争いになった事はある。」


チン・ゲンサイ「今から約500年程前に80年続きました。」


ダイコーン王「しかし、498年に停戦と領地に関する他の国との条約により、今現在に至っておるのじゃ。」


マイタン「そこで、この星の敷地に国家を建国させてほしいのですが・・・。」


ダイコーン王「うむ・・・。しかし、先頬も話に出たように、領地に関しては条約があり、わしの一存では決められん・・・。」


チン・ゲンサイ「この星には私達の国を入れて3つの国があります。一つはここベジタリアン王国、二つ目が海にある海上国家のセアウィード公国、三つ目が山の中にある森林国家のコケット帝国の3ヵ国があり、それぞれに許可を貰わねばならんのです。」


シメジン「はぁ・・・。では、他の国への案内をお願いしたいのですが・・・。」


ダイコーン王「うーむ、実は他の国との国交がなく、案内したいところじゃが・・・。」


キャロット王女「お父様、ワカメーン王子にお願いすればよろしいのでは?」


ダイコーン王「うむ、そうじゃな、あやつなら何とかしてくれるやもしれん。」


キャロット王女「それでは、私から王子にお手紙をお書きしますわ。」


ラディッシュ女王「それでは、私もお力をお貸ししますわ。」


ダイコーン王「ん?何か良い方法があるのか?」


ラディッシュ女王「ええ、キャロットがワカメーン王子にお願いをするのでしたら、私は、コケット帝国のワサビー皇后に手紙を出してみますわ。」


ダイコーン王「うむ、ゼンマイール皇帝の妃なら・・・。」


マイタン「みなさん、ありがとうございます。ご尽力に感謝します。」


こうして、ラディッシュ女王とキャロット王女はワカメーン王子とワサビー皇后に手紙を送った。


ーーーーーーーーー


2週間が過ぎた頃、セアウィード公告とコケット帝国より返事の手紙が伝書鳩により届いた・・・。


チン・ゲンサイ「2か国より、手紙が届きました。

まずゼァウィード公国の内容は・・・。」


~~‣~‣~‣~~


・セアウィード公国


 キャロット王女、お手紙ありがとうございます。


 コノキの使者の方々のお話を父(コンブーン王)に話したところ、すぐに会議を開かれました。


 結果、まずは話を聞き、その後に、もう一度会議を開き、決めたいそうです。


ワカメーン


~~‣~‣~‣~~


チン・ゲンサイ「次に、コケット帝国です。」


~~‣~‣~‣~~


・コケット帝国


 ラディッシュ女王よ、手紙は読ませていただきました。


 私も、コノキの食べ物に少し興味がもてました。


 ゼンマイールに話したのですが、建国には同意できないと言ってます。


 ただ、3ヵ国とコノキの方と1ヵ所で集まり、話し合いできればとの事でした。


 ゼンマイールは、話し合いの場所をベジタリアン王国にお願いしたいそうです。


 ダイコーン王に、お伺いしたいのですが、どうでしょう?


ワサビー


~‣~‣~‣~‣~‣~‣~‣


ラディッシュ女王「あなた、ゼンマイール様のおっしゃられる、3ヵ国会議は良い提案だと思うのですが・・・?」


ダイコーン王「うむ、それでは、わしがセアウィードのコンブーン国王に打診しよう。」


 王が打診した後、1ヵ月後にベジタリアン王国でコノキの使者を交えた3ヵ国会議を開催する事が決まった。


◇第2章 おしまい◇

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