表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
<R15>15歳未満の方は移動してください。
この作品には 〔残酷描写〕が含まれています。
苦手な方はご注意ください。

ロミルワ

作者: あみだくじ

最近、この小説家になろうと言うサイトの存在を知った、 たまたま盾の勇者の成り上がりと言うアニメを見て、物語の先が知りたくなり検索してたら、この小説家になろう と言うサイトの存在を知った、 

盾の勇者を読めるだけ読みまくり、無料だったしW 更に、転生したらスライムだった件もここで見つけ、アニメの内容から先を読まして貰いました、そう読んでしまうと、ここが小説無料サイトではなく、誰でも、書いた物を投稿も出来るサイトだと言うのを意識し、俺にもなんか書けるかな? と 書き始めた最初の物がこの文面です、 はっきり言って全くの素人中の素人なので、自分でも面白いのか判りませんが、もし良かったら読んで下さい。 

  その壱


                    

俺は光が差して来るのを感じていた意識はまだ朦朧としている

  天からの光に誘い込まれる衝動に突き動かされ ただ上へ上へと   

這い上がろうとしていた、.............. まだ目も見えない...  

  全身をフルフル、クネクネと動かし やっとのこさで俺は穴から  

  這い出したのだ.....  だんだんと辺りが見えて来ている...... 

全身に意識を向ける..........羽の辺りを意識した、 ふむ....

羽を広げて見た...まだ重たい... えい こら しょっと!

..........................................................

ふー    何とか羽を広げる事に成功したみたいだ!.........

..........................................................

俺は周囲に意識を向け周りを観察し始めた....................

..........................................................

周りには俺と同じ姿をした者達が無数に動いている、 穴から今

  這い出てきている者もいる、 ミルミルしていると一匹の俺と

  同じ姿をした者が俺に話しかけて来た........ おい....お前...

何だ!...と俺は思った..... 俺は初めて言葉を喋った!.........

"名無し" 何ですか?

"話しかけて来た奴" お前... 向こうの方角に女王様がいらっしゃる

        お前はそこに行き名前と役目を付けて貰ってこい!

 

俺は良く解らないが言われた通り女王の方向へと歩いて行った!

.....................................

おやっ あの方かな? 見ると自分の大きさの3倍近くある

  と思われるボディに品のある触覚、明らかに他の者達を圧倒

  するエネルギーを感じさせている存在が目の前に!

俺は生唾を飲み込んだ! ........凄いっ!

  

"名無し" (あのー 此処に来るよう言われて来ましたぁ!)


"女王" (ああっ 坊や こっちにいらっしゃい! 良く生まれて

      くれました、 これからはこのコロニーの為に命を懸けて

      働くのです、  それでは今から貴方に<名前>と<役目>を

      お与えします! ..........

貴方の名前は<ポロン>よ どう?...気に入りましたか?

そして貴方には、<戦闘> の役目を与えます

      それから貴方には3匹を配下に付けます 良いですね!

今日はゆっくりと休んでいなさい、 3匹は明日まで

      には揃います! 明日の朝一番にここに来なさい

      それでは 以上です 下がりなさい! )

"ポロン" (はい 解りました 失礼します) ペコリとお辞儀した

     

そーれから................................................

................................................

...............................................

あっと言う間に明日になり、 今は 今日の朝だ...


ふー 大分身体のコントロールも出来る様になってきたぞ

      羽も良い感じに成っている、今直ぐにでも飛べそうだ

      体が軽い、 軽いぞぉー♬  

      

      俺は女王の元へとやって来ていた...                       

"ポロン"  (おはようございます女王陛下)

         

"女王" (おはようポロン 良く眠れました?  早速ですが、此処に貴方の部下になる者達を

       待たしています、 左から ドロンパ アシベ クロム の3匹です!

これから貴方達はどんな時も力を合わせ共にコロニーの者達を守るのですよ)

"ドロンパ アシベ クロム" ( よろしく ポロン隊長 )


"ポロン" (こっちこそ よろしく頼む みんなっ!)


"女王" (ポロン ドロンパ アシベ クロム 貴方達4匹チームの役目は<守護者>です)

コロニーの皆を守り、仲間を守り貫くのですよ)


"ポロンと仲間たち" (謹んでお受けします)

.....................................................

.....................................................

  そーれから! .........................................



この辺りは広大な丘陵地帯だ、当然沢山の虫や鳥 動物達が生息している、

そんな中、俺達4匹は女王からの銘により仲間を守る守護の役目を仰せ使ったのである、ポロン (貴方には蜜を集める働き蜂達を見守り守護をする役目を命じます、部下としてドロンパ、アシベ、クロムを付けます)  (了解しました女王、このポロン命の限り仲間を守ってみせます、) 敬礼   (ドロンパ、アシベ、クロム、 頼むぞ!) 敬礼


俺の名はポロン、このコロニーでの役割は戦闘だ、仲間に、ドロンパ、アシベ、クロムが居る皆は俺と同期だ、ただ生まれたのが数時間 俺の方が早かっただけなのである、  アシベが言う (ポロン隊長 戦闘になったらどうやって戦えば良いんだ?) (そうだな、俺達にあるブキはお尻から出す逆棘針だが、これは最終手段だ、刺すと死んでしまうからな! その他に大部隊でやる超必殺技

<熱殺蜂球>と言うのがある、これは俺達に取って最強の敵オオスズメバチを殺る時にのみ使う必殺技だ)    クロムが言う、  (ポロン どちらも普段は使えませんよ?

何か他には無いのかい?) ( うむ 今 何か無いか思案中なんだよね、  取りあえず外に出て、他の戦闘チームの様子を探ろうぜ! 何しろ俺も初めてなんだからな!) ドロンパが言う   (そうだな、 外に行こう!)


俺達ポロン班は自分達のコロニーから西に約1キロメートル離れた所を飛行して居た、 クロムが声を発した... (ポロン隊長あれを見て下さい... 右斜め下方向です)...触覚をピクピクさせ 少し興奮気味にクロムが声を発した!


ムムム.. (あいつ等は、俺達のコロニーの戦闘部隊だな、 丁度良い、ドロンパ、アシベ、クロム、 偵察開始だあいつ等がどんな行動をしているのか? 暫くの間

この距離間を維持しつつ見て居よう! ) ドロンパが言う、 承知!


ひい ふう みい よお いつ むう なな やあ ...

どうやら俺達の班の倍の規模の戦闘部隊の様だ、8匹の部隊だ、それから、手に三又の矛を持っている 

任務通り働き蜂の警護をしている...........................

急に兵士達が素早く動き出した! アシベが言う (何だ? どうした?)


ビシッ  バシッ  ドスン   ムムム   オニグモだ! 戦闘が始まって居た! す...凄い... この部隊の兵士は皆、 片手に三又の矛を装備して居る、   

兵士達は三又の矛でオニグモを突き刺し、 瞬く間にオニグモを血祭に挙げていた.....   クロムが言う、 (何あれ、 あんなの何処で手に入れるんだ? あっと言う間にやっつけちゃったよ..)


(おい お前達)  どうやら見付かってしまったらしい、  

隊長と思しき奴が近づいて来た..... (お前達 先程から私達を見ていたな、 何をしているのか?? 見れば同じコロニーの者達じゃないか、 女王からの役目が与えられている筈だが?)

ポロンが言う  (実は俺達は初陣でして、 まずどうやって戦うのか? 学ばせて貰おうと偵察させていただいていました! )

(成程、  私はこの部隊の隊長のオグマだ、  そうだな、 戦闘部隊ならまずは、 トライデントを授与して貰うためにクエストを女王の側近のザンス親衛隊長から受けクリアしなくてはなりません、  クエストは受けてるのかね? )  ゲゲゲ  ポロンが言う   "受けてません!"

(ドロンパ アシベ クロム  知ってたかお前ら?) ( 知る訳ないでしょ、直ぐ飛び立っちまったんだからW) (とほほだぜ、    よし お前ら 一旦コロニーへ帰還だ!) (了解! アイアイサー! ラジャー! )

ポロンが言う (オグマ隊長お騒がせしました! それでは!)  ビューン!


そぉーれから.........................................................

俺達ポロン隊は自分のコロニーの上空まで戻ってきていた、 

 俺達のコロニーは枯れた楠の木に巨大な穴が空いている中に作られていた

 雨が入りにくく適度に風が吹き抜ける最高に良い立地に作られて居る

 周囲には慌ただしく出入りする働き蜂達が次から次へと入り乱れていた

 

 ポロン達は巣の中へと入って行った、 目指すは女王の側近、親衛隊長のザンスさんだ!

ポロンが言う(側近と言ってたのだから女王の近くに居るはずだ)

ドロンパが言う(そうだね女王の産卵部屋へ行こう)

テクテクテク......... ここかな? クロムが言う (あっ  あの方みたいだね)

  

"ザンス親衛隊長" (なんだお前等は?)

"ポロン" (はい! 自分達は女王から戦闘部隊を仰せ使いました)

"ポロン" (自分は隊長のポロン、左からドロンパ アシベ クロムです)

"ポロン" (実は オグマ隊長からクエストの話を聞かせて貰い受けさせて貰いたくやって来ました)

"ザンス親衛隊長" (ほー オグマが君達 新米にクエストの話をねぇ?)

"ザンス" (見た所、君達はレベル1の様だが、普通はクエストを知る様になるのはレベル10以上に成ってからなんだがね) うーーーーん 

どうしたものか??? そこに親衛隊副隊長のヘレンが話に加わって来た!

"ヘレン副隊長"  (良いではありませぬかザンス隊長、 あのオグマが話をしたんですから)

"ザンス" (そこなんだよね! オグマが何故 L1の新米にクエストの話をしたんだろう???って 勘ぐっちゃってね!)

"ヘレン" (オグマは馬鹿ではありませぬ)

"ザンス" ( 解っておるわ、 よし ポロン ドロンパ アシベ クロム お前達にクエストを受けさせよう、 L1でクエストなんてコロニー始まって以来の快挙だぞ!!! 心して受けよ)

"ザンス親衛隊長" ( 夜になるとこの巣の外に"ヤモリ"が出没すると言う報告がある、 もう何匹かの働き蜂が犠牲になっている、 ポロン 君達には"ヤモリ" 退治を依頼しよう! ヤモリはレベル10の戦士7匹でも負ける事もある強敵だぞ、 お前達は先ずはレベルを上げる事を進めるよ、 無事に任務が果たせたらお前達4匹にトライデントを授けよう、 君達に幸運を! )

"ポロン" (了解)

........................................................................


"ヘレン親衛隊副隊長" ( 薦めてしまいましたが、あの子達 大丈夫かしら)

"ザンス" (ふふふ なーーに 代わりの戦闘兵はどんどん生まれてるじゃないか しかしこのクエストを突破出来たらAクラス戦闘員にしてやっても良いな! )

"ヘレン" (そうね、貴重なAクラス戦闘兵になれるんなら、危険を冒す価値はあるわね!

            頑張ってね...ひよっ子ちゃん達!.........) 

........................................................................


俺達ポロン隊は取りあえずコロニーの中を探索し始めた!  周囲の状態を知る為だ、まだ何にも知らない新米なんだから、落ち着いて1からやるぜ!

"クロム" (ポロン あれを見てくれ) と指をさす   指ししめられた方を見ると おやっ! 仲間の首筋に変なのが取り付いているじゃぁあーりませんか! "ポロン" (何だあれ?) ドロンパが変なのが取り付いている働き蜂に話しかけた  "ドロンパ" (おい、 お前  その首筋に取り付いてる変なのは何なんだ?) "働き蜂" ( ああ兵隊さん、この重たいのが取り付いてしまい血を吸われ続けているんです、 どんなに助けを求めても誰も見向きもしてくれませんそれで諦めかけていました! 自分ではどんなに頑張っても引き剥がせないんです、  ああ 兵隊さんどうか助けて下さい!) うっひょー! どうやら 初めての仕事に有り付いたみたいだぜ、   "ポロン" 皆っ! 戦闘開始だぜっ! 俺達はまずはこの働き蜂を外に連れ出し、適当な木にロープで縛り付けたのだ、それからこの変な(ヘギイタダニ)にロープを掛け全員で引っ張り始めたのだ、 ゲャァー 痛たーい  

"ポロン" ( 一気に引っ張ってしまえー)

"ドロンパ アシベ クロム" ( おー!)

メキメキメキ  ドサッ  ドバッ 取り付かれていた働き蜂は失神してしまった、 首筋からは体液が流れ出ている!   アシベが直ぐに首筋にタオルを巻き付けた、    一方、剥がされた(ヘギイタダニ)はドロンパとアシベが突撃を繰り返しボコボコにしていたのだった、 そして俺は上空へ舞い上がり止めの一撃をと特攻を掛けた、 ブチッ   (ヘギイタダニ)は 四方八方へとバラバラに砕け散ったのである! その時 ピピピピピ ピカット光が四匹の体を一瞬だけ包み込んだ! ???

"ポロン" (何だっ?)

"ドロンパ アシベ クロム" ( 何っ 今の 何っ)

温かく心地よい光のエネルギーが4匹の体の中へと入って来たのが感じられる、 力強さが感じられた  どうやら これがレベルアップと言う物らしい! レベルが上がり <2>に上がった様だ!

"ポロン" (おおっ  やったね皆♪)

"ドロンパ" (この調子でどんどん行こうよ♪) "アシベ" ( こいつは意外と美味しいかもW) "クロム" ( コロニーにまだまだ居そうですね)

"ポロン" ( 良し! どんどん見付けて退治しよう! ) ....................

.......................................

それから俺達はコロニーの中で (ヘギイタダニ) に寄生されている者達を

片っ端しから見つけ、同じ様に外に連れ出し、気に縛り付け、(ヘギイタダニ)

をひっぺ返し撒くったのである、..   その間にも四匹の体は何度もピカッと

光輝き、 みるみる内にレベルは<8>まで上がっていったのだった!


"アシベ" ( ポロン隊長ぉー コロニー内の(ヘギイタダニ)はもう居ませんぜ

次はどうしましょう?)

"ポロン" ( そうだね次は北の方へ行って見ようかな? ただなんと無くなんだが、  他に皆の意見はないかな? 無ければ北へ向かおう)

"みんな" (ありませんぜ、 北へ向かいましょう)

どうやら皆も大して向かう方向への興味は無さそうであった、 

そーーれから! ...................................................


俺達はコロニーから北へ約50メートル程の地点の上空へと差し掛かっていた、

もう夕方近くになっている、 後2時間もすると日が落ちて辺りは暗くなるだろう...... しかしまだまだ働き蜂達は盛んに花の蜜や花粉をコロニーへと運んでいる様だ、 お疲れ様だぜ..........

おや  一匹の働きバチが葉の上で(キザハシオニグモ)に襲われているじゃぁないですか!

"クロム" (ポロン隊長どうします?)

"ポロン" ( うーん? 考えても無駄だぜ、俺達には 突撃しかねぇW)  

と 言った傍からドロンパが特攻を仕掛けた!っ   

"アシベ" ( へっへっへ ドロンパの野郎出し抜くんじゃねぇ)

と威勢の良い奇声を上げ (キザハシオニグモ)へと突撃して行った!

ポロンとクロムも直ぐさま特攻を仕掛けた、 必殺 ジェットストリームアタックだぜ! (ん? どっかで聞いた事があるような必殺技だ♪)   此方のは四匹だからね!

ドロンパが キザハシオニグモ の右肩へと体当たり! 間髪入れずにアシベが 

キザハシオニグモの左肩へと体当たり、  よろめき様に銜えていた働き蜂を落とした、 落ちた働き蜂はピクリともしない、   続けざま  ポロンとクロムが右足と左足へと体当たりした、ブッチ  ブチッっと キザハシオニグモの足が千切れ落ちていった! "ドロンパ" (まだまだっ!)

ドロンパが次の攻撃へと上空から特攻を始めていた、 キザハシオニグモは息絶え絶えだ、 かなり 弱っている、 動きも遅く、 完全に気力を亡くしている様だ! 俺達も直ぐ様 次の攻撃態勢の為に急上昇していた、  下を向くと

ドロンパがキザハシオニグモの脳天へと体当たりを噛ました瞬間だった!

グシャッっと頭が潰れる音がした、  プチッと 更に音が鳴る......

俺はドロンパを心配していた、 大丈夫なのか?  良く見ると 其処には頭から血を流してはいるものの、笑っているドロンパの姿があった、 どうやら無事の様だ、   全く、 ドロンパの奴 心配させやがって (涙)!  俺は  薄っすらと目に涙が出ているのを感じた、 初めて仲間が危険に晒されたのを感じたからだ、  目で見てハッキリ確認するまでの 数秒間に俺は時が止まったかのようになり真からの恐怖にさらされていた、初めて味わった恐怖だ、 オニグモを見てもキザハシオニグモを見てもなんとも思わなかったのに、ドロンパが死んだかもと思った瞬間、体の芯から怖いと感じて... しかし頭はしっかり回っていた、 変な感じだった! ピカッと光り俺達4匹はレベル<9>

へと上がっていたのだった...............................

俺達は落ちた働き蜂に近づいていた、 つんつんして見たがどうやらお亡くなりになっている様だ、 仕方なくその場を立ち去った、  この世界 死んだらお仕舞さ、 死体は自然の摂理により分解され次の命の糧へと変換されるだけさ.....

............................................................

俺達はコロニーへと戻っていた、 "ポロン" (ふー 皆 今日は良く働いたなぁ! ) "ドロンパ" ( 本当だな、 もうクタクタさ、 今日はもう寝るぞ ぐびぃー  すびぃー♪    "クロム" ( ドロンパの奴 もう寝てやがるW)

" アシベ" ( ほんじゃあ おいらも寝るかぁ) ..............スヤスヤスヤ...

..............................................................

...................................................................

コケコッコー♪    新しい朝が来たぁー

眠気まなこをこじ開け俺達はふらふらと起き出した! さぁーて朝1番は何しようかな?  俺達は朝のミーティングを開始するのであった!

"ポロン" (皆 おはよう!)

"ドロンパ アシベ クロム" (おはようございます)

"ポロン" ( うむ 俺達は昨日の頑張りでレベルを<9>にまで上げる事が出来た

しかしまだ<ヤモリ>を倒すにはレベルが足りない様な気がする! 親衛隊長の

ザンスさんがヤモリを倒すにはレベル10の戦士が7匹でも負ける事があると言っていた)

"アシベ" ( どうするポロン?  俺達のチームには4匹しか居ないんだぜ?)

"ポロン" ( そうだな、 匹数が少ない分レベルを多めに上げておこう!)

方針は決まった! 皆 一様にまだ眠そうだが、大丈夫なのかぁ?

と思いつつ、 コロニーを後にして飛び出したのだった! .............

 

 俺達はコロニーから東に130メートル地点の上空へと指しかかっていた

 今日も朝から良い天気で快晴だ 初夏なのだが日差しはもう夏そのものである

 延々と続く丘陵にどうやら樫木が一本立っている、大きさは15メートルはあるかな? 大体その位だ、 そんな樫木には、鳥たちがちゅんちゅんと泣いている、 スズメだろう、  おや?  シジュウガラに(ウグイス)

まで居やがる! ミツバチにとって小鳥達は非常に怖い存在なのである

俺達ミツバチは絶好のご馳走なのだ、 ここは出来るだけ低空飛行をし草木に隠れながら進むしかない、  俺は目配せで仲間に指示をだし、その場をスルーしたのだった!

"クロム" ( ふー  おっかねぇなぁ!)

"ドロンパ" ( 本当 生きた心地がしなかったよ!)

"アシベ" ( 冷や汗掻いたね!)

 

俺達はコロニーから南東へ150メートル程 離れた所を低空飛行していた、 この辺りには

 キンカン タラノキ  サンゴジュ 等の花が咲き始めていた、 当然 働き蜂達も

 えんやー コラショッと ドッコイショッって感じでガンガン花の蜜や花粉をコロニーへと

 持ち帰っている、 次から次へと新しい働き蜂がやって来ていた、

       

 そんな中 辺りの様子を見ていたアシベが指差をし始めた  ん?

どうしたんだ? と 俺達はアシベの指差する方向へ目をやった、  余り大きくなく

 まだ成長途中の<カマキリ>が獲物を狙っているのが見えたのだ!!!

  

"ポロン" ( うっ やばいな )   どうやら俺達の同胞の働き蜂を狙っていやがる!!

"ドロンパ" ( 先手必勝 殺っちまいましょうや) ドロンパの眼光が光っていた ピカッ!

と ドロンパが言うや否や、 速攻でアシベとクロムが突撃して行った、 殆ど本能で動いている

     

"ポロン" ( あいつ等また先走るっ! ) と言いつつ自分も突撃して行った 武器が無いんだから

     もう体当たりしか出来ないんだ!!!! 変な言い訳を頭の中で呟きながらポロンは

     カマキリに突っ込んでいった!

                

  先手必勝と言って居たドロンパは喋っている間にクロムとアシベが突っ込み、見ている

     間にポロンまでもが先に突っ込んで行ったので、 数秒遅れてしまっていた! ぐはっ!

出遅れちまった、と 頭の中で思いつつ突撃を開始したのだった、

     

   おりゃー   だりゃー! と クロム アシベのコンビネーションで<カマキリ>

の背中へと体当たりを噛ましていた! クロムとアシベはふらっとしながらも、直ぐ様

     次の攻撃の為に上空へと移行していた、 カマキリは若干苦しそうだが、まだ余裕みたいだ

     しかし次の攻撃がカマキリに取っての致命傷に成るのであった、 ポロンがカマキリの頭

     へと特攻を仕掛けていた!!! ドビャッと言う音がした、 カマキリの頭が ポロリと落ちた

     ポロンは大丈夫か??? その時 ドロンパがカマキリに突撃していた、 カマキリが仰向け

     に倒れていたその腹目掛けて突撃していた!!!! ブシャッっと カマキリのお尻からと

     頭が取れた首からドロドロと体液が溢れ出し流れ落ちていた、 起き上がったドロンパが

     ポロンに駆け寄る...... クロムとアシベも急いでポロンに駆け寄って来た...........

    四匹の体がカマキリから抜け出た光のエネルギーを一瞬だけ吸い取りピカッと光りを発した

                                       


"ドロンパ" ( 大丈夫かポロン?) .............................  ポロンは倒れていた、....

ポロンはその時、夢の中に居た!!!  ん? ここは何処だ? ....................

ホホホホホ ポロン 私を捕まえてごらんなさい  ホホホホホホ................

そこには物凄く綺麗で品のあるメスのミツバチが俺に何やら話しかけていた..........

ポロン♪ こっちよぉー♬ ................. 愛してるわぁ♫ 

     .............................................................................

"ドロンパ" ( おい ポロン起きろ ポロン) .... ドロンパは中々目を覚まさない俺に焦り

       とうとうホッペを叩き始めた ペシッ  パシッ パシッ ..................

ポロンの頭の中..... ポロン 起きろ  起きろ 起きろ...................


"ポロン" ( んっ うーーん ) ポロンは呻いた、 はっと視界が開けて来た.........

そこに心配そうに見ているドロンパの顔がドアップで映し出された..........

"ポロン" (うげっ) ドロンパっ! 近くに アシベとクロムも心配そうな顔をしていた...

 

"ドロンパ" ( おうっ 目覚めたか! 生きてて良かったのぉ♪) と ほっとしながら話し出す

       ドロンパ達が居た、 クロムとアシベもほっとしている、 俺はとんでもなく痛い

       思いをした、 頭が痛いのと、ドロンパ達には申し訳ないのだが、さっきの

       お嬢さんともっと遊んで居たかったのだ^^ エヘッ♪ っとこの状況でデレっと

       したりニタ付いて居たりする俺の様子に、周りの仲間達は変になったのか?

と、とても心配した表情になって居たのを俺は見ていた

       痛い思いはしたが俺達はとうとうレベル10に到達していたのだった.......

       俺はクロムとアシベに支えられながら自分達のコロニーへと帰って行った

       ....................................................

............................................

"ポロン" (少し休めば良くなるよ、ちょっとだけ寝かして貰うね)

    

"ドロンパ" (無理するな! 俺は散歩してるよ)

                

"アシベ クロム" ( そうそう無理せず休んでな! クロム 俺も眠ろーと) Zzz

       ...................................................................

                               

それから3時間近く過ぎていた! ポロンは目を覚ましていた、まだまだ遣れる

       非常に強い気力が湧き出て来ていた....... 頭の痛さも取れてるみたいだ!

自分で言うのも何だが、結構 丈夫に出来ている様だ..女王に改めて感謝の念を抱いたのだった!俺は立ち上がりコロニーの外へと繋がる入口へと進んでいた、            

トコトコトコと移動していると、 見かけた事がある兵士が居るのに気付いた、 8匹の班のオグマ隊長である、 向こうも此方に気付いた様だ! どうやら俺の事を覚えていてくれているみたいだ!!!

オグマ隊長が(ヨウ)と言いながら手に持つトライデントを高く上げジェスチャーして見せてくれている..... 此方も取りあえず頭を下げ挨拶して見せた

"オグマ隊長" ( ヨオー 一日見ない間に偉い成長しているじゃねぇかぁ!! もうレベル10なのかぁ!! )

どうやら同じ女王から生まれた同族にはレベルが簡単に解るようだ...

良く見ると俺にもオグマ隊長のレベルが透けて見える、 オグマ隊長のレベルは<39>

と俺には見える、 最初合った時には、まだ解らなかったが、オグマ隊長から湧き出るエネルギーは俺達のとは段違いの量だ、 どんな経験をしたらあんなに大きな量を持つ様になるんだ? とか思っていると,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,


"ポロン" (オグマ隊長 先日はお世話になりました) と俺は挨拶した...


"オグマ隊長" (ふむふむ その調子だとトライデントを手にするのも時間の問題だな?

 いや もしかすると... ひょっとすると.....いや..... ふふふ 

        ふふふふふ...これだけ早く昇って来ているんだから あり得るかも?

そうだな、 きっと 君達ならAクラス戦闘兵に抜擢されるかもしれんな!!)


"ポロン" ( Aクラス戦闘兵? 何ですかそれ?) 俺はオグマが何やら思案してニタ付いているのを不思議な感じで見ていた、 Aクラス戦闘兵と言うのも何なのかも知らなかったからだ!


"オグマ隊長" (ではなポロン! 死ぬなよ!!! ) と オグマ隊長は歩いて行ってしまった、あっと言う間の出来事だった.......... そして俺は コロニーの出入り口に到着した

そこには丁度 散歩から帰還したドロンパと、 ずーーと待って居た アシベと寝ていた筈のクロムが俺を待って居た..........


"アシベ" (もう大丈夫なのかいポロン?)

"クロム" (頭は大丈夫か ポロン?)  

"ドロンパ" ( 東に90メートル程の所で他のコロニーの戦闘兵を沢山見かけたぞ! どうする?)


"ポロン" (他のコロニーの戦闘兵だと? 俺達のコロニーの側でか! んー  よし 取りあえず 偵察だ! 見てみないと良く解らんからな!) と 

俺は言い直ぐさまコロニーを後にして東へ向かった.......


"ポロン" (この辺りか? ドロンパ?)

"ドロンパ" (そうだ ポロン この辺りだ) とドロンパは言った アシベとクロムが頷き辺りを隈なく探索し始めた.....

        ...........................................

暫くするとクロムが戻って来た、 クロムが手招きし始めた、 付いて来いと言って居るようだ....... 俺とドロンパはクロムの後を飛行して行った....

................. んっ! 居た   他のコロニーの奴だ、 沢山居る見たいだ、  ひーふーみーよーいーむーなーやーこーとー   10匹いるじゃん!!

          

"ポロン" ( ちょっと待て 迂闊に手を出すなよ! まずはアシベを待とう) 俺達は、偵察に出ていた片割れのアシベを探しながら待つ事にした.......


他のコロニーの戦闘兵を見張りながらアシベを探している...暫く時間が過ぎて......


"クロム" ( ポロン あっちを見て! ) 右手で指さした 右斜めへ......

    

"ポロン ドロンパ" ( うっ  なんだぁ!! ) アシベがあいつ等に捕まっているじゃあないですか!!

俺はどうする? どうする? と 自分を尋問していた... 考えて居ても仕方ない

 俺はすーーと 奴らの前へと姿を現した、 同時に クロムとドロンパも横に並んだ.....

 

"他のコロニー戦士A" (なんだお前等は! こいつの仲間か? ) と 捕まっているアシベを小突いて見せた! それを見て俺はちょっと むっとした!

    

"ポロン" (俺達は近くにあるコロニーの戦闘兵だ、 そいつは俺達の仲間だ、此処で何をしているんだ) と 俺はドスの聞いた声を出し言ってみせた!


"他のコロニー戦士C" ( なんだぁ? お前等 ここらは俺達の縄張りになったんだ、 入って来たら容赦しない、 解ったら出て行くんだ!!) と 一方的な事を言い出しよった


"他のコロニー戦士A" ( 此奴は見せしめに殺す) と アシベを指さす        

 

"ポロン" (ちょっと待ってくれ、 そいつは俺の部下なんだ、 代わりに俺を捕まえてくれ)

と 俺は言った  すると ドロンパとアシベとクロムが驚き、 なんとも言えない表情になっている..........

"他のコロニー戦士F" ( ほー それは面白い、 おい そいつを離してこいつを縛れ)

"他のコロニー戦士A" ( はい 隊長 了解しました )    はっ! 俺は戦士Fがこいつらの隊長だと理解した! その瞬間 体が無意識に動き始めた!!!

ビィーンと羽がフルスピードで動き始め一気に戦士Fに突撃していた

ドロンパとクロムも間髪入れずに突撃していた、  もの凄いスピードだ

他のコロニー戦士達にはまだ何が起こったのか理解出来ていない、 

まだ全く動いていないのだ....... 俺は戦士Fに殴りかかっていた

あらぬ限りの力でボコボコにしていた..........


時間にして1秒程遅れて

ドロンパとクロムもアシベを捕まえていた戦士Aを二匹がかりで殴り倒していた

状況は 先程より良くなっている、 ドロンパとクロムにより戦士Aが倒されアシベが解放された、 これで 4匹vs8匹だ

   

"他のコロニー戦士G" ( 何をしているか お前達! 早く こいつ等を懲らしめてやらないかっ!)

やっとの事、 状況を把握して来たのこりの戦士達が、 俺達を取囲む為に動き始めた...



"ポロン" (そうはさせるかぁ!) と大声を張り上げ、 俺は一番近くに居た奴を次のターゲットにして襲い掛かった......... おーー と 怒声を張り上げ、一気に畳み込む.. 鬼の様な連打だ..... 戦士Bもボコボコに叩きのめされ気絶してしまった.......



"ポロン" (次ぃー) ポロンは アドレナリン全開だ! とんでもないスピードと鬼の様な気迫で次の敵に迫って行く  うぉーーーーーー! 怒声を発して


               

"他のコロニー戦士D" ( 何だ  何なんだ こいつ等 普通じゃないぞ! )


"他のコロニー戦士J" ( ギャー こっちに来るなぁ  ヒャー ) と戦士Jはもう情けない声を出している   戦意は失われている様だ... しかし俺は そんな事は頭に入っていなかった、 自分の一番近くに居る敵を片っ端から粉砕する気持ちで一杯なのだ、 当然一番近くに居た 戦士Jがターゲットになって居た


"クロム" ( 彼はもう終わったな ) 等と 戦いのさ中なのに余所見をして、 戦士Jの少しだけ先の未来を予想して見せていたのである、  勿論 最早誰もがそう思う未来であった......

戦士Jはボコボコのベコベコになって倒れていた!


アシベとクロムも次のターゲットへと襲い掛かって居た、 戦士Cだ! 生意気にも、ここは俺達の縄張りとか吹かしていやがった奴だ、しかも俺達に出ていけと言ってた! 此奴は他の奴よりキツイお仕置きが必要だ......


"アシベ" (ハハハハハ♪ どうやら立場が入れ替わった様だね!) と、 捕らえられていた時とはうって変わった笑顔でアシベが能書きを垂れた...


"クロム" ( アシベっ! 此奴は、ボコボコのベコベコのケチョンケチョンにしてやろう♪)


"アシベ" (いいねぇ♪ まずは俺に遣らしてよ、 先程のお礼をしたいからね) とか 戦闘中にも関わらず、余裕の言葉を発していた!........


クロムが 他コロニー戦士Cの前方から突っ込み その寸前でフェイントを仕掛けた、 急に向きを変えたのだ、 戦士Cは前方に身構えていた、当然来ると思われた衝撃が来ない、 んっ  と思った瞬間 後ろからの衝撃で前のめりに倒れてしまった! アシベの体当たりだ!!

戦士Cが起き上がろうとした所へ更なる追い打ちが仕掛けられていた、

クロムが上空から勢いのある体当たりをお腹目掛けてお見舞いして来た、

ぐほっ! げほっ ..... 余りの苦しさに呻き 息が出来ていないようだ...

....................................................................

戦士Cは苦しそうに悶えながら地面をのたうち回っている、


"アシベ" ( フハハハハ  ざまぁ見晒せ!) とか言っている、 ちょっとの差で自分達が逆の立場になって居たかもなのだ、 一寸先は闇なのである...


さあ残りの他コロニー戦士達は 戦士D.E.G.H.I. だ 後5匹...

と クロムが思って居たのだが、何時の間にやらドロンパが倒してくれていたみたいだ、 既に 戦士Iと戦士Hは地面に転がっていた!!! 残り3匹!


俺は他コロニー戦士Dと戦っていた、 こいつは今までの奴より少しだけ素早い、 ちょっと倒すのに時間が掛かってしまっている、 だが.... それもこの一撃で終わりだ、 オラオラオラっと俺は奇声を上げ、相手を怯ませつつ、ボディに渾身の一撃を噛ましてあげたのだ!! ボテッと地面に崩れ落ちる戦士D....


ドロンパも次のターゲットを捕まえていた!!

ドロンパに捕まってしまった哀れな他コロニー戦士Eは目に涙を浮かべていた、 もう怯えているのだ!

それもそうだ、 10匹ものチームだったのに、たった4匹のチームにいいように皆が ボコボコにされてしまっているのを側で見ていたからだ...


"他コロニー戦士E" ( うわぁー   ごめんなさいぃ 許してくださいー )   戦士Eは、もう戦意喪失している様だ、 逃げ回りながら、ごめんなさいと謝っている... ちょっとカッコ悪くダサいが、 こうなってしまっては仕方がない..................... ドロンパが言う


"ドロンパ" ( つまらん! おい お前!   もういい! そこで大人しく座ってろ) と 命じた

戦士Eは大人しくドロンパの言う通り近くで静止している、 モジモジとしおらしく!


それを見てドロンパは思った! なんだぁ   オカマか 此奴わ! とか思いつつ周囲を観察していた


"他コロニー戦士G" ( ちきしょー!  お前等 絶対にただでは済まさんぞぉー!) 戦士Gは怒りの炎で包まれている様だ、 凄い覇気が伝わってくる....

だが、 そんな事はお構いなしにアシベ&クロムのコンビが戦士Gへと襲い掛かっていたのだ、 右から左からと交互に体当たりをブチかましている... そんな状態が続いていたのだが、 そこに俺、ポロンも参戦した事により、大勢は崩れたのである、 いきなりボディに強烈な一撃を噛ましてあげたのだ、 これを食らった戦士達は皆、地面に倒れ伏しゴロゴロと のた打ち回る... しかし此奴 戦士Gは苦しそうにはしているが、うめき声一つ出しては居ない!! きっと必死に我慢しているのだろう!  根性は他の戦士達より上を行っているようだ、 中々に性根が据わっている奴だと俺は思った... その時ドロンパの目と合ってしまった... どうやらドロンパも 此奴を気に入った様だ、 何か言いたそうにニヤ付いている........ それを見て俺は、はいはいはい... 解りましたよドロンパさん!! と頭の中で言いました!


"ポロン" ( おい お前っ もう良いだろう? 戦闘の結果はもう見えているぞ、残りはお前だけだ それでもまだやるのか? お前が暴れる分だけお前の仲間達の苦しむ時間は長くなるんだぞ!! ) っと 戦士Gに俺は言った... すると戦士Gは周りを見始め、 仲間達が倒れ呻いているのを見、 がっくりと膝を落とし、 その場に正座したのだった.....


"ポロン" ( よし! ドロンパ アシベ クロム 倒れている戦士達を此処に集めて来てくれ、 そして手当を.....)


"ドロンパ アシベ クロム" (了解した)


それから俺達は他コロニーの戦士達から、 コロニーの場所を聞き、 お互い争わずに蜜を取れる様に話を付けたのだ、 お互いの働き蜂には絶対に手を出さない事や、 縄張り意識を持たない事等、  話しておいた、 しかし俺達はまだ駆け出しの戦士に過ぎない、 本来はもっと上位の役職の者が行う事だろう、今後どうなるかは解らないのだ、   しかし他コロニーの場所が聞けた事は収穫だ!!! どうやら俺達のコロニーから東に250メートル程の地点にあいつらのコロニーがある様だ、 ミツバチの行動範囲は大抵コロニーから半径200メートル未満だ、お互いコロニーから50メートルの地点までは入ってくる可能性が高い、 

しかしこの辺りの丘陵には豊富に色んな種類の草花や木が生い茂っている、余裕のよっちゃんの許容量があるんだ、 そんな場所だから他コロニーと争う必要はないだろう...と 俺は思ったのだ......


治療も聞く事も終わったので他コロニー戦士達に自分達のコロニーに帰るように促したのだった.......

そして 忘れていたのだが、俺達はレベルを な...なんと!!! レベルが5つも上がっていたのだ...

レベル<15>になって居た!!!!!      うぉぉぉぉーーーー♬ 


何故?こんなにイッキにレベルが上がって居たのかは謎だが、 (作者) は知っていた!

ポロン達は知らなかったのだが、他コロニー戦士達のレベルは<20>を超えている者達だったのだ、 とんでもない格上の相手達だったのだ........

そんな相手をレベル<10>のポロン達がボコボコにしていたのであった............知らないって凄いね.....


 

俺達は自分達のコロニーから北東へ100メートル程の地点を飛行していた、 この辺りには小さな川が流れている、その側を色んな野花や草木が生えている、 水源の近くだから草木や生物達の楽園だ、

川を見ていると川に流されている仲間が居る事に気付いた! 助けに行こうと思った瞬間


"ポロン" (あっ!) と言う間もなく何かに吸い込まれた様だ...  良く見ると川魚が泳いでいる

... 食べられてしまったみたいだ.......


"アシベ" ( おっかねぇ! 落ちたら食べられるね) とか言っている.....


まだまだ飛行して自分達の仲間の働き蜂達を観察しつつ、警護していた.......


するとクロムが何か見付けた様だ.....自分の方へ来いと言うジェッシャーをしている.... 俺達は皆クロムの方へとやって来た、


"アシベ" ( あっ!) と言う声を発した!! 俺とドロンパも<それ>を見た...

仲間の働き蜂がクモの巣に引っかかり悶えていた!! 直ぐに俺達は救助に向かう.....


"ドロンパ" (ポロン待てっ! ウズグモだ) ウズグモ、 俺達よりかなり小さい、雑魚的か? とか思ったが口にだしてしまった...


"ポロン" ( 小せぇ! 雑魚敵か?) すると...


"ドロンパ" ( 舐めるなポロン、 姿 形に騙されるな! どんな相手でも油断するな!!!) と 俺はドロンパに怒鳴られたっ  とほほっ! 俺とアシベとクロムは素直に頷き、ドロンパの顔を見た...

それから数秒後..ドロンパがウズグモへと突撃して行った! どひゃー  一撃であった...

ウズグモはドロンパと共に渦巻き状のクモの巣から落っこち下へ落ちて行った...勿論..ドロンパは羽を激しく動かし、急上昇を始めていた... その間にアシベとクロムはクモの巣に引っ掛かっていた働き蜂を救い出せたようだ、 まだ生きていた、 良かったと俺は思った...! ビカッと一瞬だけ光り俺達はレベルがまた上がって居た..レベル<16>になって居た!! そして俺達は助けた働き蜂を連れて自分達のコロニーへと帰って行ったのだ........ 帰る途中にアシベが言った


"アシベ" (なあポロン)

"ポロン" (何だ アシベ?)

"アシベ" ( そろそろ俺達、クエストの敵 <ヤモリ>を討伐しても良いのではないか?>

"クロム" ( そうだぜ ポロン もうやろうぜ、 早くトライデントを装備してみたいんだよ>

"ドロンパ"( そうだな やろう ポロン ) そして俺は言った!

"ポロン" ( そうだな皆! 俺達はクエストを受けた時よりも格段に強くなっていると思う、今なら負けない気がする、  よし  では 今夜 やるぞ!!! ) おおーと皆 大声を張り上げ、雄たけびを上げ始めた... 肩を貸している働き蜂が俺達にビビっている様だ... アハハハハハ ビビらせてごめん♪

っと心の中で思ったのだった............

 

俺達はコロニーの中に居た、 ちょっと気になる事がある...昼間の他コロニーの戦士達との戦闘の話しだ,,,

 

"ポロン" (ドロンパ アシベ クロム 俺はちょっと昼間の事で、親衛隊長のザンスさんに話をして来るよ) と言った、  すると...

 

"ドロンパ アシベ クロム" (ポロンその話しだったら俺達も付いていくぜ!) と3匹とも付いて来た...


"ポロン"  (そうか まぁ良いだろう) と 俺は軽く言った... テクテクテクと また女王部屋へと向かっている....... すると女王部屋の近くまで来ると、親衛隊副隊長のヘレンさんが直ぐ側で知らない戦士と話をしている.....  が.... 俺達の事を認識してた様でヘレンさんが俺達に「ウインク♪」してくれた!!


"ドロンパとアシベ" ( 今 俺にウインク♪したぞ<喜> いや 俺にだ!!! ) と ドロンパとアシベが言っている..... クロムは何事もなく平常心みたいだ..... 俺はと言うと、ちょっと ドキっと胸がしている.....

  

"ヘレン副隊長" ( はーい♪ あなた達 何か用事なのかな?) と 俺達に話しかけてくれた... そして俺達は話をし始めた...


"ポロン" (はい ヘレン副隊長 実は俺達昼間、他のコロニーの戦士達と戦闘になりまして.....と話し始めると....

"ヘレン副隊長" ( あなた達、こっちにいらっしゃいと、 ザンス隊長の所へと連れて行ってくれた......


"ザンス"  ( どうしたヘレン、ポロン達を連れて来て? ) 俺達は 軽く敬礼した

"ヘレン" ( この子達が話があります... ポロン 先程少し話した事を詳しく聞かせて) と言った

   

"ポロン" ( はい 俺達 昼間にコロニーから東に90メートル程行った地点で他のコロニーの戦士達と戦闘になりまして.....  それから............ それで..........................と言う事になりまして..

................................................................................................. と俺は説明し終えた...


"ザンス" ( ほー 良く10匹もの戦士を倒せたね.....  ふーむ ..... それだと一応、警戒はしておかないといけないね! ヘレン 東区域のパトロール隊員の数を3倍に増やしてくれ! それと 何時でも出撃出来る戦士の数を100匹、スタンバイさせておくか...) と 言った 

      

"ヘレン" ( 了解したわ) と 言って直ぐに兵士部屋へと速足で歩いて行った.......

 

"ザンス" ( 良くやってくれたね、ポロン アシベ クロム ドロンパ 君達の今回の働きは非常に素晴らしい事だ、 これは<ヤモリ>討伐より重要な手柄だと思う、  よって 今 トライデントを授与しようと思うのだが、 それで良いかな? ) えっ! 突然の事に俺達は頭の中が空っぽになっていた.....

思考不能........ しかし少し経つと...... 嬉しさが込み上げてきた.....


"ポロン" ( はいっ! とても嬉しく思います、 謹んでトライデントを受け取りたいと思います)

と俺は言った...........それから俺達4匹はトライデントを受け取った、 やったぜ トライデント装備者になれたぁー♪

"ドロンパ"  ( ありがとうございます )

"アシベ" ( ありがとうございます )

"クロム"   ( ありがとうございます )

"ポロン" ( ありがとうございます )

みんな心から嬉しそうにしていた、 心からトライデントを待ち望んでいたからだ、 俺達は何時も体当たりばかりで、とっても痛い思いをし、何か無いかと何時も思案していたからだ........


俺達は自分達の睡眠部屋に戻っていた...  俺達はそれぞれ思い思いに先程授与されたトライデントを触ったり眺めたりクルクルと回したりしながらその重みを感じていたのだ....... そして...俺は意を決して話し始めた...


"ポロン" ( みんな聞いてくれ... トライデントは手に入ったが今夜<ヤモリ>討伐は予定通り結構する!!)


"ドロンパ" ( 勿論だぜポロン、 こいつ(トライデント)の手応えを早く知りたいしな♫)


"アシベ" ( うーん トライデントちゃん頼むよっ ちゅっ♪ )


"クロム" ( 当然! )


皆、 やる気満々だ、 良い雰囲気だ、とても気力が上がっている、 これなら良い結果に結びつくだろう


"ポロン" (よしっ みんな 早速コロニーの周りを見回りに行こう!!.....


それから俺達はコロニーの周りを一時間程飛行していた.....  今夜は半月、空は小さな雲が所々にあるだけなので真っ暗ではない、それなりに見えている..... んっ! .... 巣の南側から擬態したヤモリがピクリとも動かずに息を殺して潜んでいた....... 先程から何度も通り過ぎていたのだが全然気付いていなかったみたいだ! 何時の間にやらやって来ていたのか? 分からないが今は其処に潜んでいた.......



"クロム" ( みんな あそこだ!! ) と指さした... すると各自それぞれ戦闘態勢に入り始めた...

まずはドロンパが手に入れたばかりのトライデントを前に突き出し上空からの滑空を開始していた.........


ドスッ...グサッっと言う音が!....... 続けてアシベも...... グサッ!........ ヤモリもいきなりトライデントを突き立てられ、 激しい痛みに、その場を離れようと逃げに転じていた.....


"ポロン" ( 逃がすかっ!! ) ヤモリが逃げの行動に移っているが逃がす積りはない... 今までどの位の仲間がエサになったのかは知らないが、少なくとも数匹の仲間が犠牲になっている筈だ...逃がしてしまうと また知らない所で犠牲者を出すかもしれないのだ... 逃がす訳にはいかない!!


俺はおにゅうのトライデントを構え、腹から血を流して逃げようとしているヤモリに襲い掛かった......

ヤモリの首筋にトライデントを突き立てその下の木事(きごと)打ち抜いて串刺しにしたのだ!!  堪らずヤモリは必死に身体を蠢かせる..何とか抜け出ようとしているのだ、凄い生命力だ......... そんな状態だったがクロムがトドメノ一撃を放った!!! 頭にトライデントを突き立てたのだ... グシャッ  ドバドバっと血が頭から溢れ出した...そしてヤモリは絶命したのだった....... 最初のクエストの敵<ヤモリ>を倒したのだ... ピカッと一瞬だけ光り俺達のレベルが17へと上がったのだ...... 


"ドロンパ" (やったな 皆! )

"アシベ" (倒したね♪)

"クロム" ( 無言 ) 頷く...

"ポロン" ( よっし♬ )


俺達はトライデントの威力を知り、 ヤモリを倒した事をそこまでの事だとは思わなかった、 最初のボス敵の強さを大きく見ていたので、何時の間にか自分達が、ヤモリをここままでスムーズに倒せた事に、込み上げて来るものがとても小さく感じられたのだ....   そして  そのままコロニーに入り、睡眠部屋へと帰って行った.... 今日は良くやったよ、  みんな お疲れさま..... そして 直ぐ様眠りに付いたのだった....Zzz Zzz........




        

  











いやぁ 初めてにしては、自分では、こんなにも大量の文字を書けた事にビックリしています!


面白かったか? 面白くなかった? かの感想が欲しいと思っています、 読んでくれた方


ありがとうございました。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ