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作者: 高山 一樹


明日も黒。




昨日も黒。




僕の人生は黒だ。


あの人(芝桜)を想えば想うほど、僕の中の牛タンが真っ黒になっていく。



(カンタケ)は屑人間だ。



あの人を幸せにできない。



昨日も一昨日もその前もあの人をだけを見ている。

家を出てから家に帰るまで。


それでもあの人は笑わない。一度も笑わない。

口角を上げることはあるがそれは笑顔ではない。僕がいないとあの子は笑わないから。


あの人はいつも何かに怯えている。


そんな彼女も素敵だ。


僕がいればあの人の敵を全員、殺害してあげるのに。

どうして僕の手を取らないの?



僕が初めて告白したのは、1年前。


あの人が暗い夜道を帰る時に後ろで守りながら家に着く前に直前に告白した。



それから1ヶ月に一度の頻度で告白した。


4回目の告白が終わった時に何故かあの人は涙目で家の中に駆け込んで行った。



何故だろう。



僕の気持ちが伝わらなかったかな。



それから、告白は半年に一度にしている。

今日がその2回目だ。


あれから僕は少しだけあの人に近づいている。



あの人が家に帰って、ベッドに入った時

僕はベッド下から出て、彼女に告白した。





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