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ガン・ブレイド・オンライン  作者: 高谷 昴
オンライン編
3/4

兄妹との出会い

二つの連載は無茶ぶりでしたが頑張ります。

誤字とうありますが暖かく見てください

「はぁはぁ」

俺は、激しく息を付いている。

周りには俺が倒したモンスターが光となって消えていく。


俺はあれから近くの村を拠点に経験値を稼いでいる。

武器は初期装備のままだか、このゲームの使用上初期武器だけは耐久値が減らないようになっているのが救いだ。

防具は現段階の普通に売っている良いやつを装備ししている。


素材から作った方が性能が良いのだが、俺はゴブリンなど弱いモンスターの素材しかないのでこれにしている。

更にその上に黒いマントを羽織っている。


「さて、一先ず村に戻るか。」

俺は、呼吸を整えた後村に向かった。


少し歩くとすぐに村が見え始めた。

丸太でできた家がいくつかある、田舎のような村だ。

ここでは牛のようなモンスターを飼育している。


しかし、この村の周りには強いモンスターがおらずレベリングには向いていない。

なのになぜ俺がここを拠点にしているかと言うと、とあるクエストの報酬が目当てだからだ。


このゲームでの回復手段は3種類ある。

街で休む 自然回復 回復薬を使うだ

後ひとつあるけど、恐らく使える人はいないだろ。


回復の内の一つの回復薬は一番使われている。

しかし、問題がある。

それは、値段が少しする上に回復量が少ないのだ。


しかし本当に死ぬかもしれないこのゲームで、体力はとても重要だ。

だかど、僅かでも回復するならと皆使っている。

けれど、他にも回復薬が見つかったのだ。


それは、この大陸の色んな村で行えるクエストだ。

そのクエストの報酬が、ミルククという回復アイテムで量もそこそこもらえるのだ。

しかも、市販の回復薬の2倍回復するらしい。


しかしこのクエストは不定期で起きるらしく、欲しがったら牛のようなモンスターを飼育している村に留まらないといけない。

それで、俺はクエストが起きるまでこの村を拠点にしたいる。


この村には他のプレイヤーはいない。

留まる可能性があるなら、レベリングしやすい所にいくからだ。

そんなこんなで村の入口の近くに着くと、俺は慌てて隠れた。


何故ならば、村に他のプレイヤーがいたからだ。

男と女が一人ずつ。

二人とも装備を見るにファーストタウンに留まっていたプレイヤーのようだ。


俺は一応、黒い布を顔を巻いて目だけが出るようにした。

俺の正体をばらさないためだ。

気を付けては居るが、あいつらが俺を探しているので少しでも情報を無くすためだ。

それに、クイックチェンジのこともある。用心に超したことはないだろ。


俺は装備を確認すると村に入った。

小さな村なので俺が入ると、先のプレイヤー二人が俺に近寄ってきた。

見る限り、男はおれと年が近そうだか女の方は近くで見ると小さくて小学生くらいだった。


女の子は男の後ろに隠れてこちらを見ている。

「初めまして、僕はケインと言います。こっちは妹のルミです」

男が自己紹介をしてきたので俺は視線を男にやる。


「俺はユウだ。よろしく」

俺はぶっきらぼうに挨拶を返した。

普通に名前を言ったがよく使われそうな名前だ。

もしこいつが、あいつらに聞かれても分からないだろ。 


その後、ケインは勝手に自己紹介を始めた。

ケインは中学3年でルミは1年らしい。


最初は街に留まっていたがお金が底をつきかけてきて、ミルククが高く売れると知りここに来たらしい。

素直に雑魚モンスターを狩れば安全だろと俺は思った。


俺の事は簡単に話して、一緒に飯を食うことになった。

料理はルミが作ってくれるらしい。

さすがに作ってもらうだけでは悪いので食材は俺が用意した。

場所も俺が一時的に借りてる家で行う事になった。


用意したのは野菜と、近くの草原で現れる猪モンスターがボボアロの肉だ。

それを渡して調理をしてもらった。


少したつと、良い香りが漂ってきた。

すると、ルミが鍋を持って来て机に置いた。

そして、蓋を開けると微かに香っていた匂いが一気に解放された。


鍋物中には、野菜と肉をじっくりと煮込んだシチューだった。

ルミはさらにパンを取り出すと机に置くと、お皿にシチューを盛ってくれた。

それを俺たちの前に置くと、ルミも席に座った。


「久しぶりのまともな料理だ。」

俺は、スプーンでシチューを口に運ぶ。

一応、口の部分だけ緩めて食べれるようにしてある。


「旨いな!」

普段は、パンや肉を簡単に焼いただけの物しか食べてない。

それゆえ、久しぶりのまともな食事会をしたせいかとても美味しく感じる。


俺は無我夢中で食べる。

そんな俺を見てルミはそれを見て微笑んでいる。


「どうした?」

「いえ、こんなに美味しそうに食べてくれるなんて作ったかいがあるなと思い嬉しいからです」

「そうか?でも、とても美味しいよ。良いお嫁さんになれるな」


俺が言うと、ルミは赤くなって食べ始める。

そんな、ルミを見た後ケインは俺を睨んできた。

あれ、なんか変なこと言ったか?


「ごちそうさま。本当に美味しかったよありがとう」

俺は食べ終わるとルミにお礼を言った。

「いえいえ、材料を提供してもらえたから作れたんです。ユウさんのおかげですよ。さあ、片しますね 」


ルミはそう言うと、食器などをストレージにしまい始めた。

俺は空いた机の上にグラスと飲み物を出して、グラスに注いだ。

それを、ケインとルミに渡して自分の分を口に含んだ。


甘酸っぱい風味が口の中に広がる。

「美味しい。これなんですか?」

ルミが眼を輝かして聞いてきた。

ケインもこれが気になっているようだ。


「初心者用のダンジョンに実っているオレの実をジュースにしたものだよ。市場にも売っているし、作るにしてもオレの実と水を調合で出来るから誰でもすぐ出来るよ」

俺が答えるとルミはメモ機能に書いている。


「こいつ、このゲームに入ってからいつもメモしてるんですよ。さっきの食事の味付けも研究して見つけたんですよ」

俺が見ているとケインが答えてくれた。


やはり、先程の味付けはオリジナルだったか。

このゲームだと調味料がなく味がほぼ決まっているので素直に感心する。

俺がまだ見ているとルミの顔がまた赤くなった。


「それにしても、これだけの料理が作れるなら街でレストランを開けば良いんじゃないか?この味なら絶対にもうけると思うぞ」

俺は提案してみた。

すると、ルミの表情が少し暗くなった。

「いやぁ、考えてはいたんですがまず店を開くためのお金がなくて」

ケインが頭にデータやって答えた。


そういえば、お金がなくてここに来たと言っていたな。

俺は、二人がここに来た理由を思い出した。

その後俺は、街のお店を開く場合の金額と今の所持金を思い出していた。


足りるなと俺は考えつくと二人を見た。

二人はなんだ?と俺を見ている。

俺が急に黙って考えたと思ったらこっちを見たからだろう。


「よし、俺が金を出してやるよ。だから店を出せ」

「「えっえーー!」」

俺が言うと二人は驚いた。

無理もないだろう。しかし俺はまたあの味を食べたい。

只で毎回作ってもらうわけにもいかないし、呼ぶのは更に申し訳ない。

店があったら気兼ねなく食べに行けるからだ。


「いえいえ、いくらなんでも初めてあった人から貰うわけには」

ケインが断りをいれようとしてくる。

普通はそうだろう。変なのは俺の方だ。

しかし、なぜか俺はこの兄妹を見捨てられないと思ってしまった。


「なら、貸してやる。いつか必ず返せ。そして貸す条件はミルククのクエストを一緒に受けろ。」

俺は少しばかりの条件を出す。

ケイン達からすれば、お店は開けるしミルククも手に入るので断る理由もないだろう。


それでも、ケインは考えてる。当たり前って言えば当たり前か。

「ユウさん、その条件受けます!」

すると、ルミが声を上げて言ってきた。

ケインはそうだが、さすがに俺も驚いた。


「しかしルミいくらなんでも」

「分かっているよお兄ちゃん。普通ならこんなうまい話何か裏があると思うんだけど、ユウさんなら何故か信用できるの。あんなに美味しそうに食べてくれる人なんだから大丈夫だよ。」

ケインが意見を言おうとしたが、ルミはその前に言った?


「はあ、分かったよ。ルミの勘はよく当たるからな」

ケインは諦めたのかルミのあたまを撫でるとこちらを見た。

「それでは、ユウさん先程の話よろしくお願いします。」

ケインは深く頭を下げた。

それを見てルミも頭を下げた。


「あぁ、こちらこそ美味しいお店期待してるぜ!」

俺は答えると二人とフレンド交換と一時パーティー登録をした。

視界の端に二人の名前と体力ゲージか表示された

その後は少し話をして、二人には余っている部屋に寝てもらった。



「おはようございますユウさん」

「おはようルミ」

俺は起きてリビングに向かうとそこから見える台所にルミがいて、挨拶をしてくれたのでそれを返す。


机の上にはサラダが3人分取り分けて置いてあった。

多分、朝食を作ってくれてるのだろ。

鼻歌を歌いながらなにか作っている。


「ケインは?」

「お兄ちゃん朝は弱いのでまだ寝ていると思います。そろそろ起きると思いますが。」

俺がこの場にいないケインのことを聞くと答えてくれた。


「ふぁー。おはようございます、ユウさん ルミ」

タイミングよく、ケインが眠そうにリビングに入ってきた。

俺は簡単にケインにも挨拶を返すと、ちょうど朝食ができて3人で食べた。


食べた後、装備を確認し3人でクエストがてでいないか村長の家に向かった。

中には入ると内装は借りている家と同じだが、空気が重く感じられた。

その元凶が椅子に座っている村長だ。


「どうしたんでしょう?」

ルミが気になって口に出した。

「やっとか、二人ともクエストが受けられるけど覚悟はいいか。」


俺が二人に言うと、二人とも体が固まった。

今まで街に居たから無理もないか。

俺はそう思って二人の肩をたたく。

二人は反応をするがとてつもなく緊張している。


「安心しろ、そんなに難しいクエストではないはずだ。

だけど、何かあったらすぐに逃げろ。俺が言わなくても危険を感じたら逃げろいいな?」

俺が言うと二人は頷いた。

俺は確認すると再び村長を見て話しかけた。

村長は暗い顔を上げてこちらを見る。


要約すると

最近、家畜をモンスターの集団が襲ってきて困っているから助けてほしいらしい。

村長の話が終わると目の前にクエストスタートの文字が現れた。

俺は、二人をもう一度見ると

「大丈夫か?」

と聞いた。


二人とも大丈夫ですと答えた。

俺は、頷くと先頭を歩く

後ろからは二人がきちんと付いてきている。


俺は、そのまま村を出て討伐対象のモンスターがいるで場所を目指した。

次回は戦闘になります

なるべく早く書けるように頑張ります

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