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ガン・ブレイド・オンライン  作者: 高谷 昴
オンライン編
2/4

デスゲームの始まり

説明シーンや戦闘シーン書くのに手間取りました。

まだ、ダメダメですが暖かく見てください。

俺と、ラナとアイは新しい装備を見るため商店街へと向かった。

商店街は装備品はもちろん、アイテムやアクセサリー、家具なども売っている。

この世界では家を買うことができて自分好みに内装を変えることができるのだ。


そんなこんなで、商店街に着いた。

目的は装備だか、まだまだ時間があるけどクエストやダンジョンに行くほどは無いので3人でウィンドウショッピングすることにした。


今はアクセサリーショップにいる。

目の前の二人は髪飾りや腕輪などをお互いにかざして評価してる。

勿論、俺には必要の無いものなので二人を見ている。


しかし、、たまに二人にどっちがいい?とか聞かれるのでしっかりと見てないと答えられないので気が抜けない。

二人はアバターなのは分かっているが、可愛いので聞かれると何かいいなと思ってしまう。


「いや、俺には約束した子がいるんだ」

俺は気持ちが揺らぎそうになったが約束を思い出して、耐える。

もう、相手は覚えていないかもしれないが俺にとっては大事な約束だ。

もう、他に好きな人がいたとしても会うだけは会いたい。


「とうしたの?」

アイがいつの間にか目の前まで来ていて、顔が近い。

俺は少し驚いたが、何でもないと答えるとアイは戻っていった。


しばらくすると二人とも見終わったのか、こっちに来たのでお店を出た。

時間を見ると簡単なクエストならいけたんじゃないかと思うが、気にしてはダメだ。


[緊急のお知らせが、あります。ログイン中のプレイヤーはファーストタウンの転移広場に集まってください。なお、現在街にいないプレイヤーは1分後に強制転移を行います。繰り返します・・・]


歩いていると、いきなり緊急アナウンスが流れた。

「何だろう」

「とりあえず行ってみようよ」

アイの後にラナが言うと、俺とアイは頷いて広場に向かった。


広場につくと、多くのプレイヤーがいて時折転移の光が見えた。

集まっているプレイヤーには

「新しいアプデの情報かな?」

「いや、アプデなら事前に通達が来るはずだ。きっと新しくゲリラクエストでとかじゃないか」

と皆がワクワクしていた。


「一体何だろうね♪楽しみ♪」

隣にいるラナも彼らと同じようだ。

しかし、俺は嫌な予感がしている。

ラナと隣にいる、アイも同じ考えのようで顔をしかめている。


「おーい、ユウ!」

「ドラじゃないか、ログアウトしたんじゃないのか?」

「いや、早く終わったんで少しやろうと思ってインしたんだよ。そしたら緊急アナウンスだよ」

俺が聞くと、素直に答えてくれた。

しかし、ドラの目も他の人と同じくワクワクしていた。


「よくぞ、集まってくれた。私の名前はザ・ゴッド」

広場の中心に巨人が現れて言った。


「まず、最初に言っておくがこのゲームは私が支配した。」

俺は今の発言を聞き驚いた。

だけど、周りはこれも演出だと思っているらしい。


「まだ、信じてないものがいるらしいが本当の事だ。現に、君たちのログアウトボタンは消滅しているはずだ。」

ザ・ゴッドは言葉を続ける。

俺は、急いでメニューを開いてログアウトボタンがあるところを見る。


「無い?本当に無くなってる!

ドラ ラナ アイはどうだ?」

俺は、3人にも聞くが善因善果首を横に振る。

他のプレイヤーも騒ぎ始めた。


「信じてくれたかな。これから私が言うことは本当の事だ。」

辺りが静かになる。

全員がログアウトボタンが無くなっているのはただ事ではないと感じてるらしい。

なおかつ、この声の主かやったと言うのだからなおさらだ。


「まず、このゲームで体力が無くなると現実でも死ぬ。無事帰るためにはこのゲームをクリアするだけだ」

ザ・ゴッドの声が響く、けれど一部のプレイヤーは息を吐いた。


恐らくゲームで死ぬなんてあり得ないからだ。

「ゲームだから死なないと思っているだろ。このゲームを行うために何を被ってる」


確かに、ゲームをやるためにはヘルメット型のゲーム機を被らないといけない。

で、そこから脳に特殊な電磁波伝えてこのゲーム空間にいるような感覚をつける。

そこで俺は一つの可能性を思い付いた。


「いや、そんな高出力はでないようになっているはずだ。」

「ほう、気づいたやつもいるようだな。確かに、そこまでの出力は出ないが回路が焼ききれる覚悟があれば一瞬だか出せるぞ」

俺の呟きが聞こえたのか、その答えを言ってきた。


辺りが再び静かになる。

全員が理解できているか分からないが、、殆どが現実味がある話なので信じているだろう。


「それと、助けも来ない。この世界の1年は現実での1秒だ。

夢の中で何時間も経っているのに起きると時間があまりたってないということがあるだろ。それと同じだ」

ザ・ゴッドは俺たちの最後の希望を砕いた。

辺りからは泣く声や、喚く声が聞こえる。


「更にゲームのルールを変えるため、全て初期化する。勿論、熟練度も始めからだ。」

俺は顔をしかめた。

最悪、今までの経験があればすぐに進めることが出来たが、最初からとなるときつい。


「新ルールを説明する。まずエリアボスは誰かがクリアすれば全員がクリアと見なす。」


ザ・ゴッドの説明が終わると俺はステータスを確認する。

他の人たちも確認し始めた。


「本当にレベルが1になっている!」

「私もよ」

「渡も」

「俺もだ!」

俺が呟くと、他の3人も確認して答える。


「あいつの言っていることは今のところは本当のようだな。」

俺次に熟練度の項目を開いた。

「えっ?」

俺はそれを見ると言葉を失った。


普通なら、そこに各武器の熟練度があり武器をタップすると取得できるスキルを確認できる。

しかし、俺の画面にはそこにあるはずの項目が無くなっている。

しかも、意味の分からないがクイックチェンジとかいうものだけがある。


なんだと思いそれを開いてみるけど、そこに書かれているはずのスキル説明や取得出来るスキルも表示されてない。

俺は呆然と画面を見つめた。


『今後は、スキルなしで戦わないといけないのか?そんなの無理だろ』

俺は表に出さないように絶望した。


「それと、もうひとつプレゼントだ」

「なんだ!?」

ザ・ゴッドが、言うと体か光だした。

俺だけじゃなく全員が光輝いている。


光が収まる。

俺は手を開いたり閉じたり、体を見てみるが何も変わってない。

「おい、ユウ!」

いきなりドラが叫んだ。


「なんだよ?ド・・・ラ?」

俺はドラの方を見ると言葉かつまった。

そこにいるのはアバターのドラじゃなく、俺が知っている現実の竜一だった。


「ドラだよな。なんで、リアルの姿に?」

「そういうお前もリアルの姿だぞ」

俺が困惑していると、ドラ言ってきた。


自分だとわ分からないがどうやら俺もリアルの姿になってしまったらしい。


「そちらの方がよりリアル感が出るだろう。では、クリアを楽しみにしてるよ」

ザ・ゴッドはそう言うと消えていった。

辺りには沈黙が流れる。


「あの」

俺は声が聞こえたのでそちらを見る。

そこには、平均より少し身長が低い小柄な女性と今朝会った先輩がいた。


「もしかして、ラナとアイか?」

「やっぱりユウなの?ということはこの人がドラ」

俺が確認をすると、小柄な女性のラナが答えた。


アイの方は俺を見て固まっている。

多分、朝会った人がまさかのパーティーメンバーだからだろ。


「これから、どうしようか?」

ラナが俺達に問いかける。

俺は、その時先程見た自分のステータスを思い出した。


『俺がいると足手まといだ』

俺はそう確信した。

目の前では、ラナとドラが今後の事を話してる。

アイはまだ、固まっているの。


『俺は早くリアルに帰らないといけないけど、3人には迷惑をかけられない』

俺は考えると覚悟をきめた。


「どうした?ユウ?」

ドラがおれの様子に気付いたのか声を掛けてきた。

ラナと一応アイも見ているだろう。


「俺は皆と入れない」

「はぁ!なんで?」

俺が言うとドラが詰め寄ってきた。

皆、驚き顔だ


「なぜか分からないけど、俺の熟練度が何も表示されてないんだ。だからスキルも習得できない」

俺が言うと、ドラは言葉を失った。


この世界ではスキルが大事なのは皆知っている。だからこそ、それを得られない俺は足手まといなんだ。

俺は、下を向いた。


「そんなの関係ないよ。」

ラナが言った。

しかし、その声からは本心じゃないように聞こえる。

けどその気持ちも分かる。足手まといがいるだけでそれだけで生存率がへる。


俺はここにいるのが嫌になって走り出した。

後ろからはドラたちの声が聞こえが立ち止まらずに走り街を出た。

そこは遠くを見渡せるほどの草原。

普通なら、街の中なら安全なのだか俺はあえて外に出る。


「皆の足手まといにならないためには、クリアするためにはレベルを上げまくって強くならないと!」

俺は、レベルをあげるために、フリーダンジョンの森へと向かった。


この森は、初心者向けのレベルの低いモンスターしか出ず、ボスモンスターもいない安全なダンジョンだ。

パーティーを組めば初級者ダンジョンでも大丈夫だが、俺は一人なのでこの森に来た。


森に入ると、木が生い茂っているが意外に葉の隙間が多くの光が差し込んでいて明るかった。

「さてと、最初のモンスターは」

俺はレベル上げのために草木を掻き分けてモンスターを探した。


「おっいた!スライムか。」

しばらく進むと少し離れたところにスライムを見つけた。

体は青く透き通っていて大きさも俺の膝位までしかない。


しかも、弱点である核が透明なので体内のどこにあるか見えるので一撃で仕留めやすい。

俺は、一点を突きやすく貫通せいのある槍を装備する。

アイテムは全て無くなっていたが、各武器の初期装備だけはちゃんとあった。


俺は槍を握ると、構えて走り出した。

その際、草等て音が出てしまいスライムに気付かれたが槍の範囲は広くもう射程圏内だ。


「はぁ!」

俺は思いっきり槍を突いた。

槍の刃は見事にスライムの核を貫く。


すると、スライムは光のエフェクトになってそして効果音と共にエフェクトが散っていった

すると、頭の中で音が響く。

どうやら、レベルが上がったようだ。


「よっしゃ!」

俺はステータスを確認して、レベルが上がっているのを確認するとガッツポーズをした。


すると、後ろの草むらが揺れて音が聞こえてきた。

俺がなんだと思って振り向いた瞬間、ゴブリンが剣を構えて飛び出し襲ってきた。


「まずい!」

俺の装備は槍。ゴブリンはもう目の前まで来ていて槍だと間に合わない。

武器を交換する暇などもちろん無い。


「俺は死ぬのか?まだ、約束を果たしてないぞ」

今の、ステータスでは何発かは耐えるけど剣では連続に攻撃が出来るため確実にしぬ。

俺はあの日の事を思い出していた。 


「まだ、死ぬわけにはいかないんだ。せめて剣にさえ交換できれば!」

俺がそう言うと、手に握っていた武器の感触が変わった。

俺はそれを反射的に目の前のゴブリンに振り上げ。


するとゴブリンに赤い切った後が残り、それが弱点に当たったのか光となって消えた。

「なんだ?」

俺は振り上げた手を見てみるとそこには剣が握られていた。


「なんで、剣なんか握ってるんだ確か槍を装備していたはずだけど?」

俺は不思議に思いながら握っていた剣を見た。

それは全員が持っている、初期装備の剣だった。


「なんだ、交換されたんだろ?・・・まさか!」

俺は一つの閃き、ステータスの熟練度を開いてそこを見た。

すると、謎のクイックチェンジの熟練度が上がっていた。


「今のはこれだったのか、効果はなんだ?・・・うわ!」

俺は効果を確かめるためにクイックチェンジのスキル一覧を開いたら驚いた。


クイックチェンジ

装備を思うだけで瞬時に変更できる。ただし、持っている装備のみ。

熟練度が上がれば、スキル使用後の硬直をキャンセルし変更も出来る。

なお、熟練度は全ての武器と統一しており、熟練度に応じて取得可能な全てのスキルを習得できる。


俺は、言葉を失った。

最初は、意味わかんない物だと思っていたのに蓋を開けてみれば最強な物だ。

「というか、チートだろこれ!」


俺は叫んだ。

その声が森の木々で、反射して響いている。

俺は、慌てて口を押さえて気配を探る。


どうやら奇跡的に近くにモンスターはいないようだ。

俺はほっとすると、このスキルを考えてみた。

「確かに、チートぽいけど結局はしっかりと戦況に合わせて変えなきゃいけないんだよな。成功すれば有利になるが失敗すると不利になるな」

俺は、考えているとステータス画面の端に手紙のマークが現れた。


俺はそれをクリックするとドラ達からメッセージが届いて開く

「いきなり走り出してどうした?心配だから連絡くれ」とドラ


「さっきは、ごめんね。きっと声から私の思っていることを理解したから走り出したんでしょ?アヤマリタイカラ戻ってきてくれないかな?」ラナ


「さっきは黙ってしまってごめんなさい。お話したいことが、あるのですが戻ってきてくれませんか?」アイ


俺はメッセージを読むと3人に

「心配しないでくれ。いつか必ず戻るから3人も無理はしないでくれ」

と返信をした。


「さて、このスキルは人に見せない方が良いが育てないといけないな。

しばらくは、一人で育てよう」

俺はそう決めると、森の奥へと入っていった。

次回は少し時間がたった後です

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