第16話 砂漠の街 リヴァン
「・・見ない顔だな? ここに何用だ」
そこに立つのは見知らぬ女性
え・・っとどうしたらいいかな?
「俺達はそこの迷いの森で修行中にここに出た」
オリスってば冷静 うらやましい
「ふむ・・そこのお前」
短剣を顔の前に突き出された
「ハイィ?」
こ・・声がっ・・裏返って・・・・
「その格好・・勇者だろ?」
なんで知って・・
「後そこのローブ男」
今度はオリスに剣を向ける
「お前、シアンだろ?」
幻影を解いてた私と違い、オリスは解いてなかったはずだけど・・
でもオリスは平然としている それは当然だと言うように
「お前等は勇者一行か・・」
「ところで、君はなんて名前?」
シーが空気を読んでるのかわからないような質問をしている
「私はリオと言う お前等の名は知っている」
「そうでしたか・・リオさん、この先のリヴァンまで案内してくれます?」
アウロが口を開く
「ほう・・お前は知っているのか・・・いいだろう、着いて来い」
砂漠の山をひたすら歩く そうして1時間してやっと着いた
砂漠の街[リヴァン]に・・・
「まずは体を休ませろ 私の家へ来い」
そしてリオの家に招かれた
「・・ここはリヴァン 見ての通り砂漠の街だ」
そしてここの事を話してくれた
ここは迷いの森から南へ数キロ歩いたところにある街
別名[盗賊の街] その名が着いたのは盗賊がわんさかいるからだ・・という
そしてリオもまた、盗賊らしい
「だが私はお前・・・カエデに頼みを聞いて欲しくてな」
「・・頼みとは?」
「私を旅に連れて行ってくれ」
「いいよ☆」
シーは即答。
「仲間は多いほうが捗る」
オリスもどうやらYESらしい
「私もいいよ」
「どっちでもいいよ、カエデの言うとおりにね」
ヨヒリとアウロもいいようだ
うむむ・・ここで嫌なんていったら絶対怒られるし、断る理由もないよね・・
「いいよ!」
「よろしく頼む」
リオが仲間になった!!
リオは背が高く長い髪を一つに束ねた灰色の髪に黒い瞳 褐色の肌
冷たい目・・・
「カエデ、お前の武器は短剣か 短いな・・少し大きめの剣をやろう」
「そんな、悪いですよっ」
「いや、いらない物だからな、それにその精霊武器と剣をまた融合させればいいだろう」
そこまでバレてるの!?
「・・ここでは情報が一番だからな」
そういいながらとってきたのは、50cmぐらいの長い剣
これは使いやすそうだ
・・・・・・
「これでよし」
リオにもらった剣とアインゼとファイリアがいる精霊武器を融合させた
また力が強くなった気がする・・少し光ってるね
「こうして融合を繰り返し、強化することで光が強くなる」
「へぇ・・」
「・・・」
じーっとアウロの方を見てからリオはこう言った
「アウロ、何故リヴァンを知っていた?」
「・・私の故郷ですから」
・・えぇ!?
リヴァンが・・アウロの・・故郷!?
お久しぶりです。
展開が迷子。
そんな感じの17話をお楽しみにー(